今夜、ロマンス劇場でのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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今夜、ロマンス劇場で

[コンヤロマンスゲキジョウデ]
2018年上映時間:109分
平均点:6.17 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-02-10)
ドラマラブストーリーファンタジー
新規登録(2017-12-05)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-09-21)【イニシャルK】さん
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監督武内英樹
キャスト綾瀬はるか(女優)美雪
坂口健太郎(男優)健司
本田翼(女優)成瀬塔子
北村一輝(男優)俊藤龍之介
中尾明慶(男優)山中伸太郎
石橋杏奈(女優)吉川天音
柄本明(男優)本多正
西岡徳馬(男優)成瀬撮影所所長
加藤剛(男優)病室の老人
山本浩司(俳優)(男優)
今野浩喜(男優)
山下容莉枝(女優)
鶴田忍(男優)
竹中直人(男優)
池田鉄洋(男優)
酒井敏也(男優)
出演ハンフリー・ボガートリック(劇中使用映画「カサブランカ」)(ノンクレジット)
イングリッド・バーグマンイルザ(劇中使用映画「カサブランカ」)(ノンクレジット)
音楽住友紀人
撮影山本英夫〔撮影〕
製作石原隆〔製作〕
フジテレビ
ホリプロ
電通
配給ワーナー・ブラザース
美術原田満生
赤松陽構造(タイトルデザイン)
藤原カクセイ(三獣士デザイン/特殊造形)
衣装宮本まさ江(衣裳)
伊藤佐智子(衣装デザイン(綾瀬はるか))
ヘアメイク豊川京子
編集松尾浩
録音加藤大和
照明小野晃
その他住友紀人(piano&sax)
NHK(音源協力)
石井輝男(劇中使用映画 新東宝映画「女王蜂の怒り」監督)
あらすじ
時は昭和30年代、日本。娯楽産業として隆盛期にあった映画会社で、牧野健司(坂口健太郎)は下っ端の助監督を務めていた。彼の密かな楽しみは、営業終了後のロマンス劇場で廃棄予定の古い映画を見せてもらうこと。ある映画に出てくるお転婆な姫(綾瀬はるか)に彼は恋していたのだ。件の映画フィルムが収集家に売却されるとの悲報を聞いた夜のこと、奇跡は起きた。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1
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8.《ネタバレ》 導入部からラストシーンまで、いくつもの先例有名作を分かりやすく下敷にしているのは、まあ意図的でしょうね。それだけだったらただの自己満足なのですが、この作品が途中から突き抜けて優れているのは、ヒロインはどこかで元の世界に帰るぞ帰るぞと見せかけておいて、クライマックスでここぞというミスリードまで用意していながら、その先の数十年間を用意していることです。それも具体的な描写はそれほどないのに、十分に主人公の決断と苦難(そしてそれを超えるほどの意味合い)を物語らせています。この一点において、強度な筋と芯が確保されています。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-15 00:08:29)(良:1票)
7.《ネタバレ》 素材は日本版・逆カラー・オブ・ハート。ローマの休日とニュー・シネマ・パラダイス&キネマの天地&蒲田行進曲で味付けして、最後はタイタニックも加えてと、なんだかいろんな映画が混ざった不思議な映画に感じました。
それでいてこの映画自体の味(素材の味みたいな)があまり感じられず、モト映画が感じられた途端に、この映画が薄っぺらい作品に思えて、拒絶感が出てくる。というのも解る気がします。

カラー・オブ・ハートを持ってくるなら、モノクロとカラーの違い、美雪の中の苦悩や不便さをもっと丁寧に書くとか出来たろうに、古い映画の登場人物って記号に使われるだけ。劇中雨を降らせてるから、私なんかは化粧が落ちるんじゃないか?と展開先読みしたけど、単に虹を出したかっただけだったり。化粧が落ちない説明も特にないくせに、ラムネこぼした時にアッサリ化粧が落ちたりとか、処理の甘さが目について、消化不良に感じてしまった。
他にも、美雪を演じた現実の女優さんは?とか、女優さんのことは健司気にならないの?とか、美雪が消えたあとの『お転婆姫と三獣士』の中身は?とか、フィルムを売るって話は?とかそういう素朴な疑問点を丁寧に書くのも、映画を面白くする要素に思えたんだけど、バッサリ割愛するんだもんなぁ…
北村一輝のキャラ(俊藤龍之介)はとっても面白くて、大物感やセリフの説得力、当時の映画業界の勢いと役者のスター性を感じられてとても良かった。もっとストーリーに絡んでほしかったし、何なら彼も“あっちの世界の人”にしてくれても良かったかも?

エンディングについて、健司と生涯を伴にしたって物語は、一般的なロマンス映画では選ばない選択だと思うのでとても良かったと思う。周りに『介助もしない遺産目当ての孫娘』と思わせるなんて。でも当然これってハッピーエンディングとは言えない、現実的に辛い道を選んだわけで、あの最後のシーンまでに、二人の間に気の遠くなる時間と、もどかしさがあったんだろうと想像されるのも、意外性があって良かった。
二人きりの病室で、美雪が消えて、健司が天寿を全うし、現実世界の二人の物語は終わります。ここで終わりなんです。

ここから先、みんな勢ぞろいの舞踏会は、アレあくまで健司が仕上げた“今夜、ロマンス劇場で”の脚本、創作なんですね。でもなんか『健司が死後に映画の世界に行って美雪と触れ合えた。』みたいに観えてしまいます。たしかに蛇足だ。
モトの結末(たぶん健司が劇場で美雪に触れて消える)から、社長の注文で『結末だけはハッピーエンドにしてくれ』と。
病床の健司が看護婦に話すお話も映画の脚本の話であり、本当の二人の物語は誰にも語ってません。ロマンス劇場の支配人もそうしたように。
あと私としては、舞踏会の劇場支配人は高峰節子(支配人が愛した女優)と手を繋いでいてほしかったな。
現実世界で生涯触れることの出来ない辛い道を選んだ健司にとって、脚本を完成させて、美雪との物語を人に観せるということは、二人の秘密を他人と共有することであり、二人だけの物語の終わりを意味しているから、いくらハッピーエンドに書き換えてるとは言え、ホンネはどう思っていたんだろ?
この映画、素材自体がいい味出してると思います。もう少し丁寧に創っていれば、2010年代を代表する邦画の名作にもなったと思う。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-08-21 14:42:13)
6.《ネタバレ》 私の妻は映画から出てきた人ではありませんが、触らせてくれません。
この映画はファンタジーということになっていますが、現実を描いているようにみえて泣けてきました。特に、健司が死の床にあるとき美雪に手を握ってもらえるシーンは感涙ものでした。
駆けてゆく雲さん [地上波(邦画)] 6点(2020-08-01 22:53:22)(良:1票)
5.《ネタバレ》 下を向くな、青年。下ばかり向いてたら、今しか見えないぞ。
なるほど。勉強になります、北村さん。
人は人生にロマンスを求めている。
うん。至言。
主人公の青年と同じくロマンスを求めた映画館のおっちゃん。
脇を固める役者がいいよなあ。
自分にとって何が一番大切かを考えさせてくれる映画、かな。
しかし、触れられないのもつらいが、自分一人だけ年老いていくのはもっとつらいんじゃないかな。
roadster316さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-29 01:25:24)
4.《ネタバレ》 まぁ、そもそもファンタジー全開な設定の映画ですからねぇ。。。ツッコミどころは満載だけど昭和のノスタルジ―感は心地いいですね。綾瀬さんの雰囲気も良かった(なぜか超命令口調wファッションショーばりのお着替えwwでもそういう服が似合うね~) 出演の皆様に違和感を感じないとっても適した配役が〇、そのなかでも個人的に感心したのは本田翼ちゃん、超~可愛い彼女だけどもなかなかな演技で くせものの綾瀬さんwに負けてなかったと思いますよ。切ない終わり方(加藤剛さん遺作でした、ご冥福をお祈りします)でしたがロマンチックでございましたハイ
Kanameさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-26 13:00:46)
3.《ネタバレ》 まさしく純愛というやつなんでしょうか。
愛する人にさわれないというのは辛いなぁ。紐を互いに持ってそれを手繋ぎみたいにするシーン、
それがおじいちゃんになるまで続いてるという一連のシーンにグッときました。
私は綾瀬はるかより本田翼ちゃんの方が好きなので、触れない綾瀬はるかより
触れる翼ちゃん(それも向こうから告白)を選びます(笑)。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 6点(2020-05-17 17:13:22)
2.《ネタバレ》 死ぬまで二次元の女性しか愛せなかった映画オタクの男と、リアルの世界に憧れ続けたスクリーンの妖精との切ない恋物語。さしずめ「鶴女房」と「人魚姫」と「さびしんぼう」と「ニューシネマパラダイス」をぜんぶ足してから4か5で割ったぐらいの感じです。マキノ省三が、久我美子とガラス越しにキスしたり、オードリー・ヘプバーンとローマの休日したりしてるっぽい小ネタも散りばめられています。
なかなかコンセプトとしては面白いし、キャスティングも悪くないと思うけど、いかんせん脚本が不器用すぎるのでは?ディテールの積み重ね方が下手くそだから、感情の流れがぎこちないし、ファンタジーの設定も理解しにくいので、なかなか話に入り込めない。結果として、コンセプト止まりの映画になってしまっている。もうちょっとシナリオを作り直せば、そこそこの佳作にはなると思います。
まいかさん [地上波(邦画)] 6点(2020-05-17 08:44:37)(良:1票)
1.《ネタバレ》 加藤さんが年を取られた… 役とはいえあの弱々しい歩き方を見ると悲しくなる。でも日本映画黄金期を(ちょっとだけでも)生きた役者さんだから妙な説得力があって、配役としては良かったと思う。物語は「映画の世界から飛び出してきたお姫様との恋」いうもので、このトンデモ設定にグイグイ引っ張られる形で中盤まではそれなりに面白い。あとはオチ、一体どういう結末を用意してくれるのか?という一点にかかってくるが、残念ながらあまり好みではなかった。他の似たような映画(違うか)のレビューでも書いたと思うけど、こういうのは実際には起こりえないことだから万々歳なハッピーエンドを求めたい。もやもやを残してほしくない。繰り返すけど、このあたりは好みの問題だろう。やっぱり作り手としては最後に泣いてほしかったんだろうな~。でも、そう易々とは…。
リーム555さん [映画館(邦画)] 6点(2018-02-28 00:32:40)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.17点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4312.50%
5520.83%
6833.33%
7312.50%
8312.50%
928.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review2人
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