【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-06 20:54:45) (笑:2票) |
38.《ネタバレ》 いい歳になるまでヤクザ・任侠映画をまともに観たことなかった自分が、三十年以上前の正月休みに初めてレンタルで観て、あまりの衝撃に休み明けまでに勢いで五作全部観てしまった記憶があります。でもね、これは大失敗でした。なんせ前作で死んだはずの山城新伍や梅宮辰夫や松方弘樹が何度も違う役で登場してくるので、最後の方は完全に自分の頭が混乱してしまいました。この五部作は多少間隔を開けて観た方がイイみたいです(笑)。 “レイズ・オブ・山守組”というのが一作目のストーリーラインですが、けっきょくラストまで生き残ったのは文太・金子信雄・田中邦衛の三人だけ。そうそうたる顔ぶれの山守組の面々は内部抗争で自滅、東映もまさかこんなに大ヒットするとは思ってなかったので松方や大物スターを惜しげもなく殺しちゃったのかな。観直してみると文太の広能昌三があまりにカッコよすぎという感は否めないけど、ヤクザの下劣な人間性をここまであけすけに描いた任侠ものはなかったから、やはり実録ものヤクザ映画というジャンルを開拓した功績は大きいと言えるでしょう。あの有名なBGMとともに流れる恒例の死亡テロップ、年月日だけでなく午前・午後まで表示するところはまた芸が細かいです。でも、やはりこの第一作は金子信雄のためのストーリーだったのかもしれません。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-03 21:57:05) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 役者の力量、エネルギー、熱い感情等、全て昨今の日本映画にはないものを感じることができる。あの時代だからこそ撮れた映画であって、この顔ぶれだから成り立つ映画でもある。菅原文太のラストの台詞がこの映画を物語っていると言ってもいいぐらい痺れる。山守さん、まだ弾が残っとるがよ。この台詞を真似したい。使いたい。まだやるべき仕事があるのに帰ろうとする先輩に、〇〇さん、まだ仕事は残っとるがよ。と言ってやりたくなることが時々ある。タイトルに偽り無し!正に仁義なき戦いである。ドキュメンタリータッチでのヤクザの戦い、これを観てヤクザに憧れを持つなんてのは間違いであるが故に、ヤクザ社会の恐さ、人としての仁義、更に広島=ヤクザの街、という誤解を招いてしまいそうな作品でもある。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-08-15 22:43:18) (良:1票) |
36.たぶん三回目の鑑賞、たまに観たくなるシリーズ。殺しあい以外に筋書き覚えてないし。 ただし、勢いと熱量がハンパない! こんなじゃ命がいくつあっても足りない! だから後々ゾンビのように同じ役者が現れる(笑) 殺人シーンで使われる音楽(効果音)は今だにTVのバラエティで始終使われているのも凄い! 善かれ悪かれ日本映画界に実録ものとして衝撃を与えた作品であることは間違いない。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-05-09 23:47:52) |
35.なかなか面白かった。今は亡き名優たちの演技が非常に光る。というよりこれを観てないと彼らを語れないので鑑賞したのだけど。筋は荒いもののエネルギッシュな演出はいいなあ。当時に日本アカデミー賞があったら助演男優賞があったら確実に金子信雄が受賞してる。ちょっとグロの中にユーモアを添えているのが彼。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-05-15 10:39:40) |
34.《ネタバレ》 終始緊張感のある展開で面白かった。サウンドの入り方も絶妙。ただ広島死闘編を観た後だったので、全体的な迫力が少し負けているのと、最後もうひと押し(親分何とかしてくれ)欲しかったというのが本音です。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-11-06 12:41:55) |
33.シリーズ初見ですが家系を重んじるマフィアとはまた違って意外と面白かったです。菅原文太の渋さが光ってました。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-30 22:10:31) |
32.一時期このシリーズにハマったが、なんでハマったんだろう。 暴力的な猛々しさへの無いものねだりか。 それぞれの欲望や思惑が錯綜し、陰謀、裏切りの終わりない抗争に不毛な虚しさが漂う。 今や大御所となった面々が、みんな若くて面構えがギラギラしてる。 梅宮&菅原の兄弟分の男気あふれる暴れっぷりと、対照的に金子信雄演じる山守組長のクズっぷりが見事。 戦国時代の権謀術数を見るようでおもしろい。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2014-10-12 21:55:20) |
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30.《ネタバレ》 全作への批判になります。 例えば明智光秀にインタビューして織田家の内幕物を描いたならば、信長は性格が破綻した基地外、秀吉は阿諛追従が上手なだけが取り柄の下賤なやから、あとの武将たちは無能な田舎者、こういったトーンになったことは間違いないと思う。 実際に起こった事件を物語化するのに、完全に一方の当事者だけの言い分を鵜呑みに物語、映像化までしてしまうってあまりに常識にかけるのでは。 (ぶっちゃけ、それまでにどんな経緯があろうが、どんな場合も「他国」からの侵略者のお先棒かつぐ行為を正当化しようとするのがそもそも無理な話で、例えば、戦前治安維持法で酷い迫害を受けた共産党員が、旧ソ連の手先になって国内をかき回したら、それは非難の対象になるのでは) あと、全体に流れる暴力を肯定まではいかなくても、一切否定しようとしない立ち位置、そのために何の罪もない一般市民に及ぼす被害の描写を最小限にしぼる姿勢にも疑問を感じますね。 さすが、戦前の侵略行為を肯定し、再び軍事力の行使によって資源の奪い合いに参加できるような国づくりを目指す新聞社の雑誌に連載された物語だけのことはある。 でも面白かった 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-05 12:09:24) |
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29.《ネタバレ》 熱さと暑さと勢いと執念だけでここまでの世界が完成してしまった、奇跡のような作品。ただし、この作品を強烈に印象づけているのは、白黒をつけると思ったら実はつけておらず、それでいて着地点として決まっている、あの絶妙なラストシーンだと思う。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-24 01:12:18) |
28.見たあとは暫くの間、街の景色が違って見えるタイプの映画ですね。何言ってるのかわからないシーンもありましたけど、面白かった!迫力に圧倒されっぱなしでした。こんな映画が撮れていた時代があったのですね。驚きました。群像劇は人の名前と顔を覚えるのが苦手なのであまり好きではないんですが、役者の顔と演技が濃すぎるせいですぐに誰が誰なのか理解出来ましたよ。何度でも見たいと思える映画でした。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-10-01 17:10:19) |
27.《ネタバレ》 『狙われる者より、狙う者の方が強いんじゃ・・・』 ん~、菅原文太が渋くてカッコいい。 これは当時劇場で観た方々の多くは、映画館出た後に文太になりきっていたのではなかろうか・・・? 広島出身でもなかろうに、言葉の語尾も“じゃけんのぅ”とやたら言ってみたりして・・・ まぁ若干エグいシーンもあるけど、躍動感溢れる映像と例のテーマ曲、そして豪華なキャスト・・・ 色んな意味でインパクト大な作品なんだけど、やっぱ文太ありきの映画だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-01 15:16:40) |
26.《ネタバレ》 仲間だと思ったら裏切られたり。本心が分からない怖さと悲しさがある。真面目であるほど痛々しい世界。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-08-04 14:04:09) |
25.《ネタバレ》 熱と厚さ、説得力のある役者たち。山守さん、玉はまだ残っとるがよ。渋い! |
24.《ネタバレ》 やっと観ました!ちゃららーちゃららー!!もうテンションあがりますね。菅原文太さん、松方弘樹さん、梅宮辰夫さんみんなカッコいいんですが、ちょっと殺し過ぎですね(笑)そんななか金子信雄のタヌキっぷりはお見事でした。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-26 20:31:52) |
23.《ネタバレ》 実は苦手なカテゴリーの本作 ちょっと避けてはいたのですが… ご縁がありまして鑑賞 画面からほとばしるかの様なエネルギーがスゴイ+有名すぎる音楽のマッチングがこれ以上なく合っている 終戦直後の混沌とした状況下の中 杯を交わした男達の、まさに「仁義なき」戦い 次から次に殺されていくめまぐるしい展開にちょっと付いていけないながらも 恐ろしく「近い」カメラに 制作側の想いと熱い男達の共演にしびれた次第でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-10 22:03:15) |
22.深作欣二監督の代名詞的な映画で昔から見たいと思っていた映画だが、東映のヤクザ映画を見るのに抵抗があり、一部のシーンはテレビの日本映画特集番組などで見ていたものの、全編見るのにはなかなか手が出なかったが、ようやく見た。冒頭のキノコ雲の写真をバックに流れる有名な音楽(実際に映画を見ていなくてもこれまで幾度となく耳にしている。)から興奮させられるし、映画が始まっても深作監督らしいテンポのいいエネルギッシュな演出で引き込まれる。しかし、登場人物の人間関係をこちらが把握する前に殺し合いが始まってしまうのでゴチャゴチャした印象があるのも事実。でも、深作監督のダイナミックな躍動感あふれる演出は見ていて飽きないし、なにより実話ベースで当時まだ問題となっていた事案を題材にし、尚且つ実在するヤクザをモデルにしているだけでも企画の日下部五朗や、深作監督、脚本の笠原和夫といったスタッフの尋常でない挑戦心を感じられる。俳優陣も濃く、ヤクザ映画、そして、深作作品でも初めて見る菅原文太が渋く、存在感を発揮しているのをはじめ、出てくる男たちがみんな熱く、これぞ男の映画という感じ。山守役の金子信雄がはまり役と言われているが、自分が生き残るためなら何でもするような男を見事に演じており、本当にはまり役だ。(個人的には金子信雄と言えば小学生の頃に風邪引いて学校を休んだ日にたまに見ていた朝日放送の料理番組の司会というイメージが未だにある人なのだが。おいおい。)ラストの葬儀場で広能が拳銃をぶっ放すシーンはなにか見ていて爽快感を覚える。ガラが悪いのでちょっとまだ抵抗はあるかもしれないが、続編も見てみようという気にさせられるような面白さはあった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-10 13:43:30) |
21.仁侠映画のイメージを覆してくれた作品。 まさしく仁義もへったくれもない暴れっぷりがえげつないぐらいにスカッとさせてくれる。殺伐とした空気がビンビンに伝わってくる。お気に入りの成田三樹夫氏が本作に出ていないのが残念。 【円軌道の幅】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-27 23:17:48) |
20.テンポの速さとあの有名なテーマ曲、そして豪華な出演陣が相俟ってヤクザ映画の模範のような作品でした。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-17 16:24:16) |