38.《ネタバレ》 小さい頃何度も見た作品。世の中にこんな面白い映画があるのかと思っていましたね。
今見ると、『思い出補正』をプラスしても7点くらいでしょーか。
もっとゴーストがわんさか出てきたイメージがあったのですが、それほどでもありませんね。
それにしても、まだCGが無かった時代に、ゴーストや捕獲レーザーの映像は驚きです。鮮やかなカラーリング。今見てもエキサイティングでビューティフル。
ストーリーはあってないようなものです。
いつの間にか会社ができてるし、いつの間にか捕獲レーザーができてるし、いつの間にかCMができて雑誌にのって何の前触れもなくゴーストがいっぱい出てきて大忙し。
その一方で、図書館のゴーストや終盤で街にちらばったゴーストなんかは放置。
ラスボス『ズール』だの『ゴーザ』だのとのバトルも、門に向けてレーザーを交差させて、何か凄いことが起きて、終わり。
この絶妙ないい加減さが嫌いではないなー。
とにかく細かいことは気にしていないようです。
ノリと勢い。そして映像。これだけで突っ走る。気持ちが良いくらいに潔い作品であります。
ですが、子供のときは映像だけで楽しめたのですが、大人になるとそれだけでは物足りない自分がいるのも、また事実。
つまりは、この作品は『子供向けアニメ』と同ジャンルなのかもしれませんね。
子供はまず第一に『映像』。ですが大人になると、『ストーリー』、『人』、その次くらいに『映像』が大切なのかもしれません。
少なくとも自分はそうだと再認識できた作品です。
それにしても、4人がコスチュームを着て立ち並ぶ姿は、コメディを通り越してもはやカッコ良いですねー。
その気持ちだけは大人になっても変わらなかったのが嬉しい。