12.《ネタバレ》 主演のGACKTと二階堂ふみちゃんの徹底ぶりのおかげで魔夜峰央先生の世界観が保たれ、最後まで楽しめました。 こういう実写化ってひとつ間違うととんでもない地獄を見せられるんだけど、絶妙なバランスで面白かった。 地元の人も笑えるネタが万歳だったんだろうな。最後には埼玉県を応援する私がいましたよ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-09-22 16:30:37) |
11.なんとなく予感のようなものがあったので鑑賞後に調べてみたのですが、 主要キャストに埼玉出身の役者がいませんでした。成田凌と島崎遥香くらい。 うまく説明できませんが、そのへんがとても「らしい」と感じました。 【池田屋DIY】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-07 21:04:38) |
10.原作は未読だが「パタリロ」の漫画家さんの別作品ということで実写化のハードルは高そうに見えた。しかしそれを可能にしたGACKTという稀有な存在、この映画はキャスティングの勝利だなー。二階堂ふみしかり、京本政樹しかり。そして埼玉をいじりながらも根底には埼玉愛があり(言い過ぎか?)嫌な感じはせず最後まで観ることができた。ま、小ネタはわからないところもあるにはあったが。関東民ならさらに楽しめ、埼玉県民ならさらにさらに楽しめる映画ということだろう。続編決定おめでとうございます。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-11-21 22:23:20) |
9.ギャグ漫画のようだと思ったら魔夜峰央作品の映画化だそうで。馬鹿馬鹿しさを体現した美術・衣装・他スタッフの気合いの入った仕事ぶりに拍手。東京テイスティングシーンで初めて気がついたGacktは観るに耐えるお芝居でちょっと意外。大阪府民として爆笑とまではいかなかったものの楽しく観ることが出来ました。「草でも食わせとけ」に子供時分に擦り剥いて泣いてたら父親に「そんなもん、唾でもつけといたら治るワイ」と言われたのを思い出しました。 |
8.ちょうど朝ドラ「エール」がやってる時期に観た。 二階堂ふみ、何やってんの!?って面食らった。 それ以外の役者も揃いも揃って何やってんの(笑) みんな大真面目に大フザケしててこれは笑う。 設定こそぶっ飛んだ架空の日本ではあるけれど、 話の大筋じたいはきちんマジメに作られてて面白い。 表向きは「ダサイタマ」など自虐的に表現しつつも、 その実は地元愛・郷土愛に溢れてて良いなって思った。 良い感じのパロディの娯楽作。 麻生久美子のべらんめぇ口調が印象的でした。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-08-05 17:04:38) |
7.《ネタバレ》 約3年半ぶり2度目観賞。続編公開に向けての復習。海も空港も無え、ダン・ダン・ダさいたま。お笑い満載で埼玉人をディスる。一方で地方創生・地域振興、さらには東京一極是正を婉曲的に訴える。馬鹿馬鹿しい自虐的映画だけど、実は郷土愛に溢れる。男役だった二階堂ふみ、ボーイズラブだけど現実は女性だからええねんな。だけどガクトと伊勢谷のラブはあかんぞ。 【獅子-平常心】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-23 03:23:41) |
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6.《ネタバレ》 日本に唯一残された秘境、埼玉を巡る壮大な魂と誇りの物語。前評判通り、あまりにも荒唐無稽な内容でしたが完全にイキ切っていたのでけっこう面白かったです。同じ作者のギャグ少女漫画の名作『パタリロ』の初期のころの大ファンである自分としては、この毒のあるネタの数々はなかなか楽しめました。ただ、自分が関西在住で関東のこの地理的な関係性がいまいち呑み込めない部分もあったので、そこまで嵌まれなかったところも。でも、群馬県の扱いは酷すぎてさすがに笑っちゃいました。と、全体としてはまあまあって感じかな。もしこれを関西バージョンで撮るとすれば、やはり舞台は滋賀県になるんですかね?(笑)。決まり文句はもちろん、「滋賀県民には、琵琶湖の水でも……(以下自主規制)」 【かたゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2020-02-24 02:04:06) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 ギャグ漫画家として知られている魔夜峰央は、じつはビアズリーなどの西洋絵画や、萩尾望都・美内すずえなど少女漫画の系譜を引いています。二階堂ふみが演じるお耽美キャラとBL(やおい)のエピソードは、その傾向をよく体現しています。 この映画は地域格差をテーマにしています。「地域」の格差が「貴賤」の格差を生むという差別的な構造です。平安時代の日本には、京都を中心とする貴賤格差があり、卑しい者たちがやんごとなき人々に跪くという光景が日常的に見られたはずです。武家社会になっても、日本人どうしが国ごとに分かれて戦ったり、隠れキリシタンに踏み絵を強要するなどの差別がありました。それを現代の日本人はもはやギャグとして笑っているのですが、じつは近現代の日本にさえ「地域格差」や「経済格差」にもとづく優劣の意識は残存しており、そこには少なからぬ差別もあるという笑えない状況があります。数百年後の人類ならば、これをギャグとして笑うのでしょうか? じつは少女漫画も、かなり古典的な貴種願望を描いている場合が多い。いわゆる王子さま願望やシンデレラストーリーは、貴賤にもとづく差別構造を前提に作られており、見方によってはかなりギャグ的な世界です。魔夜峰央は、少女漫画に内在するそのような差別構造をギャグに仕立てて暴露したといえます。 二階堂ふみが体現する「ハイカラ=モダン」な世界に対して、Gackt・伊勢谷友介・京本政樹が体現するのは土着的な「歌舞伎者=ヤンキー」の世界です。この映画は、最終的に後者が席巻して泥臭い世界が覆い尽くす結末になっています。世界を「モダン化」して引き上げるのではなく、世界を「土着化」して引き下げるというイメージです。そのことが、この映画の価値観を、西洋的なものではなく、アジア的なものにしています。そこが東映らしいのかもしれません。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 6点(2020-02-11 00:17:33) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 あまり邦画は好きじゃないのです。なぜかというと不自然な演技が多いから。でもこの映画に関しては、それが良い方向に行っているので、楽しめました。ちょっとエンディング後の埼玉アゲは蛇足かな。実は一番ディスられているのは、こういう映画ですらほとんど取り上げてもらえない、栃木なのではないかと思いました、はい。 【EOS】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-11-17 01:25:06) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 今、鼻で笑われ貶され己が地元をシャレの如く使われる埼玉県民の怒りが牙を剥く。 まぁ本作は大層なもんではないし、社会派なわけでもない。ただ飲みの席での野次のようなもんだが積もり積もればなんとやら、こんな映画も出来てしまう。 お高く止まった都民の醜さ、それに立ち向かう埼玉県民GACKTのなんて気高く荘厳なことか。策士千葉県民の伊勢谷もなかなかの迫力だ。 ちなみに僕はその二人のキスシーンを見たいがために映画館で見ました。まさかグリーンブックよりデカいスクリーンでやっているなんて腰が抜けましたよ。遠い異国の彼方の問題より地元の問題の方がやっぱり大事ですよね。志はうんと低いけど。 序盤は極端すぎるほどの地元カーストに草加煎餅の踏み絵、秘境群馬などアホな絵が次々と出てきて面白かったですがだんだん話のテンポとギャグのキレは落ちていくのがちょっと残念。締め方も日本埼玉計画以降は完全に蛇足ではなわの歌も上滑りしており残念でした。でも崎陽軒のひょうちゃんにはまんまとやられました。コレクションいいなぁ…。 でもこんな下らない内容の映画をGACKTという超異物は上手に牽引してましたね。やっぱりGACKTは凄い。あんな服が似合う奴は日本にGACKTしかいない。本作はそんなGACKTがより一層好きになる映画だ…と、遠き北方の異国北海道の民は思うのでした。 【えすえふ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-04-11 21:16:56) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 九十九里で強制労働させてるとか、吹いた。最後の東京との戦いのところが、いまいちだったな。東京の武器をみたかった。東京バナナとか真の東京の空港「羽田」とか「うど」とかで戦ってほしかった。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-03-16 01:31:25) (笑:1票) |
1.正直言ってこのテの作品は、観たいけどわざわざ映画館じゃなくてもいいかな、DVDで。と、なるのですが、たまたま西武線沿いに住んでいて、西武鉄道がこの映画と連動した「うどんラリー」なるものを開催しており、そのラリーに面白半分で参加しているうちに、無性に観たくなってしまいました。それにここでの評価も高く、また、今この時期、この公開している鮮度の高いうちに観ないと意味がない気もしました。 で、結果から言いますと、映画館で観て良かったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!でした。私としては珍しく、終演後に拍手までしちゃいましたから。 内容は無いよ!じゃなく、内容よりもとにかく、埼玉県民である自分が、埼玉の映画館で、他の埼玉県民の人たち(たぶん)と一緒に笑い、笑い、笑い、とことん笑い、そして共感しあうことに意義があったように感じました。私も若い頃は東京に憧れ、その次に横浜、次に千葉に憧れました。でも今では誇りを持って埼玉に住んでます。なにもない!? いやいや、探せばありますよ、埼玉にだって。 県外でどこから?て訊かれて、東京って答えたこと、実は何度かありました。ごめんなさい。 あれ?映画のレビューか、これ? |