2.《ネタバレ》 あぁなるほど「ギフト」って授かりものの事だったのね、とラストで納得する映画。
とにかく終始なんか気分の悪い映画です。
序盤の登場の時点から旦那がどうも好きになれないというかとにかく好感度が低いと思ってたら案の定ですよ。
奥さんが可哀そう…とも思えるところですが、しかし結婚って「自分でその相手を選らんでする」わけですからね。
そういう相手を選んだ自分の責任もありますし、精神的に少し弱いこの奥さん、依存のけがあるからこの旦那を選んだってところもあるんでしょう。
一応犯人枠のゴードンですが、何しろ「旦那の側が明らかに悪い」だけにその行為に対して何も思わない…というか「もっとひどい事してもいいんじゃね?」と思える始末。
そうなるとこの映画、観客としては誰に感情移入して誰を応援すればいいのか非常に困るまま最後までたどり着いてしまうという、とにかく終始ただなんか気分が悪いだけの映画になってます。
てかもちろん意識してそう作られてるわけなんですが。
普通に面白いとは思いますが、もうちょっとカタルシスあってもよかったかな、とそういう思いが残ります。
この消化不良の気持ちをどうしてくれるのよ?と。