アヒルと鴨のコインロッカーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アヒルと鴨のコインロッカー

[アヒルトカモノコインロッカー]
The Foreign Duck, the Native Duck and God
2006年上映時間:110分
平均点:6.99 / 10(Review 166人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-06-23)
ドラマ犯罪ものミステリー青春もの小説の映画化
新規登録(2007-06-25)【SAEKO】さん
タイトル情報更新(2017-06-08)【イニシャルK】さん
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監督中村義洋
キャスト濱田岳(男優)椎名
瑛太(男優)河崎
関めぐみ(女優)琴美
田村圭生(男優)キンレィ・ドルジ
大塚寧々(女優)ペットショップの店長 麗子
松田龍平(男優)河崎
なぎら健壱(男優)椎名の父
キムラ緑子(女優)椎名の母
眞島秀和(男優)バスの運転手
岡田将生(男優)免許のない学生
野村恵里(女優)犬がほしい女
関暁夫(男優)ペット殺し・江尻
東真彌(女優)ペット殺し・女
平田薫(女優)仙台弁の書店員
寺十吾(男優)警官
猫田直(女優)
土井原菜央(女優)
原作伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(東京創元社刊)
脚本鈴木謙一
中村義洋
音楽佐々木次彦(音楽プロデューサー)
作詞ボブ・ディラン「風に吹かれて」
作曲ボブ・ディラン「風に吹かれて」
主題歌ボブ・ディラン「風に吹かれて」
撮影小松高志
製作坂上直行(「アヒルと鴨のコインロッカー」製作委員会)
プロデューサー宇田川寧
配給ザナドゥー
特撮橋本満明(視覚効果)
照明松岡泰彦
あらすじ
Blowin' in the Windを口ずさみながら引越しの後片付けをしている椎名に「ディラン?」と声を掛けたのは、黒ずくめで長身の男、河崎だった。河崎が言うには、となりのとなりに住むブータン人のドルジは、最近彼女がいなくなってしまって寂しがっているらしい。そんなドルジが欲しがっている広辞苑を奪いに「一緒に本屋を襲わないか?」と椎名を誘う河崎とドルジと、その彼女琴美。そんな3人にまつわるあるストーリーを描いた第25回吉川英治文学新人賞受賞作である伊坂幸太郎の同名小説の映画化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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48.《ネタバレ》 中村義洋監督が初めて伊坂幸太郎の原作を映画化した作品。どんでん返しというのはクライマックスになって出てくるものというイメージが強いのだが、始まって一時間ほどして出てきてそこから改めてトレースしていくのがうまく、「ポテチ」でもそうだったのだが、本作も二度見たくなるような映画でよく出来ている。ゆるい感じだった前半に対して河崎(瑛太)が真実を告白してからの後半がシリアスで悲劇的なので、若干戸惑う部分もあるものの、そこからが面白く、引き込まれた。ボブ・ディランの「風に吹かれて」がストーリーのカギとなる曲として使われているが、この物語によくマッチしていて良く、見てからは曲を聴くたびに本作を思い出しそう。仏教徒のはずのブータン人が神云々のところや、短期間で日本語がぺらぺらになっているところなど、確かに突っ込みどころはあるが、見ている間はそれをまったく気にさせない勢いがあるのも、中村監督の伊坂幸太郎原作映画らしいところ。印象に残ったシーンといえば、やはりラストの椎名(濱田岳)とドルジが駅で交わすやりとり。東京の実家に帰ることになった椎名に「また帰ってくるよな。」と声をかけるドルジ。これまで語られたドルジの過去を思うと、また一人ぼっちになりたくないという彼の気持ちがひしひしと伝わってきて切ない。この二人がその後どうなるのかは描かれていないが、椎名は必ずドルジのところに帰ってくる気がした。重苦しいまま終わるのではなく、爽やかな後味と余韻を残した終わり方も好きだ。出演者に目をやると、ミステリアスな男を演じる瑛太が最初はかっこつけただけの印象だったのが、メインになる後半になると徐々に印象が変わっていくあたりはうまいし、ただのイケメン俳優というだけではない魅力に気づかされた気がした。そのほか、松田龍平も大塚寧々もいい味を出していたし、ヒロイン・琴美を演じる関めぐみも良かった。そして、濱田岳。中村監督の伊坂映画には必ず出演しているが、4本すべて見てどの映画の雰囲気にもよく合っていたと思う。やはり素朴な感じがして良い。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-10 20:30:54)(良:1票)
47.《ネタバレ》 知人に伊坂幸太郎の大ファンがおり、いい、いい、勧められていたのだが、一冊も読まず。で、たまたまこの映画を見つけたので、前知識なしに見てみた。まあ、独特の雰囲気のよくわからない映画。なるほど、まあこういう独特な感じが好きな人いるよね。と、途中で見るのをやめようかと考え始めた頃、事態は急変。
この映画はよくあるといえばあるのだが、2部校正になっていた。前半の不思議系映画と、後半の解凍編(あえて解答ではなく解凍と書きたい)前半の雰囲気だけの不思議映画から一変して悲劇のサスペンス映画と様変わりする作りは、原作を読んでいないので、原作がいいのか、監督がいいのか分からないが良くできている。また、カッコつけなだけだった瑛太も急に外人に見えてくるあたりは役者やなーと思った。そして、この悲しい内容とディランの切ない歌声が非常にマッチして、とても印象深い映画となっている。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 14:28:42)(良:1票)
46.《ネタバレ》 前半、椎名が主人公の話はミステリアスだがコミカルで不穏な感じはまったくない 一転して瑛太が主人公のブータン人のドルジのパートはシリアスでハード 二部構成の後半は退屈しないがいささか戸惑った 全体的には青春残酷物語だが濱田岳が出ると、とたんに話がシリアスじゃ無くなるな 前半の本屋襲撃のパートで広辞苑と広辞林を間違う所で河崎が文盲じゃ無いかと思う 椎名の本が無くなる所で若干ネタバレする なのでこの辺のエピソードは無理に入れる必要が無かったと思う 椎名の家族のエピソードも椎名とドルジを遠ざけるだけの役割に見えた その中で印象的に登場する「風に吹かれて」をコインロッカーに閉じ込める件もちょっと上滑りな気がする 元々言い出した琴美の言葉に今ひとつ共感できなかったせいか このタイトルにもなっているテーマは原作を読まないと深く伝わらないんじゃなかろうか? しかし冒頭の本屋襲撃の話が物語中盤にも語られて、さらに最後にもう一度冒頭のシーンが繰り返されてそれが種明かしになるなどは意外で引き込まれた  引きこもりのドルジの耳に椎名の口ずさむ「風に吹かれて」が冒頭の何気ないシーンに重なって、この時のドルジが最悪の状態だったのかと思うと涙が出た 反面、琴美が殺されるボウリング場のシーンのディテールが悪くてげんなりさせられる 警察の対応とか悪すぎるし警官の目の前で琴美をひき殺した犯人達が釈放される訳が無い 主人公のドルジが殺人に走るための大事なシーンなので違和感無く作って欲しかった
にょろぞうさん [DVD(邦画)] 7点(2013-12-31 01:39:22)(良:1票)
45.《ネタバレ》 ストーリーに入り込むまで多少時間がかかりますが後半はぐいぐい引き込まれました。隣の隣って事ね!
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-20 15:49:33)(良:1票)
44.前半のダルさに負けそうでしたが、頑張って観て良かった。うん、なかなか。いろんな思いの籠ったお話でした。でもまったく同じシーンを違う形で何度も観せられるよりも、それを踏まえて別のシーンを増やして観たかったな。神様は見て見ぬ振りしてくれたのかなぁ。瑛太かっこいいなぁ。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 7点(2012-06-28 23:00:44)(良:1票)
43.《ネタバレ》 切ないお話やったですの~ ブータン人のお気持ち察したら。 でもさ、アヒルと鴨の違いは気にしても、アヒルと白鳥の違いについて追求することがなかったのはなぜだったんだろうか ブータン人。結局彼はドナルドダックの正体がアヒルのお化けだってことを知っているのだろうか どうしてもそれだけは教えてあげたいんだが。 無理だな 結構遠いところのお人のようだから。 
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-06-19 13:35:30)(笑:1票)
42.《ネタバレ》 原作は未読。後半の急激な変調と切なさが残るラストに、評価の高さを納得した。飛び抜けて演技が上手いとは思えない瑛太と、飛び抜けて歌が上手いとは思えないボブ・ディラン(こんなこと書くと怒られそうですが)。両者とも表向きの飄々とした体の中に内省や孤独が滲み出てくる感があり、それがストーリーと重なって、一言では表現しきれないような相乗効果が作品をワンランク上げていたように思う。
woodさん [DVD(邦画)] 7点(2010-06-26 19:26:27)(良:1票)
41.伊坂幸太郎作品は何作か読んだけど、このタイトルは未読。でも映画の随所に伊坂作品らしい会話のテンポや言い回しが見受けられ、この監督は良くエッセンスが分かってるのではないか、と思いました。それと瑛太という役者を見直しました。いや、別に見下したり見損なったりしていた訳じゃないけど、この映画の肝になる人物の演じ分けがしっかり出来てました。入国間もないブータン人のおどおどした様子とか、上手でしたね。虫も殺さないブータン人も友情のためなら例外もあるようで、自分は好感を持って見ました。ブータンの知識はほとんどなかったのでちょっと調べたら、国民総生産ではなく国民総幸福量を指標に世界一幸せな国を目指す、というユニークなお国でした。
アンドレ・タカシさん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-15 13:36:58)(良:1票)
40.《ネタバレ》 後半の種明かしのとこ、同じ構図で反復されるのが映画ならではの楽しみ。原作は読んでないけど、映画向きでないようでいて、かえってこれ映画向きの話だった。大きな仕掛けをくらませるために、小さな仕掛けをバレやすいように据えてあるのが憎く、少なくとも私は引っかかった。仕掛けとは、ただアッと驚かせるだけでは駄目で、ネタが分かった瞬間に「あ、なるほどね」と、いちいちの伏線が思い出され納得できるように仕掛けておいてもらいたいもの、これはそうなってた(ああ教科書ね、ああ広辞林ね、うんうんオニギリ買うとこね…)。また別方向の伏線として、鳥葬の話が終盤でイキるとこも見てて嬉しい。本屋襲撃のとき歌い続ける「風に吹かれて」にグッときた。復讐の歌というより追悼の歌であって、そしてもちろん相棒を導いてくれた神の歌でもある、照れくさくならないように時間計測の歌という名目が付いてるのもいい。大塚寧々の役割りがちょっと中途半端だったような。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-25 12:10:58)(良:1票)
39.《ネタバレ》 はじめ、あの演技派と名高い瑛太がなぜこんなにも断定的な棒読みでしゃべるんだろうと違和感を覚えたが、なるほど棒読みも演技派たる所以だったか。
琴美は元モー娘の飯田圭織に似ていてなんか好きになれなかったなぁ。でも椎名役の濱田くんとエセドルジの田村くんはいい味出してた。
地元が舞台で、通っていたキャンパスが出て、ブックスなにわとか、おぉマニアック、と仙台人には嬉しかった。仙台とその近郊は実際あんなに訛っていないんだが、ちょっと東北を押し出し過ぎたかな。
映画を観てからここのレビューを読んでもっと細かいところが知りたくなり、原作を買ってきた。原作で衝撃を受け内容を知った上で映画を観るのと、映画を観てから原作を読むのとどっちが幸せだろう。できることなら一旦記憶をなくして原作でもドキドキしてみたかった。
pbさん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-11 12:29:16)(良:1票)
38.《ネタバレ》 なんか話が見えてこないなーと思いながら見ていると、
途中から急転直下、一気に引き込まれる。
次々と明かされていく真実。

全ての話を知って、決して爽やかでない話を、
それでも爽やかに締めくくれたのはかなり好印象。

主役の濱田君、好演でした。
ご乱心 jet cityさん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-08 23:41:29)(良:1票)
37.《ネタバレ》 イイ話です。未読ですがおそらく原作の力に拠るところのものでしょう。脚本にした際、苦労したのでしょうが細かい所にわずかに配慮が足らないため、ひとつひとつの伏線の謎が解き明かされ、切ない話だなぁとは思うのですがいまいちグッときません。ラストのコインロッカーのくだりも、とって付けたふうに感じましたし。惜しい!残念。でもイイ話です。基本的には切なくて好きな部類の映画です。
ParaPさん [映画館(邦画)] 7点(2007-07-30 00:58:49)(良:1票)
36.タイトルからして、きっとオシャレな雰囲気を前面に出して
地味な話を見せて終わるだけの話だろうと
勝手な偏見を持ってゴメンナサイ
意外に面白かったです
afoijwさん [DVD(邦画)] 7点(2023-03-17 20:19:12)
35.《ネタバレ》 所々そうはならんやろって思うところあったけど結構好きだな。
いきなり洋楽でちょっとおしゃれっぽい感じもして
原作は読んだことないけどこの作者の作品は何作か読んだことあるので
作風はそういやこんな感じだったなと思いながら観てた。
軽快でサクサク読める作風が映画でも同じで楽しかった。
Dry-manさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-23 02:53:04)
34.《ネタバレ》 伊坂幸太郎原作作品を初鑑賞。

小説独特の世界観の中で進む映画なのでリアル感は少ないのですが、なんとももの悲しいというか、不思議な物語でした。
前半のなんだか意味不明なやり取りが、全て後半の伏線になっていたとは見事。虐待トリオとの遭遇から本屋襲撃まで、現実には話があのように進む事は考えにくいのですが、小説の世界観と考えれば納得して見てられます。

この作品と、同じく伊坂作品の「重力ピエロ」も併せて観ると、伊坂さんの私刑、仇討ちに対する考え方がある程度見えて興味深いですね。その意味では大いに共感出来ました。


余談ですが私自身は地元撮影の映画だったので思い入れが強いですね。

山形ドルジが訛りで「ほな」って言ってたけど違います!それじゃ関西でしょ。
山形では「んではっ」「んでまずっ」です(笑)
大治郎さん [DVD(邦画)] 7点(2021-06-12 07:50:35)
33.《ネタバレ》 濱田岳君のらしい演技を堪能できる。瑛太の演技も再見したら納得の表現。良作だとは思うが、ちょっと凝ったでしょ作品感が強くて鼻につく気がしないでもない。
タッチッチさん [DVD(邦画)] 7点(2018-04-25 15:30:53)
32.《ネタバレ》 ベストセラー小説の映画化というのは、いままで結構裏切られてきたので、この映画から、伊坂原作、中村監督、濱田岳のコンビで何となく期待できるようになった。原作そのままではないが、前半の不思議さから後半の伏線回収の謎解きまで、なかなか良かった。ボブディランもいい。
minさん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-28 22:04:21)
31.何とも奇妙なタイトルだしストーリーもあれれっという展開だったが、無事に収まってなるほどという感がする。瑛太を初めキャスト陣が良い味を出している。動物虐待はもちろんいけないが、それに憤慨して相手を○○するのも・・・。映画としては新鮮でおもしろいし、ボブ・ディランは懐かしい。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-19 21:32:17)
30.《ネタバレ》 青年たちの奇妙な関わり合いによる日々。間の抜けた雰囲気の前半から一転、種明かしが語られる後半は緊迫した展開。思わず引き込まれました。主題歌のボブ・ディランは清々しい曲ですね。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-06 00:44:45)
29.《ネタバレ》 話はよくできているんだけど、リアリティが感じられません。もし自分が当事者ならもっと違った行動をしているのに、と何度も思ってしまう。でも完成度は凄く高い映画。
nyさん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-05 00:29:53)
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【点数情報】

Review人数 166人
平均点数 6.99点
000.00%
100.00%
231.81%
331.81%
463.61%
5159.04%
62816.87%
74828.92%
83420.48%
91911.45%
10106.02%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review12人
2 ストーリー評価 8.18点 Review22人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review21人
4 音楽評価 7.94点 Review19人
5 感泣評価 6.68点 Review16人
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