1.《ネタバレ》 スガラムルディとは、スペイン=バスク地方の土地の名前で、そこに伝わる「魔女伝説」が映画のベースになっている。
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具体的なストーリーは、あえて書きませんが
似た映画を挙げるなら、タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
序盤~中盤にかけての展開はほぼ似たようなもの。
ただし、タランティーノはヴァンパイアにバイオレンスをmixしてますが
こちらは魔女伝説に (スペインらしく?) 恐妻家コメディという笑いをmixしていますね。
さらに、あの偉大なる変態監督アリ・アスター的(※1)カルト風味と
「ボヘ・ラプ」的(※2)フェス感を微妙にトッピングし《超B級的(珍)映画》に仕上げています。
ホラーコメディを許容できるかどうかで、この映画を楽しめるか冷めるかが別れそう。
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私は正直、この映画大好きです。(ジョン・カーペンターの「ゴーストハンターズ」とか大好物)
ある意味「ミッド・サマー」より、こちらを評価しています。(炎上発言かな?)
スターは出ていない、話題の監督でもない・・・でも、ガキっぽい遊び心を忘れない大人の悪ふざけ
ハチャメチャ感のある低予算映画で、とても好感が持てました。
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それと〝毒をもって毒を制す〟という意味で、倦怠期夫婦のデートムービーにも最適!
(かどうかは責任持ちません・・・) 焙茶!
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[脚注※1]
アリ・アスターのカルトは不快感を「美(bi)」で緩和しますが
アレックス・デ・ラ・イグレシアのカルトは「汚(o)」で笑いをコーティングしています。(←ナニ言ってんだか稚内)
[脚注※2]
「ボヘ・ラプ」= ボヘミアン・ラプソディの略
[補足]
YouTubeにも「予告編」動画がアップされていますが、見ると展開がほぼ読めてしまうので
映画をこれから観るつもりなら、予告編は「見ない」ことをオススメします。