お國と五平のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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お國と五平

[オクニトゴヘイ]
1952年上映時間:91分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-04-10)
ドラマ時代劇モノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2017-11-25)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト木暮実千代(女優)お国
大谷友右衛門(男優)五平
山村聡(男優)友之丞
田崎潤(男優)伊織
三好栄子(女優)お国の母
柳谷寛(男優)薬売り
音羽久米子(女優)女中
鳥羽陽之助(男優)
藤原釜足(男優)医者
三田照子(女優)
原作谷崎潤一郎「お国と五平」
脚本八住利雄
音楽斎藤一郎
撮影山田一夫
製作東宝
配給東宝
美術中古智
録音三上長七郎
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1.『めし』と『おかあさん』という代表作の間に、こういう全然毛色の違ったものもチャチャッと撮っているのだ、この監督は。大谷友右衛門てのは、いま歌舞伎の女形の大御所の中村雀右衛門。こういう古典劇出と対照的に新劇出の山村聡が出ると、だいたい暗いインテリの役ということになる。内攻し懐疑的といった役どころ。お国と五平は宿に泊まると二階に部屋をとる。道中の人の中から仇を見つけん、という意味があるが、映画としては、ここから下々の掟のない人々の暮らしが覗けるという仕掛け。より自由である芸人がしばしば登場し、現代劇におけるチンドン屋好みを思い出す。あれは庶民の暮らしのゴタゴタから離れた自由人の象徴だったのかな。盆踊りや嫁入り道中もあり、まあロードムービーの趣。この人の映画では、なにやら思いつめて道を歩く人のイメージがしばしば繰り返されるが、このロードムービーは、それを拡大したものだったのかもしれない。封建社会の非人間性といった社会的テーマより、この二人のハッキリしない間の気分の揺れの方に、監督としては興味があったみたいだ。追いかけているようでいて、実は目的に追われている旅、別れるために一緒に旅を続けていた『浮雲』と比較できるようなできないような。街道の木洩れ日が実に美しい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-01-21 12:18:05)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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