《改行表示》6.ケネス・ブラナーが主役なのに、全編、キャラがいつものウディ・アレンそのもの。完全コピーじゃん! 笑ってしまった。ならばアレンが主役でもいいのに。いや、やはりアレンでは、この色男ぶりはうそ臭くなってしまうか。その説得力のためだけのブラナー起用なのか。 しかし、まあ、あきれるまでのこの無軌道ぶりは、確かに一般向けじゃないかも。でも、アレンって、時々こういうフェリーニまがいのはちゃめちゃがやりたくなるみたい。昔も『スターダストメモリー』ってのがあったし。好みでいえば、『スターダスト』の方が好きだけど、これはこれで、この無軌道ぶりがたまらないです。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-10 23:56:33) |
5.これってフェリーニの『甘い生活』のパロディですよね?セレブと記者、そして強引に出てくる神父さん、オープニングも空から始まるし、絶対そうですよね。W・アレンってフェリーニ好きだし。だからモノクロなのかな?そうすると退廃の象徴はディカプリオ演じるムービースター、欲望の象徴はセロン演じる全身性感体のスーパーモデル。わ、わかりやすー。とはいえ、このアレン流「甘い生活」では、セレブの生活に憧れる記者(アレンの分身ブラナー)はフェリーニの分身マストロヤンニとは違って、その世界になかなか足を踏み入れたくても入れずに身勝手な妄想だけが先走りするなんともかっこ悪い男である。そして退廃と欲望渦巻くセレブの世界で幸せを見つける人たちも描くのは、やはりアレン流。豪華な出演陣を見るのもひとつの魅力ではあるが、その名前につられて見るとがっかりする人も多いだろう。アレンの映画であることを頭に置いとかないと。 【R&A】さん 7点(2004-08-12 12:06:04) |
4.男が一人の女から別の女へホイホイ移動していく描き方が嫌い。いつものアレンの映画なら、そうしなければいけない切実な心の様子が見えるのに。残念無念です。加えてモノクロを生かすような美しいシーンもないと思います。それでもですよ、やっぱりセリフで埋め尽くすやり方は期待通りのものです。あとディカプリオ様がチョイ役でゴミみたいな扱われ方してますね。びっくりです。 【ハッピータン】さん 7点(2003-02-14 11:43:07) |
3.アレン作品になるとどうしても期待が巨大化してしまう。前作(地球は女でまわってる)に続いて、些か物足りず。当時の雑誌とか読むと、ブラナーの結構好意的に評されてたけど、私は彼がダメだった。「ブロードウェイと銃弾」のキューザックのほうが合ってる気がする。ブラナーはシェイクスピアに専念してほしい。「リチャード三世」と「マクベス」やって欲しい…ってアレンの話でしたな。 【愚物】さん 7点(2002-11-07 01:07:28) |
2.私にとってはおかしかった。やっぱりあっちにフラフラ,こっちにフラフラしてたのでは結局は身にならんと思った。 【pacini】さん 7点(2001-07-09 17:05:19) |
1.近頃のアレンの豪華キャスト路線では比較的楽しめたほう。有名人に群れ集う人々の姿がおかしくも哀しい。しかし何ですな、これだけ奔放なディカプリオ(劇中とはいえ)を見せられると、一部彼のファンは引いてしまうのでは? 【モーリス】さん 7点(2001-05-25 05:52:43) |