13.《ネタバレ》 宇宙系の映画はゼログラビティもアポロ13も楽しめましたし、この作品も面白いですね。
ただ、序盤は良かったのだが、中盤で中国を出して来たところは興醒め。
他の方のレビューを拝見させて頂くと原作で中国の酷い話があったのかもしれないし
なぜあのシーンになったのか、原作もしらない当方には事情もよく理解できないが
明らかに中国が出て来た意味が無く無理矢理ねじ込まれたような印象を受けざるをえない。
これは、助けを申し出た国が日本ではなく、中国だから嫌だと言いたいのではない。
シナリオとして今の中国を出すのであれば、もう少し中国が出て来た事に意味とリアリティを持たせなければ、
中国資本の介入や中国の巨大マーケットの売り上げを目論んで入れたと思われても仕方が無い。
なんせ中国が出てくる部分を丸々カットしても成立する内容だから。
シナリオ的に不要な異物を商業的な意味で入れたとなると、見せられた方としては
良い気分がしなくて当然話だ。もちろん映画として実際の火星はこんな感じなのだろうかとか
宇宙に取り残される恐怖など見所は大きいだけに残念である。
あとは、終盤の展開が少し都合良すぎる気もしましたね。
ドキドキハラハラが続いたのはせっかく育てたイモが失われた直後がピークで
その後の展開は少し緊迫感を失い失速した感はありましたが、それでも見応え十分でした。