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弾痕(1969)

[ダンコン]
1969年上映時間:94分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1969-09-10)
アクションドラマサスペンス犯罪ものハードボイルド
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タイトル情報更新(2018-11-13)【イニシャルK】さん
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監督森谷司郎
キャスト加山雄三(男優)滝村憲
太地喜和子(女優)有村沙織
佐藤慶(男優)三宅
岡田英次(男優)ジョージ・北林
岸田森(男優)
納谷悟朗(男優)渡海
原知佐子(女優)朱芳
田中浩(男優)阿洪
加藤和夫【俳優】(男優)警視庁外事課課員
木村博人(男優)
脚本永原秀一
音楽武満徹
作詞谷川俊太郎「死んだ男の残したものは」
作曲武満徹「死んだ男の残したものは」
撮影斎藤孝雄
上田正治(撮影助手)
配給東宝
美術村木与四郎
編集黒岩義民
録音矢野口文雄
宮崎正信(整音)
その他IMAGICA(現像)
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1.《ネタバレ》 「狙撃」に続く加山雄三主演のハードボイルドアクション映画。脚本家もプロデューサーも「狙撃」と同じなのだが、続編風の映画にはなっておらず、雰囲気も全く違う映画になっているところに製作陣の単なる二番煎じではないというこだわりが感じられていい。「狙撃」はかなり日本映画離れした印象があったが、本作はそれ以上に日本映画とは思えない雰囲気で、どこかヨーロッパ的というかフィルムノワール的な映画で「狙撃」で不満だった意味不明なシーンもなく、映画としては「狙撃」よりもこちらのほうが完成度は高いのではと思う。森谷司郎監督は黒澤明監督の助監督出身だが、こういう演出もできるのかと新鮮に感じた。一匹狼の殺し屋だった「狙撃」の主人公と違い、本作の主人公は組織に属しているが、日本とアメリカ、二つの祖国を持った男という設定が利いていて、これにより、主人公の孤独さが「狙撃」よりも強調されている。ラストは当時流行のアメリカンニューシネマの影響が見られるが、それでも強烈なバッドエンドで印象に残る。ヒロイン役は太地喜和子で、「狙撃」の浅丘ルリ子(二人とも「男はつらいよ」シリーズで印象に残るマドンナを演じていた。)とは違ったタイプの女優であるが、やはりこちらも良く、とくに目の前で恋人である主人公を殺されたあとの物悲しい表情の演技がとても良かった。劇中に流れる「死んだ男の残したものは」が主人公の行く末を暗示してるような使われ方なのだが、もっと効果的な使い方もあった気がする。それよりもヒロインが街中で女性アナウンサーに味噌汁についてインタビューされるシーンも暗示的で、そちらのほうが印象に残ってしまった。ほかの出演者ではやっぱり岸田森。「狙撃」では主人公のパートナー的存在を演じていたが、本作では一転して主人公たちから拷問をうける中国人のスパイ役を演じていて、その拷問シーンの演技がまさに熱演という感じ。全体としては「狙撃」に比べてやや分かりにくい部分もあったかもしれないが、それでも本作もじゅうぶん面白かった。ちょっと迷ったのだが、「狙撃」と同じく7点を。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-13 23:27:39)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
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600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
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