《改行表示》32.これは優れたサスペンス映画。 農薬散布飛行機から攻撃されるシーンや、ラシュモア山での逃走劇などアクションシーンも見応えがあるが、主人公とヒロインの駆け引きが面白く、とくに前半の列車でのやりとりには時間を忘れて魅了された。 途中から登場人物も増えてストーリーがちょっとややこしくはなるが、さすがにヒッチコックの名作だけあってハラハラ何が起こるのか分からない展開なのは素晴らしい。6点に近い7点献上。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-11-10 17:58:29) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 ヒッチコック作品のなかでは一番好きかもしれない。ダイヤルⅯも良かったですが、好みで言えばこちらが上。当時の都会の様子なんかがわかるのも楽しい。なんだかんだ言って、やはり潤沢な予算で撮られた映画ってスケールが大きくて良いもんです。これぞ映画って感じです。 オープニングの拉致シーンはあまりに強引でしたが、『ああ、これはコメディなんだ』とわりきって見る良いきっかけになりました。 ロジャー・ソーンヒルが、最初のほうこそオバカさんでしたが、途中からかっこよく見えだして良いキャラでした。 そしてヒロインのイヴ・ケンドール。この人がとっても素敵。『あ、やっぱりバンダムの愛人だったんかい』っていうのは残念ポイントではありますが。それ以外はパーフェクト。人生最大のピンチで味方が誰もいないときに、あんな美女が助けてくれるなんて夢のようです。 一般人だったイヴを都合が良いからとスパイにしたてあげてたわけですが、素人があんなに上手く立ち回れるなんてご都合と言えなくもない。ロジャーも途中からスーパーマン化して、ロッククライミングみたいなことまでやりだしたときにゃあ笑っちゃいました。 本物のタウンゼントはなぜ殺されたのかなど、不明瞭な点が放置されたまま。最近の映画に見慣れていると、決して完成度が高いとは言えないかもしれません。 ただ、ラストに崖のシーンから列車のなかへジャンプするシーンなど、もしかすると今、映画やテレビ業界で当たり前のように使われている手法の先駆者はヒッチコックだったのかも。そー考えると、やっぱ偉大な監督さんですよねー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-08-18 02:43:34) (良:1票) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 ~North by Northwest~…北北西じゃないんだよ。北の大都市ニューヨークからイリノイ州、サウスダコタ州と、どんどん北西へ移動しているので、『北部から北西部に向かって移動しますよ。』的な?ノースウエスト航空がスポンサーだから説は面白い。 オープニングの緑バックと白線がビルに変わる画。国連ビルから逃げるロジャーをビルの上から撮る画。だだっ広い農道で帽子の男と向かい合うロジャー。印象的なカットが結構ある。 ちょっとしか出てこないロジャーのお母さん。50ドルのお小遣いでホテルの鍵を取りに行くとことか、殺し屋相手にエレベーター中を笑いに包むなんて素敵だ。再び殺し屋が来た時、お母さんが使った“笑いを起こして目立てば逃げられる”を、オークション会場で実践するのも親子らしくて良い。このお母さんの活躍をもっと見たかった。 旅のさなかに出会う美女ケンドールの大人の落ち着き。特にマッチの火に手を添えるところがセクシー。 最後の舞台がラシュモア山、観光地ものの2時間サスペンスっぽい。今回久しぶりに見て、こんなにラシュモア山のシーン長かったっけ?って思った。 この映画で観光地としての魅力は出し切った感があるせいか、ラシュモア山が舞台の映画はしばらく無かったと思う。 落ちそうなケンドールの手を掴むロジャーの唸り声が、急に優しい声と笑顔に変わるエンディングが印象深くて好き。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-06-24 23:13:20) (良:1票) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 ストーリーテリングにご都合主義もあるが、見せ場を随所に用意して手に汗握るスリルの連続が良い。ハラハラドキドキながらラブストーリーに重きを置いた、監督お得意の巻き込まれ型サスペンス。ラブシーンは相変わらずうまい。 列車、飛行機、オークション会場等、舞台を転々として展開する中、広大な平原のバス停で一人ポツンと待つ主人公が印象深い。 ランドマーク(ホワイトハウス、国連ビル、ラシュモア山)を巧みに採り入れサービス精神満点。ラストのラシュモア山から列車シーンへの画面転換がお見事。 ジョージ・カプランの謎やスパイ団の緩慢さ等、演出の不満をヒッチ先生に言っても「たかがマクガフィンじゃないか」とケムに巻かれそう。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-13 20:24:58) |
28.平穏な生活から突如、信じられない目に遭う非日常的さが面白い。アルコールで記憶をなくさせられる。360度何もないところに放って置かれる等はいつまでも記憶に残っているので、やはり上手い演出でドキドキさせられたのだろう。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-07-16 13:16:10) |
27.《ネタバレ》 サスペンス職人ヒッチコックの脂ののりきった題材。「三十九夜」からヒッチコックが繰り返し創ってきた巻き込まれ型の観光サスペンスである。この時代から流行り出した007などのスパイ物と見比べても、こっちの方がユーモアも演出もまだまだ分がある。また列車の中のキスシーンは、上品でかつ目が釘付けである。「汚名」における映画史上もっとも長いキスシーンなど場数をこなしてきたヒッチコックならではの一流のラブシーンだ。この映画の演出で、宮崎駿の「カリオストロの城」を思い起こさせる場面がいくつかある。女性が油断ならぬ存在と思った時のケーリーグラントの抱きしめるのをためらうシーンは、クラリスを抱けないルパンのラストシーンだし、別荘をよじのぼったり、ラッシュモアでの崖同然のよじ登りシーンも宮崎ルパンの目玉シーンだ。きっと宮崎監督も影響受けてたに違いない。それにしてもこの頃のヒッチコックの名作連発ぶりはスゴイ。「めまい」「サイコ」「鳥」とあらゆるサスペンスの古典を一気に創り出してる。新しいメディアは生まれると、すぐ可能性をあらゆる角度や方向でためされて、完成されてしまう。ラッシュモアなど他の映画で使われてもいい名所だが、もうヒッチコックは使ってる。もっともここはアメリカ民主主義の象徴みたいなところなので、こんな暴力シーンに使われることにかなり色々言われたらしいけど・・。何でもヒッチコックはあの大統領の顔の鼻の部分でケーリグラントにくしゃみさせたかったらしい。いたずらっ子らしいヒッチならではの着想だ。実現しなかったけど(笑) 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-06-24 21:26:21) |
26.ヒッチコック作品の中では結構面白い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-23 17:08:15) |
25.《ネタバレ》 約6年ぶり2度目観賞。アルフレッド・ヒッチコック監督代表作の一つ。人違いの誘拐から思わぬ騒動に巻き込まれるミステリー・ツアー。ダマし合いの応酬、ひねりと仕掛け満載。平原ではセスナに追っかけ回されちまう。終盤は緊迫の顔岩下り。滑り落ちそうなヒロインを片腕一本でつなぎとめるケイリー・グラント、映画史に残る名シーンです。落ちる、落ちる…。バスに乗り遅れる男として監督本人も冒頭に登場。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-03 02:12:51) |
《改行表示》24.ヒッチコックの真髄はスリラー要素にあるが、この作品はアクションに振れすぎかなあ。当時の水準では他に類を見ないどうやって撮ったのかもわからないアクションシークエンスは意欲満点さすが大物監督という感じで楽しめるが いかんせんストーリーの散漫さと冗長さ、そしてスリルの欠如が作品の完成度を落としている。 まあ先駆者の難しさかね。 【Arufu】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-18 08:09:54) |
23.次から次へと、飽きさせない場面転換がいいですね。一気に最後まで観た、という感じになれます。子供の頃からもう何度も観ていますが、何度観ても楽しめます。 【ramo】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-07-11 01:33:19) |
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【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-27 23:42:37) |
《改行表示》21.素直におもしろかった。 ヒッチコックの作品の中でもわかりやすく、 初心者は本作から見る事を薦める。 サスペンスの巨匠たる所以がわかる1作。 【ナラタージュ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-10-11 23:38:36) |
20.ケイリー・グラントは「毒薬と老婆」や「シャレード」ほどは持ち味を発揮できていないと思うが、ストーリーの展開は面白くて引きこまれていく。エヴァ・マリー・セイントはボンドガールをしのぐ妖艶さ。ニューヨーク→シカゴ→ラッシュモア山とちょっとしたミステリーツアーだが、「北北西」というよりどう見ても「西北西」に進路を取っているように思える。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 21:39:55) |
《改行表示》19.リアルタイムで観ていたら間違いなく10点をつけていたであろう作品。時代という要素を考慮しても9点くらいはつけていいと思います。 でも正直恋愛はちょっと……。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-09 23:40:52) |
18.《ネタバレ》 ヒッチ作品にしてはアクションが多く、次から次へと舞台が変わっていくある意味ロードムービー(予告編なんかモロにそういうつくりだし)。行く先々でトラブルが発生しますが、なかには「このシーンは別になくても…」と思うような展開がいくつかあったのがちょっと気になったりもしました(だからヒッチ史上最長尺になったのか?)。余談ですが『シベ超』ファンはもちろん必見です。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-15 20:47:50) |
17.物語の決着が付いたと思わせてからのラストまでが、ハラハラドキドキ、スリル満点でした。途中では、何でこんな罠に引っかかるんだよ、とC・グラントにツッコミを入れたくなる場面もありますが、驚きの展開がずっと続きます。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-28 23:34:43) |
16.ヒッチコックの作品の中で最もスペクタクルに富んでいる。それゆえにヒッチコックらしくないと言われることもあるらしいが、全編、巧みでユーモア溢れる演出が満載されており、スペクタクルも<=大味>ではなく見事にサスペンスを盛り上げている。その一番の代表がセスナに追っかけられるシーン。一面畑の広々とした、それでいて寂しい空間にぽつりと立つ主人公。ヒッチらしからぬ長ーい間が緊張の色を徐々に濃くしてゆき、一気に「静」から「動」へと加速する。スペクタクルといってもいわゆるスペクタクル映画と言われるものと比べたら迫力には欠けるかもしれないが、そのことを逆手にとってラストではクライマックスのピークでいきなり端折って列車の中に切り替えてしまうなんて演出はもう参りましたとしか言いようがない。ヒッチコック作品には個人的というか生理的に苦手な演出ってのがあって、それは悲鳴を上げたときの忘れられない恐怖の顔のアップだったり、とにかく精神が普通じゃないときの人物の見せ方にインパクトがありすぎるってことだと自分では思ってるんですが、この作品はそういうのが無いので、素直に楽しめたという意味ではヒッチコック作品で一番かもしれない。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-06 18:20:49) |
15.《ネタバレ》 いつの間にやら、本物のスパイになってましたね。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 12:41:49) |
14.国連ビルの上から覗く絵は見事!アートです。この映画を見てからMI2を見るとアレコレ楽しめそうな気がしました。自分の周りで何が起きているのか?何に巻き込まれ、何から逃げているのか?終始そんなドキドキ感を味わせてくれる映画です。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-11-27 19:17:27) |
13.私のベストヒッチです。 のわりには、7点かい。 【みんな嫌い】さん 7点(2004-10-25 10:57:52) |