7.《ネタバレ》 前作の良さを継承しつつ、今回は『空』という新しい舞台を飛び回ります。
それは飛行機だったり、風船気球だったり、本当に夢があります。
ストーリーは相変わらず子供向けであるものの、ちょっとした仕掛けがしてあったりして、大人でも楽しめる内容かもしれません。
むしろ、『子供向けだから』という先入観をもって見てしまうからこそ、まんまと騙されちゃったりするわけです。
前作で友情が芽生えたスノーベルもしっかり登場。今作ではスノーベルは完全にお笑い担当です。それはそれで結構楽しい。
そしてNEWキャラのマーガロとファルコン。
ファルコンは悪いやつですが、良い感じの悪者キャラで、大変好感がもてます。個人的には今作で一番好きなキャラかもしれません。
マーガロは言わずもがな、今作のヒロインとして大変魅力的なキャラに仕上がっています。
しかもマーガロは、擬人化に成功しつつ、『小鳥の仕草』も完璧に描写されていて、まれに見る完成度の高さです。そのディテールのこだわりに感心しきりです。
新旧のキャラが入り乱れての、冒険ありバトルありロマンスありの大変楽しい作品です。
話は変わりますが、私はアニメとアジア系以外は基本字幕派です。で、そーなると、本作のような『半分CGアニメ』みたいな作品は、どちらで観たものか判断に迷うわけです。とりあえずいつも通り字幕で鑑賞。いつもどおり、満足のいく鑑賞です。
でもちょっと気になったので、見終わった後に少しだけ吹き替えバージョンも観てみます。
しまった、凄く良いです。個人的には、吹き替えのほうがこの作品の良さが120%引き出せている気がします。
字幕が悪いということではなく、吹き替えが良すぎます。
この作品に限って言うと、断然吹き替えがオススメです。