18.'10.9/8 3回目鑑賞。オリエンタル急行列車がナイル河遊覧船に変わったような作品。豪華俳優陣を楽しみ、エジプト観光を楽しみ満足。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-08 19:26:54) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 公開当時観にいきました。懐かしい〜。 前半はナイルの観光を愉しみながら登場人物の因果関係が明らかに、後半は殺人事件発覚後のポアロの謎解きへと展開していく。 J・ギラーミン監督は「タワーリングインフェルノ」など登場人物が多い映画を捌くのが上手で今作でもその才能を発揮している。 全体的に中弛みも無く、最後までテンポが良い。ニーノ・ロータの音楽もいいですね。 オールスターキャストも見応えがあり、1級のミステリー、エンタメに仕上がっている。 個人的には第三の殺人はかなり無理があると思うが・・。 ピーター・ユスチノフのポアロ役は巨漢すぎて原作のイメージでなないが、まぁいいか(笑) 【とれびやん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-18 20:07:09) |
16.《ネタバレ》 監督がジョン・ギラーミンということで、スリリングなサスペンスやシリアスな心理劇などは期待していなかったので、それなりに良いんじゃない、と思ってしまった。とは言え、まず被害者に殺意を抱く人が集まる過程がいまひとつ。結婚したら急に新婚旅行に付いてきた、という唐突感がどうもねぇ。まあ殺人事件ものであればそこは仕方が無いか。しかし、これはどうだ。殺人に至る過程が、あまりに分刻みの予定通りの行動を作り上げていないか?そんなに上手くいく訳がない、という冷めた気分になる。いや、偶然に上手くいったんだと言われれば、そうか、と言うしかないが。まあ、そこはまだ良い。まだね。でもねぇ、ポアロはどうしようもない。これでは普通の常識的な探偵以外の何者でもないではないか。盗み聞きにはめっぽう強い、ぐらいが特徴である。あの、奇行が趣味(?)の、空気が読めない、どこの国の人か分からないような、一方で、推理がずば抜けて優れているフランス人とはどうしても見えない。え?フランス人じゃないって?だ、だから、私は、フランス人には見えないと言っているのだ。 【パセリセージ】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-01-16 19:31:22) |
15.《ネタバレ》 犯行そのものは、机上の空論っぽい内容でしたが、それでも推理モノの映画として充分楽しめます。オリビア・ハッセー演じるオッターボーンの娘、自分のオカンが殺されたばかりだというのに、婚約してウキウキ気分というのはどうなんだ?と、つまらないツッコミを入れてしまいました。 【ramo】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-08 23:17:39) |
14.このシリーズの中で一番面白かったし衝撃的な最後だった。エジプトもいいところだった。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-23 17:59:16) |
13.《ネタバレ》 久々に見ましたが、伏線の用意周到ぶりはお見事。たとえば、ジャッキーがリネットにサイモンを紹介するとき「私と同じで貧乏」と言ったりとか。トリックも大胆で素晴らしいし、船上の殺人というのも、ある程度必然性が感じられます。ただ、狭い船の上とはいえ、2度とも殺人を目撃されるのは、できすぎという感じ。アンジェラ・ランズベリーがエキセントリックな役を演じていますが、全然笑えない。ベティ・デイヴィスとマギー・スミスの有閑コンビがかなりおかしかった。他の容疑者はおおむね印象が薄く、健闘していたのはオリビア・ハッセーくらいでしょうか。あと、ピーター・ユスチノフはポワロにしては恰幅がよすぎます。そんなこんなで、悪くはないけど『オリエント急行』よりは数段落ちます。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-15 19:17:37) |
12.《ネタバレ》 何度か観ているけど確認したくてビデオで再見しました。 こんなに前振りが長かったことは忘れてました、ゆったりしたミステリーですね。 「オリエント急行」とどことなく似ているシチュエーション、遊覧船の支配人も共犯だったかしら、なんて思ってしまいました。寝台列車では寝かせてもらえず、遊覧船では強制的に眠らされたポアロ、なんかすごく面白い。 「壁に耳あり障子に目あり」みたいな神出鬼没なポアロが可笑しい、ポアロという人はほんとに人間観察が好きですね。 「オリエント」と決定的に違うところは殺人の動機で、この違いが余韻の違いにもなるような気がします。 【envy】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-12 19:47:48) |
11.《ネタバレ》 数多のミステリー作品のもはや「礎」とも言えるものが、アガサ・クリスティのミステリーだと思う。それは「王道」であり、ありきたりに感じようが、展開が強引で腑に落ちないと感じようが、否定出来る術は無い。 ただその「王道」に対して、敢えてというか、改めて苦言を呈することができるのならば、一つだけ言いたい。 現場となる遊覧船に同乗しながら、3度の殺人を繰り広げられ、挙げ句犯人の死も食い止められずにいて、よくも「いい推理だった」なんて言えたものだ……。 これまで他の作家の作品でも大いに感じてきたことだが、物語を冷静に振り返ると、その違和感はいつもつきまとう。 ただし、そういう違和感を感じたからと言って、この映画が面白くないなんてことは断じてない。 それは、アガサ・クリスティーのミステリーにおける「王道」ぶりは、その違和感さえも含むからだ。 一見すると、ミステリーの主人公は「謎」を解き明かす“名探偵”のように思える。 でもそれは間違いで、ミステリーの主人公は事件の発生によって巻き起こる「謎」そのものであり、そもそも「謎」が生まれそれが解き明かされない限り、主人公は登場すらしないことになる。 エルキュール・ポワロをはじめとする名探偵は、物語の狂言回しに過ぎないのだ。 入り組んだ「謎」を物語の中で優雅なまでに繰り広げ、狂言回しの名探偵がその正体を浮かび上がらせ、犯人の死によって締める。 そのすべてが、ミステリーに許された「美学」であり、それを如実に反映したこの映画もその優雅な美意識に溢れている。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-09 14:53:27) |
10.《ネタバレ》 偶然にも昨日同じエジプトが舞台にもなっている「アラビアのロレンス」を見た後の今日、観ていたらやたらとエジプトに旅行しに行きたくなってしまった。ミステリー映画としてというよりも観光気分で映画を楽しんでいるような自分がいる。勿論、ミステリーとしてもなかなか面白く観られたし、それはそれで良いのだが、全てが解決し、船から下りようとするベティ・デイヴィスが「葬儀屋みたいで嫌だったわ」みたいな事を言う彼女に向ってマギー・スミスが放った台詞「どうせもうすぐなんだから良いでしょ」には笑ってしまった。ところであんなけばい女からどうやったらオリビア・ハッセーのような可愛い女の子が生まれてくるのか?不思議で仕方なく、色んな意味で突っ込みたくなる映画としてもある意味、楽しむことが出来た点を一応、評価しての点数ということで、こんなにも騒々しい船になど絶対に乗りたくない。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-28 11:56:59) |
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【ボバン】さん 7点(2004-10-30 03:07:59) |
8.夜間ライトアップされたピラミッドとスフィンクスの神秘的なポスター、壮大なエジプトの風景と名所を背景に展開されるミステリーの断片を効果的に演出する予告、そしてポップなイメージソング。これらに釣られ、子供の頃、親に頼み込んで劇場に連れていってもらった。 この作品でピーター・ユスチノフとデビッド・ニーブンのファンになった。 「み~すてり~な~いる♪」あら、やっぱり主題歌じゃなくてイメージソングだったんだ。 劇中じゃ一切かからないし、あれ?劇場でもかからなかったっけ? 【あむ】さん 7点(2004-06-25 13:41:29) |
7.もちろん「オリエント急行殺人事件」はちょっと別格ですが、当時流行ったアガサ・クリスティの映画化作品の中ではこれが一番楽しかったかなあ、と思います。原作がミステリとしてはもう一つマイナーだったので未読だったのが良かったんでしょうか。ミア・ファロー、ジェーン・バーキン、オリビア・ハッセー、マギー・スミス等など、キャストも今ではちょっと考えられないくらい豪華ですよね。ミステリとしてもきちんとマジメに作ってあるし、ナイル川観光に出かけて来たヨーロッパのお金持ちの豪華なバカンスを観光気分で味わえるのはこのシリーズの醍醐味。でも別にナイル情緒が味わえるわけではないのですが。やっぱり気楽に楽しむのが正解ですね。 【anemone】さん 7点(2003-12-21 14:43:26) |
6.ポアロが一同を集めての謎解きのスタイルは毎度ながら面白いです。ただいつも状況証拠がほとんどなのでその辺りが気になる所ではありますが。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 16:19:28) |
5.原作を越えられないというのは、やっぱりしょうがないことなんでしょうね。小説は、もっともっとおもしろかった。そして、ポアロは、あんな人じゃない。。。本物の「ポアロ」とはかなりかけ離れていた。 【aya】さん 7点(2003-05-29 17:15:33) |
4.はっきりいいます。ミア・ファローのような、やせて・気が強くて・知的(そう)な女性がタイプです。もっとも、ウディ・アレンとの離婚の一件で大マイナスですが。映画としては、クリスティ原作ではいいほう。しかしピーター・ユスチノフに、ポアロの雰囲気がない。というか、常識的で。ポアロってのは、へんてこで滑稽な親父だからね。むしろワトソン役のデビット・ニブンが、いかにも英国高級軍人という感じで良かった。 【happy1】さん 7点(2003-03-17 14:32:59) |
3.アガサ・クリスティー原作の映画化ではこれが一番だと思いますね。 【眼力王】さん 7点(2002-04-04 11:06:25) |
2.額を撃ちぬかれるシーン、子ども心にものすごく怖かった。それは後年、ストーリーの面白さを満喫することで克服した。 【ひかりごけ】さん 7点(2002-03-24 14:30:25) |
1.初めから犯罪は始まっている。初めてみたとき、種明かしにしびれた。しかし、いかにも英国の女史が作った物語のにおいが強くて・・・市川崑は彼女の名前をとって久里子亭と名乗っているが、石坂浩二の「金田一シリーズ」の方がずっと優れている。ポワロの科白、「犯人がサカナじゃないことだけは確かだ」だって、その言葉のどこにセンスが見あたりますか?この科白がマイナス1点。 【阿佐ヶ谷】さん 7点(2000-10-31 01:47:54) |