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乱れる

[ミダレル]
1964年上映時間:98分
平均点:8.09 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-01-15)
ドラマラブストーリーモノクロ映画TVの映画化
新規登録(2004-10-09)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト高峰秀子(女優)森田礼子
加山雄三(男優)礼子の義弟・森田幸司
草笛光子(女優)礼子の義妹・森園久子
白川由美(女優)礼子の義妹・孝子
三益愛子(女優)礼子の義母・森田しず
中北千枝子(女優)賀谷の妻・道子
十朱久雄(男優)岡本薬局主人
藤木悠(男優)清水屋店員・野溝
北村和夫(男優)久子の夫・森園
浜美枝(女優)幸司の恋人
清水元(男優)警察署長
佐田豊(男優)村田呉服店店主
柳谷寛(男優)賀谷食糧品店々主
小川安三(男優)清水屋の店員
浦辺粂子(女優)温泉場の女将
西條康彦(男優)森田屋酒店の店員・川俣
勝本圭一郎(男優)
中山豊(男優)
榊田敬二(男優)
吉頂寺晃(男優)
脚本松山善三
音楽斎藤一郎
撮影安本淳
製作藤本真澄
成瀬巳喜男
東宝
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音下永尚(整音)
藤好昌生
斉藤禎一(録音助手)
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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8.《ネタバレ》 序盤部分は、妙にスーパーネタばかりが展開されていて、ちょっとあれれと思ったのですが、幸司さん(つられてこう呼びたくなる)の告白によって世界が揺らいでからは、怒濤のザ・メロドラマが炸裂していきます。幸司さんが心を入れ替えて真面目に働き出したら、かえって距離が狭まってぎくしゃくしていくところなんか、もう悶えそうになります。寺に呼び出す「一枚の付け文」がもたらすインパクトも強烈です。そして、2人の姉が招かれて、母を交えて話し合うシーンもスリリングですね。姉たちの描写にも微妙な差があって、主人公の決意を聞いた後も、次姉の方は脳天気なんだけど、長姉の方はもしかして気づいていたのでは?と思わせる演出になっています。そして、中盤までは基本的に酒屋兼自宅で進んでいたのが、終盤には一気に汽車で別世界に飛翔します。最後だけはちょっと唐突だったかなー、あそこは何とかして、もう一段上の何か切ない別れを残してほしいところでした。●それにしても、この作品は、どこまでもデコちゃんを綺麗に撮ることにこだわっていますね。「困り顔がこれほど美しい女優」は、ほかに存在しないんじゃないかと思ってしまうほどです。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-09-07 01:12:02)(良:1票)
7.《ネタバレ》 許されぬ恋と庶民を襲う当時の社会の激しい変化をうまくからめた名作。終わり方も良い。とにかく演技が下手な人がいないから驚く。今の邦画には考えられない事だ。あえて残念な点を挙げれば後半の列車旅の周辺に来た辺りから急に間延びし出してBGMも退屈なのがずっと続く感じ。あんな長くて一本調子なBGM当時は許されたのだろうか。不思議だ。
ほとはらさん [DVD(邦画)] 7点(2024-01-01 13:27:27)
6.《ネタバレ》 惜しい。実に惜しい。互いに引かれあいながら女の異常な潔癖症のために、なかなかぐさっ!といかない二人。「あたしだって女よ」なんて重大な告白した高峰秀子と温泉旅館の部屋に二人っきりになった時点でもう加山雄三は勝利を摑んだも同然だったのに!密着を期待しつつも狂人クラスの古い貞操観念が邪魔をして心の準備が充分できていない高峰が反射的に放った「堪忍して」の一言に、これまた反射的にむくれちゃったのが加山の敗因だ。あそこはあんなにすぐふて腐れちゃっちゃあいけない。眠狂四郎みたいな気分になって「一度味をしめたそなたの肌が男を求めていることはそなたがいちばんよく知っておろう」と余裕を持って切り返すべきところであった。そこまで達観できなければ植木等みたいに「お呼び出ない」とか言って誤魔化してちょっと間をおけばいい。そうするとスタンダール先生が「恋愛論」で仰るように彼女の中でエッチな妄想がどんどんふくれあがることだって大いに期待できる♥ とりあえず風呂に入って(これ重要)、とりあえず飯を食って酒でも飲んで、とりあえずふとんに入る。その間浴衣をはだけるとかしてちょいちょいそっち方面に意識を行かせるようにすれば、性交成功の確率は3000倍くらい上がったのに。ああいう無理して性欲を堰き止めてるっぽい女はセルフ寸止め状態だから、ひとたび一線を越えるとありえないくらいにひーひー「乱れる」ことも期待できたのに。和風旅館の小道具、浴衣の紐や座椅子や梁なんかもうま〜く使えばいいのに♥♥♥ ちなみにブチッと唐突に終わるタランティーノみたいなエンディングは文句なく素晴らしい!
皮マンさん [DVD(邦画)] 7点(2016-12-31 11:32:01)
5.《ネタバレ》 断ち切れぬ未練や、押し寄せる時代の流れを描いた良作だと思います。と鑑賞して頭で考えたのですが、心に響くほどの内容でもなかったかなというのが正直な感想です。
川本知佳さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-07 14:13:27)
4.《ネタバレ》 「乱れる」感情を、画面構成、カット割り、演技でこれほど見事に表現できるのは見事としか言いようがない。しかも、乱れ方が現在の価値観では、何もそこまで深刻にならなくても、とも思えるレベルなのに、その心理を、目で、仕草で、後ろ姿できっちり表現してしまう高峰秀子の演技力には脱帽。しかし、衝撃的なラストは、もっといろんな展開が有りうるのに、突然天災のように寸断された感じで消化不良である。当時の価値観では、禁断の愛はこの程度の乱れ方でも死で締めくくるしかなかったのだろうか? それとも、敢えて意図的に消化不良感を与えようとしたのだろうか? このラストを外してもう少し尺を伸ばしても、いい映画になりそうだ。ただ、なんだかんだ言っても、高峰秀子の魅力、演技力、それを活かしきる成瀬監督の力はハンパないと感じたことは確か。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 17:22:39)
3.未亡人となった女性と11歳年下の義弟との愛の行方を描いたドラマ。
ヒロインの現在置かれている状況や立場をしっかりと描きつつ、店の経営が逼迫という
サブストーリーが絡んでくるので、ガチガチのメロドラマという印象はない。
そういった設定に無理がないせいなのか、丁寧に描かれているせいなのか、
ヒロインの胸の内の苦しみがよく伝わってきて、男性が観ても感情移入がしやすい。
義弟を演じる加山雄三は好きな役者さんではないが、それほど違和感は覚えなかった。
高峰秀子は文句なしの好演で、ヒロインのキャラには適役だし、その描写も見事のひと言。
終盤の展開も悪くはなく、気持ちは引っ張られたのだが、オチはこれがベストだとは思わなかった。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-19 18:48:49)
2.繊細な心情描写と光と影の演出は、ただただ引き込まれます。

ただ、平均点並みに感動したかと問われれば、ちょっと微妙です。

主人公のもやもやとした「ダメ男」っぷりが、観ていて必要以上に共感してしまったからではないか、と、考えますが、コレ如何に。

まぁ、しかし。高峰秀子のソツない演技、若かりし頃の草笛光子、箸の持ち方が私と一緒の間違え方をしている加山雄三を、十分に堪能させていただきました。
aksweetさん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-14 16:41:54)
1.なんというラスト。印象に残ることは間違いないが、好きか嫌いかと言われれば正直どっちとも…。
リーム555さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-27 18:44:05)
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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 8.09点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.33%
524.65%
636.98%
7818.60%
81125.58%
9818.60%
101023.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review4人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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