6.《ネタバレ》 対共産圏の戦いに突然放り込まれた高校生たち。ゲリラ戦描写からはミリタリーアクション映画にも思えるし、同時に青春劇でもあります。
でもどちらの観点から見てもちょっと物足りないかな。戦争ものとして見るなら戦いの全容が分かりづらい。アメリカ政府はどういう状況になっているの?いや、それはいいんだ これは高校生たちの極限の生き方がテーマなんだから、と思い直して観てもP・スウェイジ&チャーリー・シーン兄弟と女子二人以外は見分けもつかないくらいのキャラ弱だったりで、人間ドラマとしての掘りが今一つ浅い。
終盤に向けてどんどん状況がシビアになってゆき、予想を上回るハードな幕切れとなりました。彼らの人となりにもうちょっと時間を取って描写してくれれば、もっと突き刺さるお話になったのになあと惜しい印象です。