《改行表示》12.CGで描かれる登場人物たちのスベスベとした質感が、どうにもソフビ人形に見えてしかたがない、今日この頃。 そのソフビ人形がたちが、歌って踊って、それはそれはもう、見事な動き。 悪趣味に光るヤドカリの化け物(?)まで、活き活きとした動きを見せて。 しかし何よりも圧倒的なのが、海の描写。水の描写。 こんなの見てると、人間、絶対に水に溺れたりなんぞしないような気がしてくる。 油断厳禁。 【鱗歌】さん [DVD(吹替)] 7点(2021-02-27 20:23:35) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 かなりの超大作ですね。よくこんなものが作れたなぁと感心してしまいます。逆にいうと、ここまでの映像美とスケール感でしか表現できないような難しい題材に取り組んでしまったのですね。ジブリの『もののけ姫』の場合もそうだけど、この種の題材って「よく分かんないけど、なんかスゴイ」という形でしか表現しえないのだろうと思う。「自己実現」の物語でもあり、「救済」の物語でもあるけれど、それ以上に、やはりこれは「自然への畏敬」を喚起させるための善悪を超えた神話です。であればこそ、物語に収まりきらない壮大な背景世界を圧倒的な表現で描くしかない。 テフィティやマウイの造形は「ポリネシア文化への偏見を招きかねない」と批判されてるみたいですが、ディズニーとしてはこれが最善の形なんだろうなぁ。寝釈迦みたいなテフィティは美しかったですよ。その反面、悪役にあたるテカァやタマトアやカカモラの造形は、だいぶフェイク感が漂ってて安っぽかったです。あれじゃあ「ジブリの物真似」といわれても仕方ない。自然の脅威というものを、もうすこし想像力ゆたかに造形化してほしかった。あまりにもマンガじみています。 とはいえ、「ポリネシア神話」という過去に類例のない題材を、これだけの表現で描いてみせた点は評価に値すると思う。とりわけ幼いころのヒロインがヨチヨチ歩きで海と戯れるシーンは、3Dアニメとは思えないほど表情豊かで美しかったし、生き生きした神秘性とリアリティが相俟って、思わず息を呑むほど見入ってしまいました。映像そのものに説得力があって、言葉や台詞による説明を要しませんでした。主題歌のメロディにも、胸を締めつけるような純粋さと美しさがありました。 【まいか】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-04-18 08:40:10) |
10.《ネタバレ》 ディズニーは自ら次々とハードルを上げすぎです。このレベルの作品であっても他の作品と比べるとインパクトが。。。ってなってしまうのがもったいない。他にディズニー作品を観たことがない人にとってはなんて素晴らしい作品かと思えるレベルやと思います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-07 20:43:35) |
9.《ネタバレ》 ああそうだよな。島の誕生も緑も生き物たちも、こうして出来上がったものなのだと思わせるラスト。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-25 21:18:27) |
8.面白かった!お婆ちゃんが可愛い。ストーリーも海洋冒険ものとして楽しめました。ただ、大事な大事なポイントであるヒーローにあんまり心惹かれなかったのが残念でした。映像としては、現段階で最高レベルのCGアニメーションだと思いました。髪の毛の感じがも水の感じも史上最高レベルかと。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-15 00:42:59) |
7.《ネタバレ》 ロック様がロック様以外の何者でもないのに、しっかりとディズニーキャラになっていて素晴らしい。ただそれだけで如何にディズニーがスゴいかがわかってしまう。今回は海と空、南の島が舞台ということで、ホントにウットリする程美しい映像と、楽しく雰囲気のある音楽で盛り上げる。さすが最強の映画スタジオ、今回もまたそのマジックにやられてしまった。 【けんじマン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-19 20:27:42) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 「安定のディズニー」という感じですね。 今回は南の島が舞台。島の掟で村長になることを期待されているモアナ。 でもモアナは海の向こうに行って見たいと願う。この流れで海に飛び出す選択で行けば 何だか伝統を軽んじてるみたいになるけど、実は元々は沖に出ていく海洋民族だったんだよって終わり方は巧いですね。 これなら丸く収まる。 それから、主題歌がとても良いです。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-07-15 22:16:48) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 ココナッツ海賊とは仲良くなるのかな?頼りになるマウイと協力して四天王に挑戦するのかな?ブタとニワトリとの珍道中が楽しみ! と期待と外れた部分はありましたが流石ディズニー。中だるみを感じたところもありましたがやっぱり最後は泣かせます。 How far l'll goが素晴らしかった&オチが爽やかだったので7点献上。 【Kの紅茶】さん [映画館(吹替)] 7点(2017-03-21 22:34:25) |
4.《ネタバレ》 連休に娘を連れて字幕版で鑑賞。みながらふと気づいたけど、そういえばこれって『アナと雪の女王』以来のディズニー・ミュージカルアニメだったのだね。今回も音楽は秀逸。とくに「How Far I'll Go」の使い方は絶妙。1回目、2回目、3回目とそれぞれ違うシチュエーションで流れるのだけれど、ちゃんとそれぞれのシーンに説得力を与えてて、とくに3回目のサビでドーンときたときは、わかってても泣いてる。こういう演出は、やっぱりディズニー映画は三歩も四歩も先行ってるなあと素直に感心。あと、クレジットから察するに、サモアやハワイなどの島嶼地域の専門家集めて錬ったと思われる設定も(宮崎駿っぽいといえばそうだけれど)なかなか独創的。とくにマウイの設定(外見や声を含め)はよかった。ただ、あの変身技がもう少し効果的に使えたように思う。そして、映像は本当に素晴らしい。海の表現は、『ファインディング・ドリー』でも感心したけど、なめらかさやつややかさはさらに先に進んだ感じ。そして、ラストの海と空の青、島の緑、そしてそこに散らばる色とりどりの花の美しさ。これはやっぱり映画館で観て欲しい。テーマ的にはド直球の成長物語かつ冒険譚で芯がしっかり通っているし、十分すぎるほど感動的なんだけど、がっつり社会問題も絡めてきた『ズートピア』と比べると、設定や表現の新奇さほど、ストーリーに新しさは感じなかったかも。とはいえ、それも最近のディズニー映画のクオリティのインフレ状態ゆえだとは思いますが。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-03-20 22:59:57) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 予告を見た限りでは、必ずしも自分好みの映画ではなさそうだな、とは感じていたのですが、最近のディズニーを完全に信用しているので、迷いなく映画館に直行しました。 ポリネシアを舞台にしたロード・オブ・ザ・リングというスリリングなストーリーを軸に据え、レイダース、ゴジラ、リトルマーメイドのパロディをちりばめて笑いを誘い、ココナツ(?)の海賊やカニ(?)の化け物やテフィティの姿等、豊かなイマジネーションに溢れた、贅沢な一作でした。ヒーローのマウイが全くヒーローらしくないのも良い。マウイのタトゥーには、アラジンのジーニーのイメージが被りました。 主題は、意思あるところに道は開ける、というシンプルなもの。それでも、主人公が一度ならず壁に突き当たっては克服していく様をしっかりと描いています。 これだけほめて7点と言うのは、今作についていえば日本語吹き替えのミュージカルパートが、主題歌を除くとあまりうまく翻訳できていないように感じられたからです。近所の映画館では選択肢がなく吹き替えで観たのですが、1日1回でよいから字幕版も上映してもらいたいものです。 【Northwood】さん [映画館(吹替)] 7点(2017-03-15 01:02:38) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 海の描写がとても綺麗で、船旅気持ちよさそうだな~!いいな~!絶対日焼けしそうだけどやってみたいな~!とワクワクしました。マウイのナルシストで傲慢な言動とヒーロー(なのか?)らしからぬ体形と顔もユニークですね。マオリの方々から批判が出ていたというニュースを聞いていましたが、悪意や偏見は感じませんし、敬意を払っているように思えました。(私がマウイの伝説や文化を知らないからかもしれませんが) 子豚のキャラが中途半端にしか登場しなかったり、海やマウイの行動がときどき不可解だったり、ココナッツのお化けがあっさり退場したり(私はてっきり数匹仲間になるのだとばかり)、脚本は練り切れてないと思います。勿体ないです。 あ、ココナッツのお化けは確かに怒りのデスロード的なヒャッハーテンションでしたが、マウイとマウイの入れ墨とカニのテンションにも既視感。こちらはヘラクレスとリトルマーメイド。壺の絵が入れ墨にシフトして、タコのおばさんがザリガニに化けてカラーチェンジしたような。そう思ったら同じ監督さんでした(笑)心の石を捧げるシーンは宮崎駿のリスペクトでしょうか。 【kiryu】さん [映画館(吹替)] 7点(2017-03-13 00:33:16) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 青い海を滑る帆引き船の疾走感と速度感が素晴らしい。その帆や舵を重心移動や身体の転回によって操る操縦感覚がいい。 水平運動が主となるが、山への登頂や深海への潜水など、空間の縦横無尽の使いこなしもアニメーションならではの醍醐味だ。 透明感のある水のダイナミックなアニメーションと、入れ墨の図柄を動かす素朴風アニメーションの味わいとのバランスも良好。 いわゆる南洋のイメージ溢れる色彩のバリエーションも実に豊かだ。 宮崎オマージュと思しき細部もふんだんに見受けられるが、とするとラストの仕掛けは『ガリバーの宇宙旅行』あたりを参照しているかもしれない。 【ユーカラ】さん [映画館(吹替)] 7点(2017-03-10 22:06:34) |