1.《ネタバレ》 こちらでの評価が低かったのであまり期待はしていませんでしたが、それが功を奏したのかかなり面白かったです。
頭からっぽな自分にぴったりのエンターテイメント作品。
『自分が特別な存在だったら』っていうのは誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。それを具現化してディズニーテイストのアクションに仕上げています。夢があってわくわくしますね。
グロい描写はまったくないし、血はいっさい出ません。ですが狼やドラゴンに追いかけられるのはなかなかの迫力でスリルがあります。
バルサザール達がくりだす魔法も破壊一辺倒ではなく、鏡の魔法や絨毯の魔法、車を変身させる魔法など多種多様。見ていて飽きません。
ストーリーが単純明快なのも良い。悪い魔法使いを復活させて、世界を破滅させちゃろう。ちょっと待ったー。そんなことはさせないぜ。だから選ばれし君の力が必要なんだよ。っていう王道も王道のストーリー。ストーリーがわかりやすいほうが物語の世界に入り込みやすい私にとって、非常に相性の良い作品でした。
主人公が簡単に魔法を習得していっちゃいますが、尺を考えれば仕方がないことか。逆にエンターテイメントと割り切って、テンポの良さを重視し、面白いシーンをたくさん入れることを優先したと考えれば評価できます。
ラブコメとしても王道すぎる展開で、楽しいシーンが多く、家族で楽しめるファンタジームービーです。