1.いやー凄かったです豪華豪華、ともかく美術が気合でしたねー。軽快で上品なサントラも◎。十九世紀のロンドンの空気がリアルに再現されてて、その種の世界観がツボな人はたまらないです(笑)貧民街とかのセット、凄い凄いと感動でした・・・。
いい意味で手堅い作りにまとまっているかなと言う感じ。ストーリーは原作に忠実らしい、私は未読だけど王道的な運びで監督色は抑え気味。子供にも見せられると思います! 主人公のオリバーははまり役でしたね。不憫な目にあって悲しげな純粋無垢な美少年は、棺屋さんの旦那で無くとも「絵になるよ」と思うはず(笑)
ドジャー少年も可愛かった♪
「ナンシーはいい子だよ」
なんて大人びた口調でパイプ燻らせて悪党のふりしてるけど。最後怒鳴りながら掴みかかっていくところとか、彼女のことを姉か母のように慕ってたんだろうなーと、なんとも切なくさせるじゃないですか。オリバーは純粋なまま幸せを掴んだけど、ドジャーも這い上がれたらいいね・・・。
キングスレーのフェイギンも良かった。
悪党なんだけど、妙に寂しい背中してんですよ・・・子供たちの未来を台無しにしてると言えばそうなんだけど、ぎこちない愛情も見え隠れ。
あんたも愛に飢えた子供だったんだろうねーと泣かせてくれる。
入れ替え制でない映画館で見たのだけど、いくつか隣の席のおじさん、二回目らしかったのです。上映前から泣いてたけど上映後も泣いていた。
オリバー君みたいな綺麗な顔してたよ、おじさん。