21.《ネタバレ》 サムは頭が良く、自分の立ち位置が解っている冷静な男。三番手四番手の位置で、戦略家として働くことが自分本来の器。トップは貧乏くじを引かされるばかりだと解っているので、トップに立つことは望まない。いずれ地獄に堕ちるにしても、サム兄貴と慕われ、愛する妻とのんびり過ごす今に満足している。にも関わらず運命の悪戯で、自分を守るために行動することを余儀なくされ、望まぬ形でトップに立ってしまった。しかも望まぬボス就任劇の発端はサムの才覚を信じた愛する嫁の暴走という悲哀。香港返還の夜に見せた涙はとても美しかった。 【kirie】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-06-05 11:37:22) |
20.《ネタバレ》 サムが良い味を出しています。悪者には間違いないけどいい奴って感じです。作品自体は1作目があってこその2作目であり、本作だけを観る人はあんまり高くない評価になってしまうでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-04 01:11:04) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 残念ながら、1作目の緊迫感と衝撃には敵わず。 一番の原因は、潜入をしている二人がメインではないからでしょう。 ウォン警部とルク警部。マフィアのほうではサムとハウ。そしてサムの妻マリー。 そういった人物たちを中心に物語は展開していきます。 よって、前作のような衝撃のラストが待っているわけではないので、サスペンス色は弱めに感じます。 ですがクライムムービー、マフィアものとしては素晴らしい完成度で、見所が多いのは確かでしょう。 ただ、クライマックスが中盤くらいでいっきに押し寄せるため、終盤からラストにかけては消化試合のような雰囲気に。 この後半でラウとヤンがそれぞれの潜入を活かしたあっと驚く展開ストーリーが待っているかと思いきや、何もなし。前作の説明書的役割に落ち着いちゃってますね。 まあそれでも、ハウの2年分の証拠をきっちり集めたヤンは評価しましょう。 その一方で警察内部に潜入しているラウは果たして何の役に立っているのか? そもそもラウを警察官に仕立て上げなくても、サムはウォン警部から情報を仕入れられるのだから、ラウ潜入の必要性がほとんど感じられないのは残念ですね。 怒涛のごとく死者の山を築いていく中盤から後半は、その勢いに圧倒されること間違いありません。 バイオレンスギャングムービーとしては良作、なんでしょうが、そうなってくるとあまり好きなジャンルではないんですよねー、これが。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 04:29:55) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 1の過去を描いた今作。前作とはガラリと変わって2はシリアスなギャング映画に。登場人物が多いのと顔が似てるのと名前が覚えられないので、整理できないとサッパリだが、ゴッドファーザーが下敷きとなっていることもあって、結構いける。1より全然ノワールだし。それでもシリーズ全部観ると、一番地味なんだよなァ。 |
17.「インファナル・アフェア」の物語はどう見ても「Ⅰ」で完結していて、蛇足となるであろう続編には期待していなかったのですが、これが意外なほど良い仕上がりとなっています。強力な一発アイデアを背景にドラマを構築した「Ⅰ」と比較すると作品の大元部分に「Ⅰ」ほど強力な仕掛けを持たない本作は分が悪いのですが、その弱点を抜群の演出力と構成力でカバー。直球勝負の本格的なヤクザ映画として製作されており、映画としての出来はこちらの方が上かもしれません。前作では恋愛部分など一部の演出に稚拙な面が見られたのですが、本作ではそういった弱点はほとんど改善されていて、「Ⅰ」の成功に満足せず地道な質の改善がなされたことが伺えます。。。。若き日のラウとヤンを演じるイケメン俳優は完全に脇役扱いで、伊吹吾郎似のウォン警部、チビでデブの春風亭小朝のようなサム、地味なインテリ顔のハウが本作の主人公。見た目の美しさなんて二の次、中年オヤジ達が知恵を尽くして戦う姿が描かれる苦み走った男のドラマなのです。冒頭で香港闇社会の大物が暗殺され、組の二代目に就任したのは昨日までカタギだった息子のハウ。こりゃ俺達の天下だぜ!と闇社会の中堅達は大いに盛り上がるのですが、これに対してハウは迅速かつ的確な抱き込み作戦を展開し、まだ注目される存在ではなかったサムは、この事態を冷静に観察して闇社会での存在感を現しはじめます。ここでハウが只者ではないこと、サムは冷静な戦略家であることが強調されるのですが、この一連の描写の的確さ、面白さには目を見張りました。とにかく前半は圧倒的な面白さで、ヤクザ映画としては最高レベルの仕上がりとなっています。後半に入ると、残念ながら作品の勢いは落ちてしまいます。観客を騙そうとして編集や演出に捻りを加えたために、映画が複雑になりすぎてしまったのです。ただし物語は依然として骨太で見ごたえがあり、最後まで飽きることはありません。本作について苦言を呈すなら、後付けの続編であるためにいくつかの点で「Ⅰ」との整合性がとれていないことです。最大の難点はヤンであり、兄であるハウを目の前で殺され、さらに一族郎党を皆殺しにされながらサムの子分に収まることはさすがに不自然です。また父の暗殺に関与したウォン警部に忠誠を尽くし続けることも疑問。こうした矛盾をうまく回避できていれば、続編としてより評価できる作品になったはずです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-08-29 02:18:49) (良:1票) |
《改行表示》16.1作目でウォンは酷い事されたけど、今作みて納得! 因果応報 【guijiu】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-09 09:59:14) |
15.いや、本当に人間関係が複雑だしヤンとラウも確かにわかりづらく、1回ではいまいち良く理解できませんでしたが、整理しながら観るととても面白い。確かにゴッドファーザーに似た雰囲気をだしています。でもこれはこれで緊張感も伝わってきてよかったと思います。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-17 23:44:32) |
14.いわば“点”への収束が圧倒的だった前作。“点”であればこそ、その存在も輝く作品を、わざわざ過去に遡ってもう一度、物語として収束させようとするこの第2作…。正直、ムダなこと、だと思う。じゃあ観なけりゃいいんだけどね、えへへ。まあ、良い方向に裏切られることも多いので……。で、感想はと言うと、半分は、うーんやっちゃったなーという感じ。前作の人間関係を、形を変えつつも過去にまで引きずって行ってしまい、変なツジツマ合わせをしてしまうのにはガックリきてしまう。前作という“点”であってこその緊張感、それが、作品間にまたがる“線”となってしまうことで、否応なく削がれてしまうのがどうにも残念。で、残り半分の感想は、というと、「その割には、うまくやってるなー」と。どっちやねん。まあ、無理があるのは製作者側も百も承知でしょうから(汗)、前作と同じ路線・同じ盛り上げ方を狙うのではなく、むしろ、一見散漫な印象の中に、人物関係とドラマが緩やかに描かれており、これはこれで結構ではないかと。ところで映画前半、登場人物たちがマズそうな食べ物を口にするシーンが多いですが(何やねんあのアイスキャンディーは)、いっそ、映画の最後まで“食”で統一して欲しかったな。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-05 16:59:36) (良:1票) |
13.パート1でハマった人向けの作品。前作に深みを出させるこういう計画性のある続編は大好きです。 【Keicy】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 17:47:51) |
12.《ネタバレ》 第一に、若い頃のヤンとラウの顔立ちが似ていて見分けが付きにくかった・・・「Ⅰ」の自分のレビューと同じこと書いてるなぁ(苦笑)。まあそれはさておき、「Ⅰ」に対しての前日談ということで、これは結構面白かったです。主人公であるはずのヤンとラウはあまり本筋には関わらず、その分脇役達が色濃く描写されていたかな、と感じました。時代の流れの演出としての、ウォン警部の髪の毛の減り方はちょっと早すぎないか?と思ったりもしましたが(笑)。意外だったのは、サムが結構お人好しっぽく描かれていたことでしょうか。一見能天気っぽく見せながら隠れた狂気をチラつかせている「Ⅰ」に至るまでの過程は・・・やはり二回も死にかけたことと、最愛の奥さん(?)を無くしたことが関係しているんでしょうか。ラストの彼の涙は印象的でした。運命とは色々な人の人生を狂わせていくものなのですね。 【ライヒマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-12-02 22:01:51) |
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11.死んだと思っていた人が生きていたり、ヤンとラウが似ていたりして、ストーリーの分かり難い部分があった。しかし十分に雰囲気を楽しめた。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-11-18 14:46:31) |
【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-04 11:12:47) |
9.《ネタバレ》 ウォン警部渋い・・。クールな彼がルクの爆発の際に見せる狂乱の無情さ・・。あーやりきれん!1がストライクだっただけに、それと比べると小粒でピリリと辛い印象。 【460】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-30 02:39:50) |
8.前作の緊張感には劣るものの、続編としては上出来(続編と言っても前日譚だが)。ウォンとサムの関係が明らかになることで、前作で欠けていた部分が補完され、より重厚さを増している。ヤンとラウの転落人生の始まりも垣間見れて興味深い(バカのキョンは昔からバカだった)。『ゴッドファーザー』を意識した(パクリ?)展開も許せてしまう、香港ノワールの新たなる名作。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 10:00:05) |
7.前作好きなので、あまり期待せずに見ようって思ってましたが面白かったです。前作よりは地味っぽい話なのだけど今作を見たことによって前作もまた面白く味わえるところがいいですね!! 【こゆ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-21 23:17:02) |
6.スターウォーズみたいな感じでしょうか.いかにして「1」の最初の状態になったのか?が上手く描けていたと思います.Ⅲが楽しみになりました.若手の二人は「頭文字D」の涼介と中里で,ウォン警視も,チンピラ役も・・・ということで,ほとんど同じスタッフが作っているそうです. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-02 15:08:25) |
5.前作よりも人間関係がより複雑に、より深くなっています…けど、ちょっとややこしかった(まぁ分かることは分かるんですけど)。これを見たあとに1を見てしまうと人間関係がやけにあっさりしたものになってしまうのでは…。その辺の不自然さは3で補完されるのかな? ただ、前に座ってたオバハンが、サムがカッコイイことを言うたびにゲラゲラ笑っててちょっと不快でした。(確かにクサイけどさ ^^;) 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-16 21:32:03) |
4.前作と同じ点数ですが、こっちのほうが私は好きです。前作ではアンディ・ラウ&トニー・レオンよりも、それぞれのボスに感情移入して見ていた私。この作品で彼らを丁寧に描いてくれたのが好感持てました。サム役の人、凄いな。多少臭いかもしれんが、ああいった男臭い“漢”に弱いのよね(笑)。やっぱマフィアモノは、ああいったドロドロの抗争描いてナンボでしょ。グッド・フェローズやフェイクを思い出して、いい感じでした。サスペンスやアクションではなく、あくまで群像劇としてみてください。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-15 17:53:32) |
3.前作は劇場で観たのですが、今回はそこまでの「華」がなかったのでレンタルにしました。前作との整合性もあり、伏線のはり方も上手い。でも、やっぱり地味だった。 【HIDUKI】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-04 14:03:33) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 前作主役の2人が出ないことで展開はどうなるのかと思ったが、ヤンと刑事のおっさんの演技&ストーリーが主役2人がいないことを忘れさせるくらい観るものを引き付ける。その他脇役もよかった。完結編はどんな展開になるのだろう、映画館で観ます。それにしても、人死にすぎじゃないか…? 【T橋.COM】さん 7点(2005-03-19 13:36:43) |