12.《ネタバレ》 ストーリー性のあるコメディは好きです。
特に刑事もので、ベタなやつならなお良い。
そういった意味ではこの作品は自分好み。
ですが、最初のうちは笑えることより、イライラすることのほうが多いかもしれません。
なにしろ、前半のトレイ(エディ・マーフィ)がうざすぎます。
TVプロデューサーのチェイスは、あほすぎます。
そーゆーキャラ設定なのはわかるんですけどね。さすがにミッチ(ロバート・デ・ニーロ)がいたたまれなくて。
ですが中盤以降、特にラストに向けて面白さが加速します。
コメディタッチは崩さず、それでいてサスペンスアクションのノリもまあまあ。それなりの爽快感すら感じられます。
あれだけ否定していた『ボンネットダイブ』を結局やらされるハメになるシーンは面白すぎます。
そして、事件解決の瞬間を、『SHOW TIME』のタイトルでしめくくる演出はあざやか。
事件は解決。番組は大ヒット。トレイとミッチは本当の相棒に。
ですがトレイが本物の刑事に昇進できたのが、一番後味が良かったかもしれません。
あくまでB級、ポップコーンムービーに違いはありませんが、こーゆー映画が心をリフレッシュさせてくれます。
大絶賛はできませんが、私にとって、こーゆー作品は必要なジャンルなんですよねー。
『エディ・マーフィー』『マーティン・ローレンス』『ジャッキー・チェン』『クリント・イーストウッド』、親が吹替えで見ていた世代なので、もはや吹替えのほうがネイティブに感じるのが悲しい(笑)