1.まずは岸田森の鬼気迫るドラキュラ役に圧倒です。ドラキュラと言っても一般的に知られているそれとは少し違い数百年の間人から人へ乗り移るという斬新さ。恐怖映画でありながら何となくのん気な感じや、軽~いおばけ屋敷的なノリには?ですが、見るものを驚かせようとするカメラワークはいい意味で期待通りビックリさせてくれます。登場人物が少ないながら個性的な人たち。物語を導くのは黒澤年男。あっけなく死んじゃう同僚役の田中邦衛、ヒロインには美声がかなり魅力的な望月真理子。犠牲になるのが女子大生とあってチチぽろ等のサービスショットもあり。とにかく全編醸し出されるこの作品独特の雰囲気を楽しんで欲しいですね。