6.吹き替えで見るのは好きじゃないけれど、まいっか、と視聴。
但し結論はやっぱり「字幕のほうで観たかったなあ」。
声優さんたちも頑張っているらしいのはわかるんですけど、似たような声やしゃべり方の人が多かった感じ。あれじゃ単調では?
日本のTV局は、もっと声優のキャスティングや演出に神経をつかってほしいものです。
今回のリメイクにあたって陪審員に黒人を配したことは、むしろ自然さを感じさせてよかったと思いますが、さらにバランスをとろうとしてか判事を女性にしたのは、何だか安っぽかったですね。
あそこまでしなきゃいいのに。
とはいえ、なぜこれをリメイクしたかについては、そのあたりに企画の裏話が潜んでいそうな気もします。
かつての映画が、いくら名作といっても白人男性ばかりのキャスティングである為に、何か都合の悪いことがあったんじゃないかと。
たとえば学校教育でこの映画を子どもたち見せたいんだけど、でも使えない、といったような。
日本でも陪審員制度が取り入れられそうな按配ですけど、本作はテキストとしておおいに役立つんではないでしょうか。
「映画」としての緊張感はかなり薄かったと思いますが吹き替えだったからかもしれず、けっこう飽きることなく楽しめたので、この点にしました。