11.《ネタバレ》 マーク・ウォールバーグとベン・フォスター以外は誰が誰やら見わけがつきません。
戦争の怖さ、痛さ、緊迫感、絶望感というものがこれでもかっていうくらい伝わってくる本作。
本編の大部分がタリバンとの戦闘シーンで、他ではなかなか感じられないリアルを感じさせてくれます。(もちろん、戦争に行ったことがないので、これが本当にリアルかどうかは判断しかねますが)
私は、『戦闘シーンばかりだと緊張感が続かない』タイプの人間です。そんな私に、ダレさせることなく終始釘付けにさせた本作の戦闘シーンは、一見の価値ありかと。
この映画には、『1秒でも早く戦線を離脱したい。』という思いを、見ている側にも抱かせるほどの臨場感があります。
惜しむらくは、『人物の区別がつかない』『今、だれがどこにいんの?』この2点でしょうか。
実話ベースなので、リアルを優先してのことかもしれませんが、ちょっとわかりにくかったですね・・・。
軍人さんは装備が似ているというか、ほぼ同じなので、見わけがつきません。
一番ぐっときたのは、エンドロール。
なんかもう辛かったです。
こーゆー映画で怖いのは、米軍が他国で民間人を殺しても、『いや、生かしておいたらこんな悲惨なメに遭うから仕方ないよね』と思われかねないことです。軍が民間人を殺すことが正当化されないことを願います。