15.《ネタバレ》 特にひねっているわけではないストレートな復讐譚を、ここまで安定した運びで一気に見せ切る脚本の腕はさすが。ただ、あれこれ引っ張った割に、最後の復讐はほとんど「ただ撃ってるだけ」に近く、えらくあっさり終わってしまいました(メインはその後なのかもしれませんが、そうだとするとそれまでの運びからは浮いている)。ヘイリー・スタインフェルドは長台詞の応酬もなかなかの技術で乗り切っていますが、全体にどのシーンでも演技が一本調子なのが気になりました。ラビーフはもうちょっと若くて向こう見ずな感じの人の方がよかったかなあ、マット・デイモンだと雰囲気が安定しすぎです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-10 01:26:07) (良:1票) |
14.疲れていて、凄くわかりやすい作品を見たかったのでよかった(笑) 西部劇は王道でわかりやすくていいなー、と。 子役の子も可愛かったし! |
13.《ネタバレ》 世の東西を問わず、父親の仇を討つのはもっぱら息子の役割りだった。その姉なり妹なりが、留守の間の家を守っていた。しかし娘が仇討ちに出たっていいだろう。男の時代だった西部劇の中に家長意識の強い少女を投げ込んでみた旧作(私は未見)のリメイク。少女の「けなげ」は、もっぱら家の中で描かれていたのが、ここではほとんど「したたか」と紙一重に社会の中で描かれる。縛り首の罪人が揺れる町で、大人と同等に権利を主張する。父のような大人を雇い、仇捜しの旅に出て行く。その一種のロードムービーで、旅の途上のあれこれに、西部劇時代末期の、無法者の時代が終わろうとし、同時に自由な時代の終わりでもある索漠とした空気がある。少女は父の仇を撃ち、その反動で穴に落ち込むという、初めて子どもらしいしくじりを経験する。それまで家長代理として気張ってきた彼女が、無力な子どもとなって穴ぼこの中で助けを求め、ジェフ・ブリッジスが父のように救出する。蛇に咬まれていた彼女を運ぶシーンが、本来あるべき西部劇の本当の父娘の幻想のように美しい。ずっと旅を共にしてきた馬は、西部劇の時代が終わったのを告げるかのように力尽きて倒れ、鉄道の走る味気ない近代に入る。そんな段取りの映画だからアクションの陶酔はあまりないが、女子どもをはなから脇役にイメージしがちな西部劇ってものに疑問を呈してみたみたい。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-13 10:09:55) (良:2票) |
12.《ネタバレ》 マットデイモン繋がりで比較的高評価だったのでDVD買いましたが、ずいぶん寝かしていました、こちらで知ったのですが、リメイクだったんですね、なんとなく観たことあるような無いような感じは、全く覚えていませんが大昔に観たことがあるのかもしれません。娘さんのしっかりしたキャラが良いですね、結末についてはすっきりしないので、あー面白かったとは言いにくい。つまらなくは無いけども良くわからん感じでした。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-12 13:10:04) |
【たこちゅう】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-11-28 19:23:35) |
10.《ネタバレ》 コーエン兄弟っぽくは全くないし、正統派西部劇でもない、コーエン兄弟による西部劇。 ■ストーリー自体は単純な復讐もので、気の強い女の子が頑張るというわりとあるタイプ。なので、見るべきはむしろ細かい画や描写の方。これは確かにきれいだし見てて飽きない。 ■ただし、逆に何か一歩足りないのも事実。いわゆる「正当な美しい映画」ではあった 【θ】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-10-01 00:13:56) |
9.オリジナル未見。ジェフ・ブリッジス目当てで鑑賞。マット・デイモンがめっちゃ脇役で逆に新鮮。西部劇がもともとそんなに好きでは無いからか期待より下でした。酔いどれ保安官が嫌よ嫌よと言いながらも少女を助ける様が良かったです。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 6点(2012-09-24 22:58:53) |
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【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-29 17:16:34) |
7.《ネタバレ》 やっぱり西部劇は復讐の物語が一番取り扱いやすいんだなぁ 【翼ネコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2011-12-17 10:48:51) |
6.《ネタバレ》 普通に面白かった。 「普通に」というのは、昔西部劇がたくさん作られていた頃に、TVの映画劇場などで放映されていても何ら違和感のない、という意味で、有りがちと言ったら語弊があるが、ちょっとだけ毛色の変わった西部劇だと言う事だ。私の世代で言うと、「セーラー服と機関銃」みたいな、子供の正義感に大人がまじめに付き合う、チョトおかしくて、やがて悲しき物語。 最後、負傷したマティを、人家まで急ぎ連れ帰るときの、空の星がたいそう美しい。ここで彼女は愛馬を失い、自身死の淵を彷徨うが、その成り行きを見下ろす星空の美しさは、何故か暖かさを感じさせる。そういえば、この物語の登場人物たちは、銃を向ける者も居なくは無いが、殆どが真っ直な彼女にやさしかった。あっさり撃ち殺してもいいところで、紳士然として彼女を生かしておいた。この星空は、そういう西部男たちを、象徴していたのかも知れない。 ところで、どうでもいいが、ドラグーンってあんなに非力なものなんだろうか?あの至近距離で命中したのに、アバラが折れただけって…。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-28 17:17:06) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 うーん、昔話を聞いているようでよかったんだけど。あざといというか、当時はさすがにここまで物知りな14歳は少なかったんじゃないですか、と冷めた目で見てしまいました。2回ほど、馬からしたいを振り向くところが印象に残りました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-22 16:37:28) |
4.《ネタバレ》 オリジナルは最近鑑賞したが、本作の方がやや好みだった。ストーリーは基本的にオリジナルと同じようなものとなっている。コグバーンとラビーフの対立がやや強めとなっており、少女のわがまま度がやや抑えられており、ラストの展開がやや異なる程度となっている。どちらもそれなりに面白いものの、どちらも感情に訴えてくるものが少ないような気がする。本作から“トゥルー・グリット”があまり感じられなかった。もちろん三者に気骨や勇気があることは疑いようがないが、特別な何かを感じさせるものが足りないのではないか。 オリジナルに忠実に描きたかったのかもしれないが、もうちょっと大胆に改良してもよかったのではないか。もっと壮絶な追跡劇にしてもよかっただろう。もっと悲惨なものにしてもよかっただろう。1969年に描けたものを今更40年経過した後に同じように描いても仕方がない。映画は止まっているのではなくて進歩しているのではないのか。 少女の成長ストーリーとしてもやや不満。自分一人の力があれば、大人も簡単に動かせることもでき、復讐も簡単にできるという傲慢でわがままで自分勝手な考えを持っていた少女が、この旅を通して協調性や自分が思うままに物事は進まない現実を学んで欲しいところだ。法律や経済や理想を振りかざす少女に対して、それらを超越した世界を体験させてもよかった。本当の勇気とは何なのか、何も考えずに進むことが勇気なのか、将来を考えて後退することが勇気なのか、ということを我々に問うてもよかっただろう。オリジナルとは異なる追加されたストーリーでは、彼女は片腕を失い、独身のままで生涯を過し、性格もあまり変わっていないようだった。コグバーンに対するリスペクトの感情を変わらずに抱いていたようだったが、果たしてそれだけで良かったのだろうか。彼女の人生は果たして幸せだったのか。 オリジナルとは異なり、『復讐には意味がない』ということを現代のテーマとして伝えても意味があるのではないかと思う。コーエン兄弟は、ラストにあえて付け足をすることで、復讐しても意味がないということを伝えたかったかもしれないが、やや分かりにくいだろう。もっと分かりやすい悲劇的なラストでもよかったかもしれないが、製作総指揮のスピルバーグが許さなかったか。普通の西部劇ならば、コーエン兄弟がわざわざ監督をする必要があったのかは疑問なところ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-04-12 23:28:17) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 正当派西部劇は大好きです。本作は期待に違わぬ出来映えも、オリジナルのスカッとした感じに欠けますね。字幕を極力読まずに見たのですが、英語を聞き取るのはとても難しかったです(ジェフ・ブリッジスが手強くて聞き取れないです)。追跡の旅に出るまでがちょっと退屈でした。そして蛇足のラストのエピソードは作品の質を高めたようには思えませんでした。ということで、ちょいと辛めの点数をつけますが、良質の西部劇であることに違いありません。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-04-03 01:01:23) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 思ってた以上に『勇気ある追跡』で、そして、だったら正直『勇気ある追跡』(声:小林昭二)の方が面白いよねぇ、って。コーエン兄弟の映画が苦手で、そんな中では今回は普通に見られる映画(普通にって言葉を使うのは嫌いなんですけど、この場合は本当に普通に、ってカンジで)でした。対話シーンや暴力シーンにイガイガしたモノを感じるのは確かだけれども、お話は判りやすいし、映像は1ショット1ショットがキマっていてイイし。だけど、ヘビ以降、『勇気ある追跡』とは違うヨ!って主張し始めて、それがまあ、なんて言うか、余計な事をして・・・みたいに感じられて。『勇気ある追跡』はヘビで実質的な終わりみたいなモノなワケですが(はい、キム・ダービーの面白キャラ状態はここで終了、って)、今作ではハッピーエンドでは終わらせないぞとばかりに夢の中へ消えた男と現実を生きる女、みたいなハナシになって。アレを描く事で、この映画は何かご立派なモノへと変化したんでしょうかねぇ? ジョン・ウェインとキム・ダービーのシンプルなアンバランスっぷりに比べると、今作はちょいと複雑化した感じもしますが、それが必ずしも魅力には繋がってない気がするんですよね。単純にジェフ・ブリッジスよりジョン・ウェインのルースター・コグバーンの方が魅力的だし。『ノーカントリー』を見た時と同様、自分にはコーエン兄弟って随分と遅れてやってきたヌーヴェルヴァーグって印象なんですよね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-29 23:55:34) |
1.《ネタバレ》 オリジナルに忠実で「オマージュ」という単語がいっぱい並びそう。「コーエン兄弟らしさ溢れる良質な作品」とか言えばその通りなのかもしれないが、映画にどんでん返しや予想外の展開を期待することが当たり前になっていた私にとって肩透かしな内容。オマージュだらけのリメイク映画は正直好きになれない。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-21 22:27:47) (良:1票) |