5.《ネタバレ》 もはやハンガー・ゲームではなくなりましたが、望んでいた革命の始まり。
まさに副題の『レジスタンス』に相応しい内容。
今作ではピーターに代わりゲイルがカットニスのそばに付き添います。
正直このシリーズがなぜ世界でヒットしているのかさっぱりわかりませんが、もしかすると両手に花状態のカットニスに自分を重ね合わせて、世界中の女子たちが悦に浸っているのかもしれませんね。
それにしてもカットニスはそばにいる男にすぐなびいちゃうんですね。これは付き合う相手は大変だ。
恋愛パートはともかく、ストーリーは今までの中では一番マシ。
ハンガー・ゲームという理不尽と独裁の象徴のようなゲームがきっかけでこの反乱が起きているのだとしたら、75年間全く何も反乱が起きなかったことには疑問符がつきます。
そして思っていた以上に狭い世界。
第12地区の人口が10,000人。他の地区も同じくらいの人数だと考えても全地区あわせて120000人しかいません。福岡の約50分の1の人口です。そんなに生産性が良さそうでもないのに、たったこれだけでの人口でキャピタルの人たちと自分たちの生活を支えられるほどの経済活動ができるのでしょうか。しかもただでさえ数少ない貴重な労働力ためらいもなく次々と殺してしまう。いやいや、何十億というなかの10,000人ならまだしも。なんとお粗末な世界設定なんでしょう。
まあそーいったファンタジーに目をつむれば、数少ないアクションを最大限に活かしたエンターテイメント作品として悪くない出来だと思います。
スター・ウォーズが好きな人とは相性が良さそうです。