1.《ネタバレ》 ジョン・ウーが放つ中国製日本映画with福山雅治!なんじゃこりゃあ!
映画の冒頭から演歌が流れ、主人公の口から流れるあのテーマ。名台詞。一通りリスペクトが済んだらヤクザ皆殺し!二丁拳銃!鳩!スローモーション!二丁拳銃!!!包み隠さず遠慮無しの高純度のジョンウー節は今も昔のまま!
それを披露してくれるのがチョウ・ユンファでもトム・クルーズでもなく福山雅治というのが嬉しいじゃないですか!
当初の予想では「こりゃ途中から中国まで飛ぶのかな?」と思いきやずっと舞台は最後まで日本!オール日本ロケ!
特に大阪ロケでのボートチェイスまさしくハリウッド級!そこからの牧場での手錠でつがれた状態での銃撃戦!研究所でまた銃撃戦!福山も撃ちまくり!斬りまくり!殺しまくり!あんたもハードボイルドの連中並みに丈夫だな!
ドラマ面でも正直やたら長かった元映画を適度にコンパクトにし、牧場や製薬会社などのポイントを押さえています。俳優も日本人がとにかく多く、台詞も日本語が半分以上を占めています。でもそこに中国語と英語の字幕が絡んでややこしくなるのがちょっと傷。冤罪の話も無駄にややこしくなってる気もします。
それと殺された科学者の元婚約者のチー・ウェイさんの日本語は辿々しかったり吹き替えのように流暢だったりで不思議ですw
あと桜庭ななみは男でも羨ましいポジションにいやがりますな!まぁ可愛いけど!というかラストは一緒に戦って欲しかった!
そして主人公であるチャン・ハンユーも弁護士とは思えぬ身のこなしで最後には薬で強化されて大立ち回り撃ちまくり殺しまくりでたまりませんね。健さん同様あんたは何者なんだ。
本作は元映画にあった熊やら戦闘機やら馬やらな超展開のかわりに、ジョンウー映画の要素をぶち込み限りなく日本映画なハリウッド帰りの中国映画という怪作です!みんな見よう!
あと太い方の殺し屋娘ってあんたの娘かよ!娘に長テーブルを滑りながら二丁拳銃撃たせてんのかよ!く、狂ってる!