1.《ネタバレ》 クロースアップが主体だが、各々の俳優の表情が皆良くてショットに品がある。
その背景をソフトに暈したショットの中から、次第にフォーカスされる形で愛と時間と死を担う3人はウィル・スミスの前に幻想的に立ち現れる。
イルミネーションが輝き、小雪の舞う街のロケーションもいい。空撮による夜景ショットの美しさ。
ブリッジを自転車で渡るウィル・スミスやラストの洒落た跨線橋を始め、印象的な橋のショットが随所に選ばれているのは、
人々の繋がりあいのドラマゆえだろう。
繊細で慎ましいスコアも静かに美しくドラマを彩っている。