6.《ネタバレ》 ダイアン・フォッシーのマウンテンゴリラ絶滅阻止の尽力を描いた実話もの。群れを守ろうとして殺され、その手で作られた灰皿で喫煙するクズに天罰が下らんことを。フォッシーが学者の立場を超えて憎しみで暴走するのを静かに諫めるセンバガーレ。彼女の最期まで常に寄り添い見守り味方であった姿が忘れ難いところです。程なくしてルワンダ虐殺が始まったのを思うと沈んでしまいます。 |
5.《ネタバレ》 貧しさ飢えから集団でゴリラを襲う現地人。本当なら遠い祖先といえるゴリラを敬ってもおかしくない。霊長類同士が争う映像は虚しい。主人公のマネをするゴリラ、手をつなぐゴリラ。それだけでもなにかくるものがあった。 【spputn】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-26 15:39:33) |
4.《ネタバレ》 かつて、ダイアン・フォッシーのドキュメンタリー番組を観た時に非常に衝撃を受けておりましたもんで、彼女の生涯を映画化するらしい、という話を聞いた時にはむしろ、「ああ、ハリウッドはすぐこういうショッキングな話に飛びつくよなあ。しかも、強い女性を演じさせるにゃ、やっぱシガニー・ウィーバーってか?安直じゃないの?」と、ちょっと引き気味だったのですが。しかしその後雑誌で得た情報よると、映画化の企画は彼女の生前に遡り、製作者が契約のためにアフリカに向かい、いよいよ会おうというまさにその直前、彼女が殺害されてしまったんだとか。う~ん。こんな話を聞くと、実に弱い。タマリマセン。キャストにヒネリがなくったって、いいや。手のひら返して「さすがシガニー!」なんて言っちゃうよ、もう。リック・ベイカーの着ぐるみゴリラもホントよく出来てて、いい仕事してるんですが、やっぱり本物のゴリラとの命懸けの撮影があってこそ。頭が下がります。ま、何だかストレートな映画で、もう少しヒネリがあってもよいのでは、という気もしないではないですが、こういう実在の人物の活動や訴えを形にして残す、というのも映画の役割のひとつなのかなあ、と(だから本作においては解決は示されません)。ところで、映画音楽もえらくストレートですね。モーリス・ジャールだからしょうがないって?でもこれで、ゴールデン・グローブ賞受賞、アカデミー賞ノミネート。こんなんでいいのか!? もー私にはわかりませーん(笑)。 【鱗歌】さん 7点(2004-05-08 23:32:51) |
《改行表示》3.最初ゴリラ!と思ったがとても感動した。 最後は辛いです。(ビデオ) 【zero828】さん 7点(2004-02-23 01:34:21) |
2.自然の中に入って動物保護をしようとする女性のイメージというのはどうしてもこの映画のような描き方になってしまうのでしょうね。実話をもとにしているというのは、ある人にとっては結果を知っているだけに、どういう描写を重点にするかというのは作品の評価に大きく影響しますね。「交流」、「愛情」、「密猟」、「悲劇」というのは、やはりポイントになるのでしょうか。佳作だと思います。 【オオカミ】さん 7点(2003-08-05 17:52:37) |
1. 単なる動物生態報告映画だったら嫌だなあと思っていたのですが、実際には、アフリカに着いた瞬間から目を奪うような展開が連続し、その中で主人公とゴリラの関係の変化を的確に捉え、適度に人間同士の関係の話も絡めながら、最後は予想外の方向に着地するという見事な構成でした。主人公が終盤で狂気じみてくるのも、逆に人間くさくてシンパシーを感じます。基本的に動物愛護運動は支持しませんし、ましてやアメリカからやってきて動物保護を展開するなどとは大きなお世話とも思いますが、この作品は、1人の人間の愛情の軌跡の記録として理解したい。 【Olias】さん 7点(2003-03-07 20:38:25) |