11.《ネタバレ》 ホラーブームの原点ともなった最高傑作とパッケージに書かれてた。
それも分かる内容だった。
テーマ曲の雄大な感じから気に入った。
恐らくスピーシーズの元であり、パラサイトイブもここからいくらか来ていると思う。
エイリアンのような宇宙船描写と、宇宙に対する未知の恐怖。
また吸血鬼をユニークな視点で描き、SFバンパイアというものを創造してしまった。
いや、SF映画と吸血鬼映画との高次元な融合とでもいうか。
またゾンビ映画の名作ともいえそうで、
たぶんこれは「走るゾンビ映画」の走りともいえそうだ。
たぶんヴァンパイアゾンビというのも当時まだ新しい。
この作品が元になった映画は僕が知らないだけでもっとあるだろう。
なんといっても規模が素晴らしい。
地球VS地球外生命体というスケールをこのスペースバンパイアはド派手にやってる。
大量の死体の山が他の映画に類を見ない終末的風景だ。
ゾンビ映画としてみた場合こんな規模の大きなゾンビ映画はないかもしれない。
天から教会を縦に突き抜ける光の柱は画的に神々しい。
古いSFファンタジーの良さも感じられる。
トビーフーパー監督の初期のやり過ぎ感が作り出す半端なき迫力のシーンの数々が面白い。
スプラッタやモンスターの表現も実に迫力があり「悪魔のいけにえ」でみせた実力が生きる。
そしてこの作品を見たときSF映画を見たなという実感がわいてくるそんな超SF映画だ。