19.最初からシリーズのコンセプトが完成されている。素晴らしい。ラストの仕掛があまりにも狡いので1点マイナス。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-14 16:16:01) |
18.《ネタバレ》 「刑事コロンボ」の第一話で、ほかの作品と違ってサブタイトルと同名の舞台劇をドラマ化したもの。いちばん最初とあってまだコロンボのキャラクターはそこまで確立されておらず、風貌も演じるピーター・フォークが若いせいもあってか、少しイケメンなおじさんという感じで、髪形もきっちりとしていて、なによりいつも着ているコートのほかに普通に背広姿でいるシーンがけっこう多かったのには驚いた。(初登場シーンも背広姿だし。)でも、初作である本作からコロンボのしつこさはよく出ていて、細かいところに気がついて犯人を追及し、翻弄していくキャラクターは本作で既に確立されており、対する今回の犯人である精神分析医や事実上の共犯者であるその愛人のキャラクターもしっかりと描かれている。とくに犯人の愛人で、患者でもある女優は冒頭からいかにも気弱で不安そうに描かれていて、見ている自分にも気弱な部分があるからか、コロンボのような刑事にこれだけ追及されたら自分だったら自殺してしまうだろうと思いながら見ていたものだから、ラストのコロンボの仕掛けには見事にこちらもハマってしまった。シリーズこの後の作品と違ってやや真面目になりすぎていて、このままシリーズ化していたらそこまで長くもたなかったかもしれない(この次の「死者の身代金」ではこのあたりがだいぶ改善されている。)が、こんなコロンボもいいなあと思える作品だった。オープニング映像がカッコいいのも印象に残る。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-04-15 18:03:06) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 刑事コロンボシリーズの最大の魅力はキャラクター。 第一作目からコロンボと冷徹な犯人のキャラがしっかりと描かれていた。 本作の犯行自体は特筆すべきことはないものの、コロンボの仕掛けたワナに小憎たらしい精神分析医がやりこめられるカタルシスがある。 フレミンゴがラストで手の内をペラペラばらすのが決め手になるのは若干物足りないが、自信過剰で傲慢な人物が勝ち誇った言動なので無理筋に見えないようにはなっている。 フレミングが帰宅したときに一度も夫人の名を呼ばなかったこと、旅行の行き帰りでトランクの重量が違ったことなど、細かいところに気づいてチクリチクリと追及する持ち味のしつこさも出ている。 このパイロット版が3年後にシリーズ化される際には、局側からフィードバックされたそうだがその指摘の内容に呆れる。 「初めから犯人がわかってしまうのでサスペンス効果がない」「コロンボの登場が遅すぎる」「シリーズにするにはコロンボの他に部下のレギュラーが必要」「会話が多くてテンポが悪いので、アクションシーンを増やし緊張感を出す」「登場しないカミさんというアイデアはおもしろくない」――どれも刑事コロンボならではの特長で、これがあるから面白いのに。 ということは、本作がいかに今までの「常識」の枠を超えていたかということだろう。 共同執筆したリチャード・レヴィンソンとウイリアム・リンクのコンビが、自分たちの作品を守るために局の要請を退けてシリーズでも自分たちでプロデュースを兼ねた。 生みの親である二人の英断に感謝したい。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-10-12 22:32:59) (良:1票) |
《改行表示》16.若すぎるピーター・フォークと、腹黒く野卑な印象のコロンボの設定、吹き替えのタドタドしさなどに「なんか、観る作品間違えちゃったか?」と思ってしまった。まるで「本陣殺人事件」の中尾彬・金田一を初めて観た時のような違和感でしたね。 ロールシャッハテストのようなカッコいいオープニング映像と、随所に敷かれたしつこい位のミスディレクションに、品の良い遊び心を感じました。 【aksweet】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-12-28 01:14:35) |
15.パイロット作品らしく、コロンボがきちんとしているのがおかしい。しかし、コロンボのコンセプトのすべてがこの作品にある。とはいえ、この作品だけ、ちょっと60年代の感じがするのはなぜだろうか。 【みんな嫌い】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-03 20:58:35) |
14.《ネタバレ》 記念すべきシリーズ第1作。コロンボが若い!コートがヨレヨレじゃない!頭もボサボサじゃない!でも第1作から既に事件の本質の話になかなか入らず、カミさんの話や親戚の話、ようやく用件が終わったと思ったら「そうそう、もう一つだけ」というおなじみの台詞で犯人をイライラさせて犯人の心理を手玉に取るコロンボお得意の心理戦が全開でコロンボのキャラクターはこの後、さえない風貌が味のヨレヨレスタイルに固まっていく訳ですが、犯人を焦らせて徐々に追い詰めていくこの心理戦は第1作にして出来上がっていたんですね。それと、コロンボシリーズ全般に言えるのですが、日本で公開される映画の邦題は首を傾げたくなるものも少なくないですが、コロンボシリーズのサブタイトルの邦題は短く簡潔、センスがあって洒落ていて、作品の雰囲気にとてもよく合っていて本当に秀逸だと思います。 【とらや】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-02-15 19:52:24) (良:1票) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 最終シリーズからすると10年も前につくられた第一作だけに、コロンボが若い若い。格好も普段よりパリッとしてるし、登場するときの音楽もなんか、違うよねぇ……? だがコロンボはコロンボ。第一作目からねちっこく犯人にくらいつく性格、ほとんど犯人を引っかけるようなキワドイ(あくどい?)トリックと、コロンボ節はすでに全開である。 【空耳】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-08-07 05:47:29) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 コロンボ怖っ!一作目ということでキャラ設定が不完全だけど内容は良かった!奥さんが死んでないなんて面白すぎ!強いて言うなら奥さんが入院しているベッドでのシーンを入れてほしかった。例えば、ベッドで酸素マスクをつけ寝ている奥さんをコロンボと旦那さん(犯人)が囲んでいて朦朧とした意識の奥さんにコロンボは警察手帳を見せる。すると最後の力を振り絞りコロンボの手を掴み何か言おうとするが、息絶えてしまう。コロンボは旦那さんに問いかける「奥さん私に何を言いたかったんですかねぇ~大事な旦那さんが隣にいるのに…なぜ最後に旦那さんではなく私なんでしょうか…」そしてコロンボと犯人の駆け引きが始まる…みたいな下りが欲しかった。せっかく助かったのにあまりにも早く奥さんが息絶えたのはもったいなかった気がする。 しかし一作目なのでコロンボ好きなら一度は見ておきたい作品。 ちなみにコロンボを見るときは絶対吹き替えで観ます。字幕だと独特の語り口の雰囲気がでないので…字幕のコロンボは意外と紳士だったりします。 【りりあ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-01-28 21:48:47) |
11.どうして、奥さんが病院に運ばれたのか(どうやって発見されたのか)とか、どうして共犯者があの人だと見破ったのかとかはよくわからなかったのだけれど、面白かった。以前に何度かテレビでは見たことがあったのだけれど、また改めてシリーズを観てみたくなった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-27 16:51:28) |
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10.《ネタバレ》 重箱の隅を突くようで申し訳ないが、女優さんの指紋が付いている手袋を「引き出しの中にあったよ」だねんてコロンボに見せたら拙いよね 【flyhigh】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-01 21:39:46) |
9.やっぱり本家本元!古畑なんかと比べたらコロンボがかわいそう。犯人につきまとい身内ネタを披露しながら、相手をいらいらさせる展開は既に1作目にして完成していたんですねえ。今作では、共犯者を追い詰めて周りから切り崩すラストになっておりますが、個人的には決定的な証拠を犯人の精神科医にたたきつけてキャイーン言わせてほしかった。 【目白沈寝】さん 7点(2005-02-16 22:05:29) |
8.今までコロンボをじっくり最後まで見たこと無い。子供の頃テレビで何回か出会ったことがあったがその時もテレビを副音声にして勝手に面白い吹き替えをして周りの人を笑わせていたものだ。それだけ子供の目から見てもコロンボは独特の身なりで独特のしゃべり方なのだ。ま、それは置いといて、初めてまともに最後まで見たのだが、率直な感想として「コロンボって推理ものだったのね、しかも俺の大好きな古畑任三郎にそっくり」だと思った。しつこさといい、決めつけ方といい、とぼけっぷりといい、こいつは古畑のパクリだ・・・いや、こいつを古畑がパクったと。ま、これからコロンボ狩りをして行こうという訳だが出だしとしては良好である。 【taron】さん 7点(2004-08-07 16:10:10) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 コロンボ警部は初登場から極悪人ですね(笑)。まだ若くてパリッとした風采も手伝って、フレミング先生の言う狡賢い妖精どころか悪賢い妖魔と化しています。先生の帰宅時、すぐには姿を見せず、隣室で観察。堂々とゆっくりと退路を断つように後ろに回りこみ、第一声。「フレミング先生」・・・フレミング先生はこの時、後ろから取り憑かれました。人間離れした五感で(電話だから聴覚かな。いや、シックス・センス?)共犯者らしい人物まで探り当て、彼女が来る時間を狙って、診療所にペンを返しに行く。もちろん、この時点で彼女も取り憑かれました。警部お得意の厚かましくも細かい気がかり攻撃。先生があまり動揺せず、尻尾を出さないので、気の毒な共犯者にターゲット変更。脅しが効かないと分かると、じわじわと長期戦の構え・・・観れば観るほど酷い奴です。なのに何故、こんなにも警部は小気味良いんでしょうか?そして、何故私はこんなにコロンボ警部が大好きなんでしょうか?? ところで、警部と共犯者ジョーンさんとの撮影所での対決シーンは1度、英語音声で見ることをお勧めします。脅しの警部にピーター・フォークの肉声が重なると、ほとんど極悪非道な悪代官です(笑)。 【くなくな】さん [DVD(吹替)] 7点(2004-06-27 23:46:35) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 コロンボシリーズ記念すべき第一作。気弱な共犯者が自白したのは納得出来るけど、あの時点でまだ彼を愛してたはずの彼女が、彼を陥れるコロンボの策に協力する行動は説得力に欠ける。私はコロンボファンだからこそ余計にこの点が惜しいと思う。 【Miranda】さん 7点(2004-06-17 21:30:52) (良:1票) |
5.最後は、鮮やかでした。それにしても、このコロンボは、怖いですね。かまかけるし、おどすし、もちろんしつこい。あんな風に迫られたら、やってなくても、両腕を差し出して「すみません、私がやりました。」って、思わず言ってしまいそう。そしたら、コロンボが言うだろうな。「おまえは、やってないな。」「警部、わかってくれたんですか・・・」(いつまでも、やってろ) 【パセリセージ】さん 7点(2004-03-12 00:29:13) |
4.「ただいま」言わないぐらいで疑われちゃたまりません。先生あそこまで白を切ったのになあ。しかしコロンボはえげつないですなあ。何もあんなにまでしてカマかけなくても良いじゃないですか。スッカリ引っかかっちゃったじゃないですか。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-03-06 02:42:59) |
3.あれだけ完璧な犯罪をやっておきながらどうして犯人はあんなに怪しまれるような態度をとるのか・・・。あれじゃあ目を付けられて当然である。もっと堂々としてなさい!(笑) 最近観直してみたら、コロンボがやたら若くてビックリでした(第1作目だから当たり前か・・・) 【きのすけ】さん 7点(2004-01-27 17:27:07) |
2.コロンボが、けっこう身奇麗ですね。記念すべき第一作なせいか、まだコロンボのキャラクターが固まってない。しかし、この作品でのコロンボの執拗さは、見てて怖くなる。情け容赦ないものな。 【ひろみつ】さん 7点(2003-11-05 00:31:52) |
1.刑事コロンボはこの舞台劇をTVムービー化した単発用で、これが好評につきシリーズが始まり、だからコロンボがとても若く、髪もボサボサでなく、コートもヨレヨレでないです。これからだんだん汚くなっていくのですが。あれからずいぶん経ちますが、かみさんの話、葉巻、セリフ、などなど、この頃から変わってないんだなとわかります。とても新鮮なコロンボであります。 【fujico】さん 7点(2003-10-24 16:25:03) (良:2票) |