スガラムルディの魔女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スガラムルディの魔女

[スガラムルディノマジョ]
Witching and Bitching
(Las brujas de Zugarramurdi)
2013年スペイン上映時間:114分
平均点:4.17 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-22)
アクションファンタジー犯罪もの
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タイトル情報更新(2021-07-14)【Yuki2Invy】さん
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監督アレックス・デ・ラ・イグレシア
キャストカルメン・マウラ(女優)グラシー
サンティアゴ・セグーラ(男優)ミレン
マカレナ・ゴメス(女優)シルビア
川島得愛(日本語吹き替え版)
伊藤健太郎【声優】(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
小宮和枝(日本語吹き替え版)
岡寛恵(日本語吹き替え版)
三石琴乃(日本語吹き替え版)
脚本アレックス・デ・ラ・イグレシア
配給松竹
あらすじ
失業中のホセ(ウーゴ・シルバ)とトニー(マリオ・カサス)は、ホセの息子セルジオ(ガブリエル・デルガド)を巻き込んでマドリードで宝石店を襲撃し、偶然通りがかったタクシーに乗り込んで警察から逃走する。彼らはタクシーの運転手マヌエル(ハイメ・オルドニェス)らと共に北に向かい、バスク地方の魔女伝説が残るスガラムルディという村に辿り付く。
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2.《ネタバレ》 まずはスガラムルディという地名にそそられるものがある。バスク語らしいが意味不明というのが謎めいて怪しい(「荒れたニレの木の多い場所」?)。ここは登場人物も言っていた通り本当に「魔女の村」として有名なようで、「魔女博物館」というものや、撮影に使われた「魔女の洞窟」というのもあって観光客も来るらしい。なお村からフランス国境までは直線で1.5km前後だが、国境の向こうも同じくフランス領バスクである。

映画としては、どうせ魔女屋敷のようなところでドタバタをやらかすだけの安いホラーだろうと思っていたら(そういう感じのところもあるが)、最終的にはエキストラを動員して巨大モンスターが暴れるファンタジー大作風になっていたのは意外だった。またコメディ映画としても笑わされるところがなくもなく、特に主人公がいつの間にか魔女の恋人にされたと思ったらいきなり痴話喧嘩に発展して惨事にまで至る急展開には笑った。子役も愛嬌があって可笑しい。
ストーリーの大枠としては、太古の昔からヨーロッパにいた女神(有名な「ヴィレンドルフのヴィーナス」風)を奉じる魔女集団が、外来のキリスト教がもたらした男優位の社会に宣戦する形になっている。今回は何とか収まったようだが完全に勝敗が決したわけでもなく、今後も男女の戦いは続いていくということらしい。
なおこの映画では人類を二分する戦いの中で性的少数者も男女どちらかに分属していたようだったが、将来的には既存の区別をこえた新勢力も参入して、さらに混戦状況になったりするのではないか、というのが公開10年後の時点で見た感想だった。

以下余談として、スガラムルディ周辺ではかつて本当に魔術信仰があったとのことだが、「魔女の村」とまで言われたのは1610年の魔女裁判で多くの村人が刑死した事件がきっかけのようで、劇中の魔女集団がキリスト教社会に強烈な恨みを持っていたのは自然な設定に思われる。現地の魔女博物館というのも魔女を面白おかしく見せるというよりは、事件の犠牲者を追悼する意図(及び観光資源としての意義)があるとのことだった。この博物館は古い病院の建物を使って2007年に開館した施設とのことで、魔女の洞窟へ向かう道の村はずれにある。2013年10月のストリートビューで見ると晴れた日の長閑な風景で(少し寂しい)、久しぶりに外国へ行ってみたいという気分にさせられた。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 6点(2023-04-01 08:49:34)
1.《ネタバレ》 スガラムルディとは、スペイン=バスク地方の土地の名前で、そこに伝わる「魔女伝説」が映画のベースになっている。

具体的なストーリーは、あえて書きませんが
似た映画を挙げるなら、タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
序盤~中盤にかけての展開はほぼ似たようなもの。
ただし、タランティーノはヴァンパイアにバイオレンスをmixしてますが
こちらは魔女伝説に (スペインらしく?) 恐妻家コメディという笑いをmixしていますね。

さらに、あの偉大なる変態監督アリ・アスター的(※1)カルト風味と
「ボヘ・ラプ」的(※2)フェス感を微妙にトッピングし《超B級的(珍)映画》に仕上げています。
ホラーコメディを許容できるかどうかで、この映画を楽しめるか冷めるかが別れそう。

私は正直、この映画大好きです。(ジョン・カーペンターの「ゴーストハンターズ」とか大好物)
ある意味「ミッド・サマー」より、こちらを評価しています。(炎上発言かな?)
スターは出ていない、話題の監督でもない・・・でも、ガキっぽい遊び心を忘れない大人の悪ふざけ
ハチャメチャ感のある低予算映画で、とても好感が持てました。

それと〝毒をもって毒を制す〟という意味で、倦怠期夫婦のデートムービーにも最適!
(かどうかは責任持ちません・・・) 焙茶!

**

[脚注※1]
アリ・アスターのカルトは不快感を「美(bi)」で緩和しますが
アレックス・デ・ラ・イグレシアのカルトは「汚(o)」で笑いをコーティングしています。(←ナニ言ってんだか稚内)
[脚注※2]
「ボヘ・ラプ」= ボヘミアン・ラプソディの略
 
[補足]
YouTubeにも「予告編」動画がアップされていますが、見ると展開がほぼ読めてしまうので
映画をこれから観るつもりなら、予告編は「見ない」ことをオススメします。
墨石亜乱さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-07 00:01:44)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 4.17点
000.00%
100.00%
2116.67%
3116.67%
4233.33%
500.00%
6233.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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