地球防衛軍のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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地球防衛軍

[チキュウボウエイグン]
The Mysterians
1957年上映時間:88分
平均点:6.35 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-12-28)
SF特撮もの小説の映画化モンスター映画
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タイトル情報更新(2024-04-16)【イニシャルK】さん
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監督本多猪四郎
助監督梶田興治
キャスト佐原健二(男優)渥美譲治
白川由美(女優)白石江津子
河内桃子(女優)岩本広子
平田昭彦(男優)白石亮一
志村喬(男優)安達博士
村上冬樹(男優)川波博士
藤田進(男優)森田司令
緒方燐作(男優)緒方巡査
山田巳之助(男優)浜本国防庁長官
佐田豊(男優)宮本警部
中丸忠雄(男優)山本二尉
小杉義男(男優)杉本司令
土屋嘉男(男優)ミステリアン統領
大川平八郎(男優)防衛司令部渉外局長
大友伸(男優)川田巡査
加藤春哉(男優)仙造
伊藤久哉(男優)関隊長
中村哲(男優)幸田博士
今泉廉(男優)早見技師
ハロルド・S・コンウェイ(男優)インメルマン博士
榊田敬二(男優)防衛軍幹部
佐伯秀男(男優)江本司令
勝本圭一郎(男優)
中島春雄(男優)
手塚勝巳(男優)
橘正晃(男優)
津田光男(男優)
岡豊(男優)
向井淳一郎(男優)
大村千吉(男優)
広瀬正一(男優)
千葉一郎(男優)
吉頂寺晃(男優)
原作丘美丈二郎
脚本木村武
香山滋(潤色)
音楽伊福部昭
撮影小泉一
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
高野宏一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
美術安部輝明
編集岩下広一
録音宮崎正信
照明岸田九一郎
スーツアクター中島春雄モゲラ
その他IMAGICA(現像)
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9.東宝特撮映画が大好きで、その第一人者である本多猪四郎監督の作品はほぼ観てきた。
特技監督の円谷英二と組んだ数々の特撮映画作品は、時代を超えてクリエイティブの真髄を僕たちに見せてくれ、世界中のクリエイターたちに今なお影響を与えて続けている。
本多猪四郎の最後の特撮映画作品は、1975年の「メカゴジラの逆襲」なので、1981年生まれの僕には劇場のスクリーンで観る機会は無かった。

そんな折、古今東西の名画を映画館でリバイバル上映する企画「午前十時の映画祭」で、「地球防衛軍」が上映されるという情報を得て、これは観に行かなければと数ヶ月前から心に決めていた。
「地球防衛軍」は、本多猪四郎監督作の中で数少ない未鑑賞作品だったので、これを逃す手は無かった。

普段は選択しないが、シアター内の前方席を予約し、やや見上げ気味の体勢で東宝特撮を堪能することにした。角度的にやや見辛かったことは否めないが、稀代の特撮映画を見上げながら味わうことも、この機会ならではだと思えたし、多少の観心地の悪さは、本作が公開された当時の映画館の環境を擬似的に味わえているようにも感じた。(途中聞こえてきた男性の寝息に対する不快感もまた一興)
冒頭、幾度も見てきた「東宝」のオープニングロゴに続き、「本多猪四郎」、「円谷英二」とクレジットが大写しになった時点で、感慨深さを覚えた。
モゲラによって倒壊する山村、伊福部昭の劇伴にと共に出動する自衛隊の兵機、それらの描写は、これまでも東宝特撮映画をつぶさに観てきた者にとって決して目新しいものではなく、幾度も鑑賞してきた光景ではあったけれど、劇場のスクリーンに映し出されているということが、やはり感動的だった。

映画のストーリーテリング自体は、極めてチープで大雑把なものだが、この味わいこそが特撮映画の妙味でもあるので、終始微笑ましく鑑賞することができた。
本作は、自分が想定したよりも東宝特撮映画としても、本多猪四郎監督作としても初期の作品だったようで、平田昭彦、佐原健二、志村喬ら、常連俳優たちの若々しい姿も新鮮だった。

東宝特撮映画に限らず、往年の名作、大作を、今の時代に改めて劇場鑑賞できる機会は、極めて重要に思える。地方でもこういう機会が増えることを望む。

翌日、起床した途端に首から背中がやたら痛く身動きが不自由になっていた。寝違えたのかと思ったが、このレビューを書きながら、「ああ、前方席で無理な角度で映画を観たからだ」と気づいて、激しく後悔した。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 6点(2023-08-19 14:25:20)
8.《ネタバレ》 結局、ミステリアンが地球侵攻失敗した理由って
日本をターゲットにしたからなのではないか。
土地だってもっと広い場所もあるだろうに。
白川由美さんの入浴シーンでドキドキしちゃったのかな。
日本の盆踊りに惹かれちゃったのかな。
この頃から日本、インパウンド的に魅力あったんだろな。

それはともかく...地球滅亡の危機たるもの、
H・G・ウェルズ「宇宙戦争」なり、「インディペンデンス・デイ」
的な侵略側の絶対的力を誇示する等の大緊張が
あってしかるべきなのだけど、モゲラの鉄橋橋踏み外し・
マーカライトファープ光線への頭ぶつけ、では幻想譚としても
なんか膝カックンな展開が繰り広げられる点が、歯がゆい。
その反面地球移住への条件として「種の保存」を要求し
地球人女性を捕えて基地に連れてゆくってのは妙に
生々しさを感じて、気恥ずかしい。

ただ今回スクリーンで鑑賞して良かったのは、
「現実に有り得るのではないか」と感じさせる
小松崎茂デザインの各種兵器。そして
私が「東宝・伊福部昭3大マーチ」と勝手に名付けてる
(あとはゴジラのテーマ/怪獣大戦争マーチ)
地球防衛軍のテーマを大音量で聴けた事。
得した気分に、なりました。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 6点(2023-08-04 20:03:37)
7.《ネタバレ》 古い映画でややゆっくりした展開ながら楽しめた。光学合成は流石に発展途上な雰囲気があるがミニチュアワークは十分素晴らしい。電子砲などが突然開発される他は防衛隊(自衛隊)の装備等は1950年代当時のものを反映している。モゲラはいまいち消化不良で、最初の個体は防衛隊による橋梁爆破であえなく谷に落ち込みお陀仏。
「戦争したがるのはそちらの政府や軍隊で、我々は平和主義。少しの土地をくれればいい」という侵略者の言い草はいつの時代も同じである。
クリプトポネさん [DVD(邦画)] 6点(2020-05-20 21:28:04)
6.《ネタバレ》 今から50年以上も前の作品なので今の視点でどうこう言うのは結構酷な話です。
それを承知であえて言えば、ミステリアンの占拠範囲が実に小ぢんまりしていたり、造詣が出来損ないの何とかレンジャーみたいだったり、秘密兵器の数々が結構腰砕けな形だったり、実際にはあんまり役に立っていないジャン、と、どんどん出てきてしまいます。
しかし、そうした点はあるにしろ、結構作り手は真面目に作っており、見所は結構多い作品でした。
ミニチュアセットによる村の崩落や大洪水シーンなどは、確かに作りもの感はありますがなかなかの臨場感がありますし、自衛隊の砲撃シーンや敵円盤兵器と戦闘機との闘いも結構迫力あります。
また、ミステリアンがしゃべる際、日本語と同時に意味不明な低音を被せて翻訳しているように演出しているのも結構芸が細かい。
そして、他の方も仰っていますが、敵要塞内のセットは確かに、禁断の惑星に迫る造形美を誇っているのではないかと思います。
時代が進んでしまったためにバカ映画のような体裁に思えてしまいますが、結構気合入れて作ってある、見所の多い作品だと思います。
クリムゾン・キングさん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-11 04:20:19)(良:1票)
5.《ネタバレ》  ゴジラの3年後、TOHOSCOPEのカラーシネスコで、光学合成もふんだんに使用、志村喬も出演し、実写の兵器映像も交え、気合の入った特撮大作、、のつもりだったのだろうが、相当笑える出来栄えになっております。

 制作陣が真面目にお金をかけて娯楽大作を作ろうとした努力は伝わってくるし、当時としては出来は良かったのかもしれないけど、今となっては、トホホ満載のB級娯楽作品。でも、この超B級感が大好き。

 異星人とのファーストコンタクトも、「未知との遭遇」を知っているだけに、その幼稚さが際立ってます。意味不明な異星人のヘルメットや、意味不明なデコレーションだらけのアイテムで未来技術を表すところがあまりにも古典的で漫画的で泣けてきます。

 後にモゲラと名付けられた怪獣形ロボットも、哀愁をそそります。1匹目はそこそこ破壊活動をしますが、橋から落ちて敢え無く憤死。2匹目はさらに悲惨で、地上に出てきた瞬間に頭の上にアンテナが倒れてきて瞬殺されてしまいます。存在意味がよくわかりません。

 つかまった女性達を助けに行く若い学者が地下の洞窟から難なく侵入できるし、そこから、全員しっかりと逃げ帰ってくるし、異星人の危機管理能力の無さには脱力してしまいます。

 夜のシーンだろうと思われる場面も、昼に撮影してトーンを落としたのがバレバレで、さらに、それもいい加減で昼か夜か解らなくなってしまってます。

 でも、うるさい子供が出てこないし、変に説教っぽいところもないし、突っ込みどころ満載のB級映画の楽しさを堪能できました。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-21 01:13:08)
4.《ネタバレ》 おそらく本作は日本初の本格的なエイリアン侵略ものSF映画です。東宝特撮映画は前作『ラドン』からカラー制作されており、個人的には本作あたりがもっとも色鮮やかな東宝特撮映画ではないかと思っています。ミステリアンのコスチュームやマーカライト・ファーブの塗装など、鮮やかな色使いですよね。ちなみにミステリアンの首領(赤のコスチューム)は土屋嘉男が演じていて、本人いわく「日本映画史上、初の宇宙人役者」なのだそうです。突っ込みどころはけっこう豊富ですが、そもそもこのミステリアンの地球(日本?)侵略はシリアスに考えるとほとんど『プラン9・フロム・アウター・スペース』と一緒みたいなもんで、そこをここまで大真面目な活劇にまとめ上げた本田猪四郎の力量は大したものです。余談ですが、あの入浴シーンで有名な白川由美は、なんと二谷友里恵のお母さんなんですね。 当時出回りだした画期的な新素材(プラスチック!)を多用して製作されたミステリアン要塞のセットは同時期の『禁断の惑星』と比べても決して引けを取らない出来で、東宝特撮のレベルの高さがわかります。伏線もなくいきなり登場するα号β号もミサイルの様なスタイルが垢ぬけていて、けっこう好きです。 若い人たちが観れば「なんじゃこりゃ」と感じる部分が多いでしょうが、私たちの世代は伊福部昭のメインテーマを聞くと思わずアドレナリンが噴出しちゃんですよね。
S&Sさん [地上波(邦画)] 6点(2010-09-29 20:56:36)(良:2票)
3.《ネタバレ》 見どころが多い映画でした。本多猪四郎監督と円谷英二氏は「ゴジラ」に始まりこの種の映画はまだ数作目。文法が定まっていない分野で色々なことを試しているような描写が面白い。例えば鉄塔を倒すモゲラの前景に家屋を入れ、電線が切断されるタイミングで家屋内の照明を点滅させてから消すような芸の細かさ。鉄塔が倒されるシーンは怪獣映画の常套だけど、この演出は観た記憶が無い。ミステリアンの日本語に被せて聞き取れない声を入れ、自動翻訳も表現していました。これらは手間と効果の関係でその後は省かれた手法なのだろう。こんな試行錯誤が、東宝怪獣映画の王道を築いて行ったのだと思いました。現代との比較で面白かったのはテレビ。防衛軍の幹部たちが取り囲んで戦況を見つめるのは14型の脚付ブラウン管。対するミステリアンは42型の液晶かプラズマ。現代の産業技術は映像ディスプレイに関してはミステリアンに追いついたようだ。領土交渉に際してミステリアンたちがもっともらしい嘘をヌケヌケとつくあたりは、北○鮮の外交みたいだけど、そのミステリアンに問答無用で攻撃を仕掛ける防衛軍はそれで良いのかとも思う。終戦から十余年ということを考えると、たぶんあれが戦争外交の常識なのでしょう。最後にモゲラ。1体目のモゲラのやられ方もどうかと思ったが、2体目は凄まじいですな。あれだけでも一見の価値あります(笑)。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-26 02:09:21)(良:1票)
2.《ネタバレ》 二足歩行の鳥型ロボ(モゲラ?)や宇宙人の服装がダサすぎるとか、戦闘シーンがダラダラしすぎだとか突っ込みたい部分も多いけど、模型の町が崩壊したり、戦闘機が爆発したりするのはやっぱ熱い。特撮はやっぱいいなー。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-25 23:05:40)
1.延々と流れる伊福部昭のマーチやモゲラ対自衛隊の描写は、特撮映画ファンとしては高揚感たっぷりで楽しめたが、幼い頃から植えつけられていた本作の高評価神話に期待しすぎたのか、それ以上のものは感じられなかった。何より「ゴジラ」に比べて光学合成の処理に詰めの甘さを感じてしまったのが一番の原因だと思う。だが、地球防衛軍の主要兵器「マーカライト・ファープ」は最高にカッコイイ。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-13 14:58:19)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
200.00%
314.35%
428.70%
514.35%
6939.13%
7626.09%
8313.04%
900.00%
1014.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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