浪華悲歌のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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浪華悲歌

[ナニワエレジー]
1936年上映時間:89分
平均点:7.45 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2004-05-16)【--------】さん
タイトル情報更新(2020-05-09)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
キャスト山田五十鈴(女優)村井アヤ子
梅村蓉子(女優)麻居すみ子
原健作(男優)西村進
志村喬(男優)峰岸五郎
進藤英太郎(男優)藤野喜蔵
原作溝口健二
脚本依田義賢
撮影三木稔〔撮影〕
配給松竹
衣装小笹庄治郎
録音加瀬寿士
字幕翻訳小栗美二(字幕)
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3.↓「よし坊」さんにほぼ同意。というか、自分がレビューしたかった事を全て的確に書いて頂いている(笑)DVDジャケットに使われている、薄情な男をじっと見据える鬼気迫る若き日の山田五十鈴の表情、これに尽きますね、この映画は。とにかく僕はあらかじめ文献等でこれが戦前の溝口健二監督の名作であるという噂を聞きすぎ、耳年増になってしまっていたみたいです。山田五十鈴が囲われる高級マンション(当時としちゃ億ションか?)内部をほぼワンカットで捉えた、かの有名なシーンにしても「ああ・・・これがあの有名な・・・」と感心はしたものの、教科書をおさらいしているみたいでそれほどの衝撃はなし。やっぱいけませんよね、こういう映画の見方は。反省。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-17 14:48:42)
2.《ネタバレ》 この映画を未見のときから山田五十鈴の何ともいえぬ横顔を映し出したスチール写真が印象深かった。しかし実際にこの映画を鑑賞すると、それは“印象深い”なんて言葉ではすまされない場面であると痛感する。壁を隔てた取調室で、自らが結婚を懇願した男が耳をふさぎたくなる様な泣き言を供述する。カメラは水平に移動し、隣の部屋を映し、その供述を聞く若き山田五十鈴の横顔を捉えて迫る。この息づかい、そう、まさにこのシーンだ。女の情念と悲しみと怒りと絶望と・・・すべてを包括した横顔を数秒間アップでとらえる。そしてこの鬼気迫る横顔は、この世のものとは思えないほどに美しいのだ。僕はこの映画を構成するすべての要素が、ただこの1シーンを際立たせるためだけに注ぎ込まれているようにさえ思えてくる。
よし坊さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-28 06:18:50)(良:1票)
1.祇園の姉妹同様、山田五十鈴が演じるアヤ子に圧倒された。本作も判り易い物語なのだが、溝口作品は題名で手が出し辛い面がある。本作もそうで、僕はこれまで「ろうがひか」などと勝手に脳内解釈していた。実は「なにわエレジー」というなんともおしゃれな題名だったと知り、手に取ることとなったのだが、いや素晴らしい。アヤ子の切り替えの早さに追いていくのがやっとだった。家族の為とはいえ、権力を持つ男たちを手玉に取り、啖呵を切って見せる反面、進に会う前は少女のようにソワソワしてみせる。痛いくらいの現実とメルヘンを行ったり来たりする。ラスト、空元気を見せるアヤ子を迎えてやれない家族が悲しすぎた。
カリプソさん [DVD(邦画)] 7点(2007-05-05 18:09:44)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.45点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
519.09%
6218.18%
7327.27%
819.09%
9436.36%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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