9.《ネタバレ》 これだけ多くの人が裁判に絡んでたら『何が目的』なのか、わからなくもなりますわな。 爽快感ではなく悲壮感漂う映画でしたがナカナカ見応えがありました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-09 17:51:59) |
8.《ネタバレ》 トラボルタかっこいいですね したたかなR・デュバルもさすが 金策に苦渋する様子も生々しい 実話ものなので、派手さは無い これみよがしな女の人もでてこない(笑) しかしやはり重みが違う 弁護士としての勝ち負けの尺度は何なのか 金か?名誉か? それとも正義なのか 14ドルとラジオだけまで「丸裸」になった主人公の答えは? その答えはきっと最後の微笑みにあるのでしょう トラボルタお見事! おまけに最後に出てきたキャシーにびっくり!(エンドロールに名前出てないし) いやー最後にいいとこ持ってかれた感じですね(笑 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-14 08:54:56) |
7.普通の法廷ものを期待すると裏切られる作品です。本作における取捨選択の基準は独特で、哀れな公害被害者や法廷闘争の扱いはあくまで控えめ、物質主義者だった主人公が人情で動く弁護士に生まれ変わるまでの過程が映画の中心となります。最大のクライマックスであるはずの評決がラストでテロップ処理された時にはさすがに驚きましたが、これは脚本・監督を務めたスティーブン・ザイリアンの潔さの表れでもあります。すべてを描けば3時間超えの散漫な映画になるかもしれなかった物語を断腸の思いで整理し、描く対象を絞り込むことで上映時間を2時間に収めてみせたのですから。。。 まずはっきりさせるべきは、これは法廷闘争をメインにすべき物語ではなかったという点です。というのも部が良いのは圧倒的に原告側であり(そもそも主人公が案件を引き受けたのは勝つのがわかりきった訴訟だったからだし、実際、被告企業はかなり早い段階で和解を申し込んできている)、これでは勝つか負けるかのスリルが生じえないからです。この物語がドラマチックなのは、金で幕引きをしようとする被告企業からの申し出を拝金主義者だった主人公が断り、借金を重ねてでも巨悪を暴こうとした点にあります。この映画はその点を思いっきりクローズアップしますが、この判断は正解でした。主人公は財産も友人も失い、被害者たちからは「こんな安い賠償金で納得できるか」と罵られてたった一人になるのですが、それでもなお戦い続けて公害企業を廃業にまで追い込みます。この執念をきっちりと描くことに成功しているからです。また、爽快な部分はあえて削ぎ落とし信念に固執することの苦しみを中心に据えることで、「エリン・ブロコビッチ」や「レインメーカー」のような爽快感重視の作品とは一味も二味も違う独自の立ち位置を確立できています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-07-04 01:50:08) |
6.《ネタバレ》 この映画の後で「エリン・ブロコビッチ」を見るべきだった! そしたら2倍カタルシスを味わえた。問題の水が入ったコップが印象的に何度画面に映し出されても、シュリクマン弁護士はぴんとこない(別の突破口を開きはした)が、エリンは抜け目なく汚染された水を交渉相手にふるまうしたたかさに出る。この打てば響く演出を見ても、家事の経験や母性本能をもつ女性に男性はとうてい勝ち目ないかも(笑)。同じキレ方でも、シュリクマンは1人部屋にこもって物をなぎ払い、エリンは誰であろうと不愉快な相手に説得力のある痛快な啖呵をきる。また遺族と弁護団、事務所の各チームワークがばらばらな「シビル」に対し、「エリン」では原告たちの個人情報を全て暗記し、個人レベルで励まし続け、ラストでは全ての人間関係、莫大な賠償金、高額な手当を手中に収めた。ただ、だからといって「シビル」が駄作とは思わない。あくまで民事における失敗と成功の各好例ということだ。蛇足だが、原告の女性には心底腹が立つ。ラストはもとより冒頭のラジオ放送の飛び込みからして失礼千万。自分の問題に強引に関わらせたせいで他者の生活を脅かしたとは考えないのか。世話になった弁護団をねぎらうどころか無能呼ばわりするようなモンスター親など、同情する気には到底なれず。ただ視聴者がこの女性に共感できるよう作られていなければ、この作品にとっては致命的なのでは。 【tony】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-28 23:12:19) |
5.《ネタバレ》 終わり方があっさりしており、あまり印象に残る作品ではなかったけどもロバート・デュヴァルが余裕のある演技でイイ味を出していました。私財を投げてまで戦うトラヴォルタの姿勢もカッコよかったです。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 20:56:30) |
4.とにかくトラヴォルタが弁護士には見えなくて、見えなくて困ったデス。逆に愛嬌ありすぎてギャングにも見えない。リトルイタリーの商店街のあんちゃんというのがぴったりだと思うんだけどなあ。脇役はかなりのものです、地味だけれど渋く芸達者な俳優たちがしっかり脇を固め作品に重みを持たせたと感じる。ジェームズ・ガンドルフィーニの子だくさんの労働者というのはハマってましたねえ。ランニングにサスペンダーがよく似合う人です。訴訟ものにしては法廷シーンを思い出せないのはなぜなんだろう。金策に走り回り、トラヴォルタの元から離れていく人、窮地に追い込まれていく様が印象強いです。 【envy】さん 7点(2004-08-27 08:53:50) |
3.アメリカの訴訟ってまさに生きるか、死ぬかなんですね。懲罰的罰金が高騰して社会問題になってるぐらいだからねえ。単純にハッピーエンドにならないのも、裏切られた感じでいいですね。実話を元にした良質サスペンスです。 【tantan】さん 7点(2004-08-26 23:14:02) |
2.これまで自分が見た訴訟系映画では一番面白い部類でした。トラボルタ、デュバルもハマッててよかったと思います。 |
1.主役のトラちゃんも頑張ったけど、この映画の見所はデュバル、ガンドルフィーニ、メイシーらの存在感のある堅実な脇役ではないか。彼らが堅牢な土台を支えているから、トラちゃんが暴走しても安心して観ていられた。デュバルの余裕シャクシャクの老弁護士役は、似合ってたね。 【ぶんばぐん】さん 7点(2002-05-07 15:09:00) |