《改行表示》35.《ネタバレ》 むかしTVで観て以来。CSで視聴。 脱獄映画の面白要素がほぼ全て詰まった作品。囚人をイジメるイヤな看守が出てこないくらい。 「あんなハリボテ人形で誤魔化し続けられるわけ無いだろう」「バッツが見張っているとはいえ、何度も穴に潜っていたら…」この娯楽映画が、フランク・モリスの実話を元にしていると言うから驚きだ。2年掛けてコンクリを砕き、鉄柵を外し、浮き輪を作ったんだ。凄い。 フランクの過去や脱獄後の夢を語らないのも良い。エピソードは面白いが、モトが実話だけに、罪を犯した囚人フランクに肩入れしすぎない絶妙なバランスだと思う。 穴を掘った部屋を移される直前の脱獄。バッツが最後の最後で逃げるのを躊躇するのも人間臭い。 実話同様、生き延びたか死んだかは語られない。菊の花は溺れたフランクたちの遺品の一つなのか、所長へのメッセージで置いたのか。恐らく後者。やっぱ脱獄映画って痛快じゃなきゃ。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-03-13 22:09:30) |
34.《ネタバレ》 初見はTVだったかも?子供ながらに、どんな犯罪を犯した人たちなんだろう?と疑問に思いました。あしたのジョーに出てきた青山くんほどでは無いけどw 【ないとれいん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2019-03-20 12:17:33) |
33.《ネタバレ》 脱獄ジャンルものは、どれだけ刑務所生活が悲惨かを観客に納得させ脱獄する囚人にいかに感情移入させるかが映画の出来を大きく左右するものです。その観点からは、もう一生シャバに戻れない終身犯は別としてもアメリカの刑務所生活は途上国なんかと比べると恵まれているように見えちゃうのが難点。そういう点ではこの映画のイーストウッドにも、飄々とし過ぎていて脱獄するぞという執念が感じられなかったのはちょっと残念です。その代わりに換気口に穴を穿つための努力を淡々と見せてくれる丁寧な描写はイイですね。看守を見張るために鏡を使うところなぞ『穴』でも使われた手口で、こういうところは万国共通なのかもしれません。ハラハラさせるところはちゃんとツボを抑えていて、ここら辺の手腕は老いたりと言えどもさすがドン・シーゲルです。音楽も最小限におさえたドキュメント・タッチの撮り方も渋いです。 アルカトラズ島の遠景が、日本の軍艦島みたいだったのが印象的でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-17 22:17:24) |
32.脱獄モノのジャンルでいえばやはり後年になってより洗練された“ショーシャンク”の方がドラマの広がりや深みでずっと優れているとは思うけど、こちらも先駆者として侮れない出来。ごついイーストウッドがちまちまと進める脱獄計画の緻密なこと、大胆なこと。精神破綻をきたした画家だとかねずみをペットにしている調達屋とか黒人の頭役とか、脇もバラエティに富んでいる。もう少しイーストウッドと絡んでほしかったけど。人形、ふつう気づくよな・・。いやきっと本物の牢獄はもっと暗いんだよきっとそうだ と自分に言い聞かせていた鑑賞後。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-08 00:13:14) |
31.硬派な脱獄モノだが、ノンフィクションならではのリアリティがしっかりと感じられて良い。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 21:51:53) |
30.《ネタバレ》 脱獄ものに失敗作があまり見当たらないのは、「脱獄」という行為そのものに対する憧れのようなものが我々にはあるからだろう。さて、本作はドン・シーゲル監督とイーストウッドによる、硬派な実録脱獄もの。とは言え、意外にエンターテインメントしており、観ている間はかなりドキドキする。人間ドラマも描かれているが、鬼所長とお人好しの囚人との確執みたいな、刑務所ものではよく見られるシチュエーションで、『大脱走』よりも淡白な印象を受ける。また、脱獄そのものも拍子抜けなほどあっさりと成功し、『ショーシャンクの空に』のような爽快感はあまりない。もっとも、苦みばしったイーストウッドの男臭さを堪能できればそれで良し。囚人たちのバックボーンを無駄に描かなかったのは巧い。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-06 21:27:49) |
29.《ネタバレ》 見事な脱獄劇でした。淡々としたストーリー進行の中、時折割り込んでくる緊張感がちょうどいいです。鈴虫や鳥の音が聞こえてくるくらい、静かな脱獄模様は、素晴らしかったです。緊張感があってこそサイレントな場面が活きてくる訳で、、、かっこいいとすら思えてきます。ごちゃごちゃと伏線を作らず、頑なに「脱獄」というメインのみを照らし出している脚本は、とても硬派で好感が持てます。この硬派な部分がクリント・イーストウッドと実に良くマッチしています。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 00:58:51) |
28.《ネタバレ》 実話に基づく映画という事で史実を調べましたが、3人が生きて脱出できたかどうかは結局分からなかったんですね。計画者の一人でありながらアレンが何故脱獄に参加しなかったのかも分からない。実在のアレンについては既に亡くなっているようですが、フランク・モリスとエングリン兄弟は脱出に成功したとすれば老齢ながらまだ生きていても不思議ではない年齢なので、今もどこかで生きているのかも知れないとか。もし生きているなら亡くなる前に数奇な人生の自伝を著して欲しいものです。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-22 22:46:51) (良:1票) |
27.この映画を見て以来アルカトラズにもの凄い興味を沸くようになった。派手ではないが実話に基づいたというだけあってリアルで緊張感がある硬派な出来になってると思う。いつか観光でいってみたい場所である。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-16 23:23:52) |
26.「今週の映画は何だろう?」「つまらん西部劇だろ」このくだりは笑えた。イーストウッドってこういうの多いなぁ。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-12 22:30:39) |
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25.《ネタバレ》 「プリズン・ブレイク」の影響から脱獄ものは好きなので楽しめました。クリント・イーストウッドがクールで渋くて作品の雰囲気を際立たせていました。他の作品と比べるとすんなりと脱獄したと思われますが、ラストの海を渡れたかを隠すことで良い感じにバランスがとれていると思います。 【マーク・ハント】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-07-18 22:04:34) |
24.脱獄というテーマを流れに沿って淡々と進めているカンジ。それだけに非常にわかりやすく、なおかつ面白い。一瞬、脱獄したことがバレそうになるシーンは、本当にドキドキした。爽快感は少なめだが、じっくり見れる作品だと思う。 【ドラりん】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-03 21:39:09) |
23.背景など一切排除して、脱獄のみで、これだけ見せるのはすごいと思った。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-07 22:04:30) |
《改行表示》22.刑務所ものにしては悲壮感も心の葛藤もなく、クリントイーストウッドはひたすら強く目的に向かって突っ走るヒーロー。ホモ野郎に目をつけられても風呂場でKOするし(ショーシャンクでは主人公は掘られてしまう)。したがって見る側としては、単純に脱獄を応援し、ラストには爽快感でスッキリ。 【marsplay】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-03-09 14:40:07) |
21.エンターテイメント作品としてなかなか楽しめました。女性が1人も出演しないという潔さも新鮮です(設定上、当然といえば当然ですが)。ただ、「ショーシャンク」でも思ったんですが、米国の刑務所ってけっこう“自由”なんですね。さすがは「自由の国」です。これなら1週間くらい「体験入所」してみてもいいかなと思ってみたり、犯罪者なんだからもっとコキ使って社会貢献させろよと思ってみたり。だから、危険を冒して脱獄を試みるモチベーションがどこから湧いてくるのか、ちょっと不思議でした。少なくとも、こんな刑務所じゃあ犯罪の抑止力にはならないでしょう。「犯罪大国・米国の温床見たり」、という感じです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-15 00:07:12) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 刑務所映画というと自分の中で5本指に入る映画。スプーンを使って穴を掘るといえば間違いなくこの映画。期待しないで見ていると結構イケるかも。最後の終り方が気になるけど。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-26 21:53:16) |
19.さすが名作..ヒヤヒヤ、ドキドキさせる演出がニクイ!です..脱獄は悪いことと分かっていながら、観ている自分が脱獄しているかのような錯覚に陥ってしまう..人の心理を衝いた描写がすばらしい..監督の腕がイイってことですね... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-01 16:56:20) |
18.スリラー映画の傑作。忘れた頃に見直してみると、よく作られていた作品だったと再確認させられます。刑務所モノの中ではとりわけ暗いというか地味というか、渋いイメージが強いです。終わり方がとてもあっさりしていて、その地味さがまた印象的でした。第一印象は「イボタカコ・ツアー」。 【プミポン】さん 7点(2004-10-20 18:56:44) |
17.クリント・イーストウッドは、ここでもやっぱりヒーローなんだけど、仲間とじっくり脱獄計画を練り、看守の目をくらましながら少しづつ実行していく描写がとても良い。派手さを抑えた作りがクリーンヒットした好例かと。 【次郎丸三郎】さん 7点(2004-08-14 16:51:22) |
16.あんまり盛り上がりがない。実話物なんだからしょうがないか。でもその淡々とことを進める感じがまたなんとも良かった。クリントイーストウッド渋い。アルカポネの風貌のヘボさにちょっと笑った。 【アンソニー】さん 7点(2004-07-29 02:43:24) |