3.《ネタバレ》 商品として手堅くまとまっていて、話の優しさと相まってとてもいいお話だったと思う。
この映画の一番いいところは、あまり奇妙な大きなテーマをどすんと与えなかったところだと思う。
特に日本製アニメ、その萌えキャラと学園とかRPG的設定を取り除いてみれば、そこまで行くと宗教団体が作る映画と大差なくない?というような生き方論には大変な違和感を持っている。
なんで人間同士がやたら心とか精神とか考えてることをのぞき見しあわなきゃならないのか?
なんで自然だの命だの自分らしさだのをいう割には破壊欲を刺激するプロットと映像だけを組み合わせるのか?
ものすごい違和感だ。
そんなことよりも、人間らしいキャラがロボットで、まっすぐに冒険するという優しさの大切さの方がよほど大事なんじゃないの?
正直印象に残らないラストだったけれど、「アーいい映画だった」っていうこれが大事。