12.いや、単純に面白かったな。深いとこあんまり考えずに、結構映画の中の出来事に共感を覚えながら見ることができた。見終わった後も、しみじみと映画の雰囲気に浸た。 【SAKURA】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-04-30 23:24:03) |
《改行表示》11.なよなよの戦争映画ですね。登場人物の感性や価値観は概ね現代のものであって、まさに極限状態だった戦争末期の潜水艦乗りらしい硬派なところが感じられませんし、ローレライシステムがまんま綾並レイだってってのも脱力。人命が奪われると少女がショックを受けるというきれいごとのために、敵を撃破するというアクション本来の醍醐味が大きく奪われているのが痛い限りです。クライマックスの海戦では、敵を殺さないようにわざわざ信管を抜いて魚雷を発射するというあんまりなことまで。あそこは大艦隊と生きるか死ぬかの大戦争をやって、敵艦をボンボン沈めて盛り上がるところでしょうに。より幅広い客層に訴えるため、恐らく意識的に男臭さを排除したのでしょうが、その結果、真剣に映画を見ている層を納得させる出来は放棄しているかのようです。 以上のようにダメなとこいっぱいで普段の私なら絶対認めたくないタイプの映画なんですけど、しかししかし、なぜかすんなり楽しめたので不思議でした。映画ってのは理屈ではなく個人的な感性を刺激するものなんだなぁとあらためて思いましたね。こんなことがあるから映画は自分の目で見続けなきゃいけないんだなと。アラは山ほどあるものの、確かに演出には一本筋の通ったものを感じました。さすがは腐ってもオタクというか、戦闘シーンでの視点やカット割は実に的を射ていて燃えましたとも。絵にしか見えないVFXはさて置いても、何を映すかという根本的なビジュアルセンスには良いものを感じました。ドラマパートに入ると話のテンポが突然落ちてつまらなくなるものの、その退屈さを切り裂くように突如メインテーマが高鳴って怒涛のアクションに突入するという話の切り替え方も良かったです。静と動のうまい組み合わせですね。このカタルシスのためにあえてつまらないドラマを間に挿入したのかと思えたほどでした。そんなわけで、樋口監督に只ならぬ可能性を感じた映画でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-25 15:23:41) |
10.まぁ、無粋で悪趣味になってしましそうな設定や、重く胡散臭いモノになってしまいそうなテーマ性(完全に娯楽映画なんですが)だとか、を、ギリギリ鑑賞に耐えうるレベルに引き上げられていると、感じた。まぁ、ローレライという素人にはわかりにくいシステムには説明不足な感じ?彼女の経緯なんかも、結構割愛されてたりで勿体無い。この二点は致命的に勿体無い。しかし、主役(?)の妻夫木をはじめとするキャスティングの格好良さ・見事さも、嫌味なく楽しめましたよ。CGのチープさ?ん~…邦画にしちゃ及第点とは、言えなくないかい? 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-04 09:20:44) |
《改行表示》9.ふむ、おもしろかったぁ。なんか、ここの評価も低いねぇ。。辛口の評価するのがステータスなんですかぁ^^;( -.-)。。見る前は美少女兵器映画っておもってなめてたけど、、おもろかったぁw。CGはPS2並だけど^^;役所広司氏はやっぱり演技がうまいなぁw。静かに話す演技でもぶち切れる演技でも安心して見ることができます。。TVの三匹の侍で千石をやってたときのことを思い出すされます。今は千石取りどころか万石クラスの俳優になっていますねぇ。妻夫木君もがんばっているように見えました。。いつものなよなよ演技がみられなくて、なかなかいい男してましたね。。でもいつもの「ハァ?」はやめたほうがいいね。。摩邪かぁってつっこみいれてしもうたよwあと、「原子爆弾」はなしでしょうねぇ、「新型爆弾」が正しいです。当時には原爆を理解してる人は仁科博士ぐらいしかいなかったはず。。でも、楽しめたから7点あげちゃいますw 【ぐっきい】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 23:27:16) |
8.悪くは無いんじゃないかな。好きな娘が見たいと言うから連れて行った。実はもう既に一度観ていたんだが。。。 女の娘の映画だよね。パウラが一番偉いじゃん。廻りの男達はパウラに比べたらなんと情けないのやら。それでも尚、男は女を守るべきだと思っている俺って。。。頑張らなくっちゃ!! 【Pizz】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-21 02:40:09) |
7.映画館で観たかったんやけど、観にいけず、しょーがなくDVD買おかな~って迷ってましたが、その前にレンタルしました。買わなくてよかったっす。レンタルで十分でした。いや、邦画としてはよくできてると思う。CGのおかげで、こーゆう映像が撮れるよーになったんだって思えたし、設定もSFだけどえーんちゃうのって感じで。ただ何度も鑑賞したくなるほどの、カタルシスや緊迫感はなかったです。ちょっと泣きそうにはなりましたが、自分には、一回観れば十分なそこそこ満足な映画でした。くさい台詞とかがうまく演出されてないから?それとも妙に感動シーン挟み込みたいが為の間延びしたテンポ?わかんないけど、ちょっとアニメっぽい雰囲気も悪くないけど、最近少しアニメ離れしてるせいか、そこそこで落ち着いてしまった原因かな。もっとかっちょよく、もっとシビレルよーな感じに出来たはずって思うと、期待しすぎたんかも。映画館で観るとまた迫力も違ってたんかな~。映画館いきゃーよかったな~ 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-06 11:06:50) |
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6.魚雷、投下爆弾発射、隊列が乱れるシーンは、この映画の最大の見せ場であったことに違いない。このシーンのために映画館に行くのは無駄じゃなかった。「動く絵画」って感じです。あとは、全体的にフジテレビがつくった映画だな、みたいな(笑)。とにかく、樋口監督にはもっとたくさんの映画をつくって欲しいと思います 【ようすけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-30 03:17:17) |
5.役所の存在感に頼り過ぎてないかな。原作を読んでないと分からないところが多いのが難。秘密兵器が使用方法も含め何なのかサッパリ分からないから、そこにスリルはない。(自分だけかも・・・でも不親切は確か)日本映画に必要な意気込みを感じさせるところは好感。 |
4.確かにTVなどの予告編を見る限りはこの映画、「太平洋戦争の映画」でストーリーを少し創ったものと思っていました。「紺碧の艦隊」のように。でも、予備知識を得て、これはいわゆる「戦争映画」ではないなとなって、それでは何だろうということで映画館まで行って観ました。そしてとても久しぶりに、とても懐かしい感覚で、この「映画」は私を楽しませてくれました。この映画はですね、なんと、昔なつかしい「東宝エンターテイメント」だったのです。子供のときよく行った「東宝チャンピオン祭り」だったのです。だからこの「ローレライ」って題名は「海底軍艦2005」と言い換えてもいいなって思いました。特撮が円谷英二から現在の日本を代表する劇画作家達に変わっているだけ。だから、よくわからん外人さん達が(失礼)セリフ付で出まくるし、SF的秘密兵器も当然出てくる。でも、それだったら「伊-507」はドイツ製じゃなくて日本製にしとけばよかったのにね。それにしても「東宝エンターテイメント」って伝統は、しっかり受け継がれているんですね。 【メロメロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-03 16:21:39) |
3.原作は未読なのでストーリーについては、あえて触れずにおきます。監督があえてそういう演出をしたのなら的外れな批評になるけれど、潜水艦内という閉塞感や深海に対する恐怖感が感じられなかったのが残念。技術的なことはわからないが、日本でもコンピューターの技術はあると思うんだけどCGがしょぼいのは予算の関係?浮上している潜水艦が潜航する際の映像が海の上を特急列車が走っているようにしか見えなかった。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-03-10 22:35:18) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 初めての監督作品で、これだけのキャストと予算に臆することもなく、堂々としたエンターテイメント大作を作ってくれた樋口真嗣監督にはとりあえず拍手です。私にとっては、まだ「ガメラの樋口」ですが、以外にバランスのいい映画を作るんだなと感心してしまいました。 ただ、「東京への原爆投下を阻止する」という物語の肝の部分に向かう流れに、イマイチ説得力がないのがちょっと難ありでしょうか。特に堤真一演じる朝倉大佐の行動原理は、観ている最中も、見終わった後も頭の中で反芻し続けていましたが、私にとってはちょっと理解し難いものがありました。そこで上手く映画の中にのめり込めなかったもんだから、軍事的・戦史的にちょっとなあ、というところも余計に気になってしまいましたね。 でもまあ、観ているときに退屈な思いもしなかったし、こういう役をやらせたら日本ではこの人の右に出るものは居ない!的な役所広司の艦長ぶりも格好よかったし(でも髪の毛は切って欲しかったすね)、日本映画もここまでできるようになったんだあ、と思える作品ではありました。 あ、それと、潜水艦にいたパウラという少女。監督が監督なだけに、つい彼女に平成ゴジラの三枝美希とか平成ガメラの草薙浅黄の姿を見てしまう。これってやっぱり怪獣映画好きの哀しき性(さが)なのでしょうか?。 【東京サンダ】さん 7点(2005-03-08 00:06:35) |
1.《ネタバレ》 なんかアニメ映画を見ているような錯覚に陥った。よく考えてみると、滅亡しつつある祖国と若き主人公と厳しいが理解ある艦長と可憐な少女(紅一点)といい奴だけどそれぞれなんか背負ったその他乗組員(特に酔いどれ機関長と人の良さそうな軍医はキャラクター入れ替えてるだけ)不可能と思われるが滅亡から祖国を救うための決死の任務とそれに向かってカウントダウン。そう宇宙戦艦ヤマトのフォーマットだった。まあ、黒澤のフォーマットもいろんなところでパクられているから良いとしても、全体としては潜水艦内部の描写は良かっただけに、CGはもう少し少なめにして、質を上げても良かったのでは?特に浮上のシーンはイマイチ。ストーリーは、秘密兵器が神通力かいやーーって感じでがっくりしたが、エンターテイメントとしては中の上だと思った。でも、あらたな日本のエンターテインメント戦争映画としては素直に評価したいのと、あの少女は良かった。もうすこし、乗組員とのふれあいがあっても良かった。演技はなんかみんな上滑りしている感じ、妻夫木は頑張っていたとは思うが現代っ子の面構えで、おまえそれで、自分も死んで、人殺せるか?って顔で役に入りきれてなかったと思う。 【きつま】さん 7点(2005-03-07 00:43:22) (良:1票) |