3.《ネタバレ》 オリジナルのほう結構好きでした。
オレンジ色の捕獲レーザー、緑の食いしん坊ゴースト。これをオリジナルのほうで最初見たときは、そりゃあわくわくしたもんです。
こちらではどうでしょう。
おそらく映像技術はオリジナルのときより大きく進歩しているのではないでしょうか。色鮮やかで躍動感のあるゴーストたちがたくさん出てきて、それを見られるだけでも間違いなく楽しい。
でも1作目を見たときの、子供心をくすぐるわくわく感が何となく足りない気がするのです。
それは見ているこちら側の問題なのか、それとも演出やストーリー構成の問題なのか。
とはいえ、ストーリーがあってないようなもんなのは、今作もオリジナルもいっしょ。
『はみだし者が集まって何か大きなことを成し遂げる。』『世間から認められる』といったノリが守られていることが大事。こーゆーノリ好きなんです。
ラストはニューヨークの人々がゴーストバスターズに感謝の念を表してハッピーエンド。
みんなで屋上からその夜景を眺める画は悪くないんですけど、やっぱりなんかカタルシスが弱い・・・。
おそらくオーディエンスがゴーストバスターズの最後の活躍を見ているシーンがないせいだと思います。ヒーローものにオーディエンスはつきもの。観客って大事です。
4人のユーモアに富んだ会話やユニークなアイテムの数々など、エンターテイメントとしての工夫はなされているんですが、もう少し上手に盛り上げてほしかったものです。