64.《ネタバレ》 なかなか面白かった。 そういえばCGの水準がグッとあがってアメコミ映画化の波が来た。この映画はその先陣だったように記憶している。10年前の映画だが、今観てもそれほど大きくおかしな特殊効果は無かったように感じた。 90年代、CGといえばモーフィングであり、人形を絵のモデルに置き換えたものであり、書き割りの代替であったと思う。2000年代に入ると、形状の変化は物理演算の上現象をなぞるようになり、人間のモーションを絵に置き換え、環境を丸ごと構築したセットを代替し舞台装置的な大道具や、本来の機能や質感を持たない小道具よりも明らかにリアルになってしまった。 これはリアルさの逆転現象を起こした。映画らしい張りぼて感や良くできたスタントが脳内補正でリアルに見えたのが、映像がホントにリアルになり始めたときこれまでスクリーン上に写っていた見かけ上のリアルさとあまりに違っていたため、受け入れられなかった多くの映画好きが戸惑った。結果、「CGだからダメ」とスクリーンの中に出てきた新しい特殊効果を切り捨てた。 この映画はそういう時期の先鋒だった。今観ると当時感じていた違和感というのはむしろ少なく、特殊効果以外を楽しめた。シリアスさや緻密さは今の水準からすると甘々だが、90年代には制作に入っていただろうことを考えるとものすごいことだ。 この後、幅広い年齢層に向けてアメコミの優れた映画化作品が次々と現れるが、リメイクブームやネタ切れと揶揄する人が多いことには疑問を感じる。ブームやネタ切れでは無く、映像の技術革新が連鎖的に脚本やストーリーの革新を呼んで表現が出来るようになった新しいジャンルと言えないだろうか。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2010-08-01 04:39:00) (良:2票) |
63.《ネタバレ》 典型的なアメコミなんだけど他のアメコミとは違う要素があります。普通のアメコミだったら悪役は人間を襲い、ヒーローと敵対しています。ヒーローは人間を助け、悪役を倒そうと試みます。人間は悪を怖れて悪として捉え、ヒーローを自分たちを助けてくれる力を持つ善と捉えています。人間は襲われるか、救われるかのどちらかしかありません。しかし、Xーメンでは人間にとってミュータントは善でも悪でも無く、社会から排除するべきマイノリティとして捉えているのです。そして、ミュータントに怯えながらも対等に渡り合っているのです。X-メンで人間のミュータントに対する見方は、社会的マイノリティに向けられる視線と同一です。偏見と思い込みによって差別の対象になっているのです。善(ヒーロー)⇔悪(敵)だった構図がこの映画ではマジョリティ(人間)⇔マイノリティ(ミュータント)の構図になっているのが僕は気に入りました。今後、ミュータントと人間がどのように歩みよるのか、そこに注目したいと思います。 |
62.1だけX-MENじゃなくてX-メン(笑) 個人的にはキャラ惚れ映画です。ウルヴァリンです。原作のではなくヒュー・ジャックマン演じるこのウルヴァリンです。かっこ良過ぎ!お話はサイボーグ009のハリウッド版みたいなって言うと雑だろうか。でもこちらの原作の方が少し先みたいです。私も何か能力欲しいなぁ・・・普段隠せそうなやつ。あと人と普通に接触できるやつ。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-02 03:10:41) |
61.《ネタバレ》 アメコミは好きなんですがキャラ限定なので正直X-MENは全然アウトオブ眼中でしたが、なかなかどうして流石ブライアンシンガー作り込みにオタク度は完成度高く嬉しく鑑賞しました。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-31 00:15:58) |
60.特殊な能力を持ってしまったために人間から迫害されるミュータントたち。それでも人間と共生していこうとするものと、そんな人間たちに敵意を持つもの。プロフェッサー率いるX-MENとマグニートー率いるブラザーフッド。単純なストーリーと、ある程度背景の分かる魅力的なキャラクターたちの活躍を何も考えずに楽しめた。ただ、X-MENもブラザーフッドもそれぞれの立ち位置はよく理解できるのだが、マグニートー側のメンバーがちょっと悪役的過ぎるのが惜しい。もう少し同等の立場で描けていたらもっと共感できたのに、と感じる。シリーズ最初のキャラクター紹介含めてこの内容なら十分及第点と思う。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-31 23:12:30) |
59.なかなか面白いな。繰り返してみるたびキャラがつかめて面白くなってくる。予備知識なしで初見では味わいがうすくなると思う。シリーズ通じてあんまり役に立たないウルバリンが第1作ではサポートだけど不死身能力が生きたことが救われるな。導入の第1作として解りやすい作りにもなっており、続くシリーズにも期待をもたせる。マグニートの生い立ちが冒頭の差別から始まりそして差別に拘っていることを改めて知って示唆深かった。 【タッチッチ】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-12-01 17:29:09) |
58.わかりやすいストーリーと多彩な登場人物たちで楽しめた。 続きが気になる。 【さや】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-16 15:13:16) |
【ジダン】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-14 13:27:40) |
56.《ネタバレ》 アメコミには神話的な詩情がある。神話的な美学もある。他国に比べて圧倒的に若いアメリカ文化が必要とする、とてつもないものがいっぱいある。本作ではミュータント各人の引きずる記号が、そういう素晴らしさを雄弁 (詳細はブログにて) 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-12 18:44:45) |
55.続編ありきという前提で本作を観るなら、満足度はかなり高いです。プロローグの役目(世界観やキャラクター説明)は十分ですし、次回作へ期待を持たせる仕掛けも忘れていません。単品としてもクライマックスを設けているので、それなりに楽しめます。“ミュータントの苦悩”は掘り下げれば深いテーマとなり得ます。本作を観る限りでは、その扱い方の方向性までは見えません。アクション主体の娯楽作品へ向かうのか、ヒューマンドラマの要素を強めるのか。いずれにしても滑り出しは上々だと思いました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-12 18:42:41) |
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54.もっと派手なのかと思ってた。 最初の雪のなかに登場するとこはかっこいい!と思ったが、 どうもひとりひとり見せ場が少ないぞ。 2以降に期待して7点。 |
53.《ネタバレ》 え・・不死身って反則だろ・・・初めて観たときは、ただただそう思うだけであった。まあ普通に楽しめるレベル。 【ケ66軍曹】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-01-24 23:58:42) |
52.《ネタバレ》 アメコミ物の中ではこのシリーズの映画の出来が、1番だと思います。ラストのプラスチックの牢屋は圧倒されました。 【pokobun】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-12 20:00:08) |
51.アメコミの映画化されたものの中では良く出来ている方だと思います。プロフェッサーの人ははまり役ですね。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2007-01-10 20:34:36) |
50.《ネタバレ》 ウルヴァリンが思っていたよりも背が高かったのが印象的でした。マグニートが強過ぎて、こいつに勝てるのか?と疑問符が出てしまいましたが、終わり方はよかったです。 【腰痛パッチン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-30 15:26:31) |
49.《ネタバレ》 分かりやすくて面白かった、次回に続きそうな終わり方も期待させてくれます。XMEN自体格闘ゲームでしか見たことが無いのであのイメージだったのですが、微妙なコスプレしてないところが良い感じです、確かにミュータントだからと言ってコスプレする必要は無いですわな。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-02 10:42:38) |
48.なんかアメリカのヒーロー物は主人公ひとりが超ハイパーミラクルパワーを持っていて、敵は相手にならず、やられるのは不意打ちか運の悪いときだけという印象だったんですけど、これは敵と仲間と主人公の力が拮抗していてよかった。JOJOみたい。 |
【くまさん】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-09-10 23:45:51) |
46.漫画の映画化ってのは失敗するって印象が強いけど、これは当たり。結構面白かった。個性派揃いだし。話はまだまだ続く雰囲気だけど、十分楽しめる 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-09-04 22:32:37) |
45.多分見たのはDVDとかで見たので3回目のはずです。普通に面白いです。原作を知らないから比較はできませんけど・・・。それにしてもハルベリーは銀髪かっこいいですねー。他の作品に銀髪で出たら違和感あるんでしょうけど、もっと見てみたいです。マグニートーのヘルメットはいい感じです。かっこ悪さとかっこよさのバランスが絶妙というかなんというか・・・。あとはミスティーク好きです。 【赤紫】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-09-03 22:58:58) |