3.《ネタバレ》 これ、何気に良作。
高度成長が成熟しきって、経済的に一般家庭も豊かになってきた時代、そんな日本を色濃く感じる作品。
令和のこの時代よりも、とても豊かに感じられる。
田中邦衛がモテる男で、しかもウホッホと咳をする(ウホッホなんて咳をする男はモテないだろうし、そもそもウホッホなんて咳、聞いたことないよ!)。
これがやたらにコミカルで楽しい。
離婚にいたる過程を描いてはいるが、どこか平和な空気が漂っている。
未来はどうにかなるだろうという明るい見通しと楽観的な感じが、この時代に見ると逆に新鮮だったりする。