6.《ネタバレ》 ここの評価が低いのですが、なかなか見ごた
えがありました。
確かに痛快バイオレンスアクションを期待して観ると何とも重った
るい感じではありますが、ドンパチ映画の中では秀作の部類に入る
のではないでしょうか。
時間が行きつ戻りつしてなかなか凝った構成になっていますし、最後
までハラハラドキドキして飽きることなく一気にラストまで引き込ま
れました。
ステイサムの無双(&不死身)は相変わらずですが、彼に対抗する為
の仇役もそれなりの強力布陣を用意してくれていて対決が盛り上がり
ました。
最後はリーダーの軍曹との対峙があるのかと思ったら、こちらはあっさ
りと仲間にやられてしまってちょっと意外ではありました。まあ最後に
見せ場とばかりにステイサムが皆殺しにするよりもリアル感があった
のではと思います。
女性陣に見どころがなかったのですが、不自然に男女の絡みを挿入する
よりは良かったかもです。
Hとは一体どういう人物だったのか、なぜFBIのボスから擁護されるのか、
手下たちはどういうグループなのか結局はっきりとは分からずに終わっ
てしまいました。ステイサムの一味も結局同業者ということなのでしょ
うね。
襲った輸送車から自分たちのボスが現れて、ビビッて退散するシーンは
面白かったのですが、子分たちが勝手に輸送車を襲ったりしたらボスの
統制が取れていないことになってしまいます。