6.丁寧に描かれていて後味も悪くない映画です。とくに前半の主人公が障害者となってやりきれない思いをかかえこんで堕落するところから、再生していく様がしっかりと描かれていて好感を持てました。ラストで本当の師匠やこの映画の主人公のモデルの方が登場したのもよかったです。ただ、【sayzin】さんが言われるように、サマ子の扱い方が特別すぎた感が否めません。もっと普通の存在で良かったんじゃないですかね。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-27 19:12:06) |
5. 多くの要素を盛り込もうとしすぎたのか、やや一貫性のない作品になっているように思えます。加藤晴彦もともさかりえも良かっただけにちょっと惜しいですね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-12-08 15:43:23) |
4.話はなかなか面白かったです。でも最後の変な集団との闘いってもう少し真面目に描いて欲しかったですね。それと、「ともさか」もがんばっていい演技してると思いますが最後どうしてああいう去り方なんでしょう?加藤晴彦ならずとも納得がいきませんね。それでも一度は見て欲しい爽やかな作品でした。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-05-06 12:53:55) |
3.邦画特有の変にお涙頂戴的な展開もなく、爽やかな青春映画として良作だと思います。私には丁寧に描かれた前半が却って良かった。しかし後半の展開は余りにもファンタジックで、折角のテーマが弱くなってしまった様に感じました。判り易過ぎる悪役の空手家はまだいい。でも、サマ子って一体何者? 例え相手が二枚目の健常者でも、こんな都合の良い天使がホイホイ現れるほど現実は甘くない。それに青春映画の定番とは言え、ラストの主人公の旅立ちも、この映画では違う様な気がした。むしろ社会に根付くことを選択し、そしてそれがコミュニティに受け入れられる(ように努力する)状況を描くことこそ、本作の主人公にとってより希望溢れるラストだったと思います。そういうことで、無敵の大東流合気柔術に、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-10-17 20:36:58) (良:1票) |
2.当たり前なんですが,邦画だな~って雰囲気が漂ってます.でも結構観れますよ.清々しさと暖かさがあります.あと,今更ですが石橋さんは良い役者だなと思いますね. 【マー君】さん 6点(2004-06-29 19:42:16) |
1.「世の中、平らな道なんて無いんだぜ」「ただ生きてるだけじゃダメなんだ」というポスターのコピーに惹かれたことは事実です。書店に陳列されていた原作を手にした記憶もあり、また加藤晴彦をスクリーンで観てみたいという気持ちからもフラリと映画館に入りました。場内は車椅子の方も多く、また合気道(術)家らしき方々も見かけました。事故で下肢に障害を持ち、なげやりな悲観的な気持ちでいた車椅子の青年がAIKIに出会いそれを通して現実を受け止め、前向きになることを学んでいく実話をもとにしたストーリーです。加藤晴彦は自分のキャラクターを主人公に重ねて演じています。負けん気の強い表面と反対に、思うようにならない苛立ちと絶望感の後にふと見せる虚無の表情など繊細で傷つきやすい裏面を熱演しています。「障害は個性」なのは当然ですが、現実問題として障害を持つ方が生活していくための環境課題は多いと実感しました。火野正平演ずる達観(?)した患者は妙に現実的?。相手を受け止めないと何も始まらないのは誰でも同じですね。逃げずに、あるがまま、周りのすべてを受け止めることが自分の存在なんでしょうね。ともさかりえのラブシーンはちょっとびっくりでした。 【天地 司】さん 6点(2003-05-03 16:43:41) (良:1票) |