9.《ネタバレ》 現実に存在してしまってる「リメイク作品」。
世に出ている以上「存在を消せない」のはもう当然である。
ならば、存在を否定「できない」また、「しない」のを前提とし、
「新しい価値観を容認」し、「良い所を探す」事は必要ではなかろうか。
そういった意味であれば、否定されるべき作品ではない。
「リメイク作品」とは「前作のルールに乗っ取る事が前提」では無いのだから。
そういった事を自分に言い聞かせ、作品を観た。
俺様ちゃん自身の不満点も無い訳じゃなかったが、全体的にテンポが良く、演出も嫌いじゃなかった。
ただ、前作を見てしまってるのでストーリーラインが忠実すぎて、斬新さが無いのは否めない。
「最初と最後」とか「抑えなきゃいけない箇所」はしょうがないにしても、もう少し変化があっても良かったと思われる。
例えば、惨殺の順番&手法まで一緒にする事は無いかなーと思ってみたり。
意外な所で、子供は流産しないで産ませてみるのも悪くない気がするんだけどね。
なんか、人に死の予兆(オーメン)が奔る時、必ず「赤」が効果的に使われてたのも印象的。
俺さまちゃんも【ドラえもん】さんのレビューに賛成で、この監督はセンスあると思う。
オリジナルを崇拝してる俺様ちゃんでも「あ、上手いなー、こっちの方が【この映像】は好きかなー」と思えたシーンも多かったし、これから先が凄く楽しみな監督だ。
好きじゃない箇所があるとすれば、最初のバチカンで教皇(かな?)に予言の説明をするところ。
あれ、何かチープなTVゲームの導入部とか科学特捜隊の作戦会議みたいでクサかった。(滅)
もうちょっと壮厳的というか、神がかり的な宗教絵図で演出して欲しかったなー。
あと、最大のポイント!!
ダミアン役にはね、絶対外せないポイントがあるんだ!!
「唇がキリリと細い事は大前提」にしなきゃ!!
間違ってもポッテリしてたりしちゃダメだよッ!半開きなんかモッテノホカッ!
…音楽、やっぱ前の方がイイね。(どないやねン、俺!)