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彼らが本気で編むときは、

[カレラガホンキデアムトキハ]
2017年上映時間:127分
平均点:6.90 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-02-25)
ドラマ
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タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督荻上直子
演出飯島奈美(フードスタイリスト)
キャスト生田斗真(男優)リンコ
桐谷健太(男優)マキオ
ミムラ(女優)ヒロミ
小池栄子(女優)ナオミ
門脇麦(女優)佑香
田中美佐子(女優)フミコ
りりィ(女優)
井上肇(男優)
脚本荻上直子
撮影柴崎幸三
製作電通
ジェイ・ストーム
パルコ
編集普嶋信一
照明上田なりゆき
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4.《ネタバレ》 LGBTの方の、Tの映画でした。
生田斗真が身も心も声色も、美しい女性を演じています。
一歩でも間違えたら、おもしろ演技になってしまう紙一重の設定ですが、高い演技力でクリアーされています。
桐谷健太の演技は一見棒読みに聞こえ不安でしたが、だんだんと味のある演技に見えてきました。
重たいテーマで、タイトルもまさかチ○コを編んでるって分かったときはある意味衝撃だったけど、最後は少し泣いてしまったり。
あのカップルは子供を育てる楽しさや幸せを中途半端に知ったまま子供を手放すことになり、子供はネグレクトの親(更正したのか?)の元に戻り、同級生の友達は心に闇を抱えたまま…。
冷静に見ると、末路が幸せそうな人はあんまいなかったけど、それは分からない。
こういう映画にありがちなのは、リンコさんに苦悩を与えるために過剰な悪人を並べすぎというか…。
さすがに初対面であんな露骨に差別する人、いないし!
アーウーマンデさん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-03 11:02:07)
3.《ネタバレ》 皆さんの言われてる通り、確かに難しいテーマをさわやかにさらりと描いています。
荻上監督らしい一品だと思います。

昔から、ゲイの人たちと子どもの相性はいいみたいです。
そのような映画が多いですもんね。
始まりは「非バランス」あたりからでしょうか・・。

でも、リンコさんが引き取って子育てをしてみて、難しい年ごろになった時の女の子と格闘してみて、
本当の「母親」になるような映画も観てみたいです。
こうなるともうメルヘンではなく、人間を描いた大作ですね。
でも日本映画界に居並ぶ有能な女性監督たちに、是非挑んでいただきたい内容だと思ってます。

にしてもトモちゃん、いいですね~。
何かこの子役の俳優さん、将来、活躍してくれるんじゃないかって思いました。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2018-02-03 19:20:51)
2.《ネタバレ》 荻上監督らしからぬトランスジェンダーといった難しいテーマでしたが、、監督の個性ってどうしても作風に出ますね(笑) 内容のわりに、ほのぼのとした空気は本作でも健在でした。監督、そして主演二人ともに新境地に挑戦したことは、大いに評価したい。先般で既に言われていますが、LGBTのカップルと他人の子、この組み合わせはまさに近年の「チョコレートドーナツ」を思い出しました。その展開はかなり違いますが、やはり感じたのは人と違う生き方を選んだ人たちには、それなりの"覚悟"がある、ということです。そして彼らは自分たちの問題行動が差別や偏見を助長することを承知していて、本能的に我慢すること(耐えること)で自らを守っています。トモがママレモン?で相手を撃退した場面が印象的でしたが、彼ら二人であったらきっと耐えたでしょう。でも決して、その心中はおだやかではありません。108個のちょんぎった"あそこ"、送られてきた巨大なおっぱい。とても本作をよく象徴する小道具であり、心のうちを出さない彼らの叫びを代弁しているように思いました。怒り、悲しみ、失望、、その感情の全てを編んで、燃やして、心を浄化することにより、彼らは耐えていると思う。(何かが大きく変わるわけではありませんが、)たくさんの人に観てほしい映画ではありました。
タケノコさん [映画館(邦画)] 7点(2017-03-05 17:06:48)
1.《ネタバレ》  ふんわりとしたタッチの中に偏見や差別、育児放棄といった問題が編み込まれていて、その弱者であるがゆえの脆さが心に痛い映画。

 LGBTのカップルと育児放棄された子供の共同生活というと『チョコレートドーナツ』を思い出しますが、この映画では登場人物達は差別や偏見と戦いません。ひたすら耐え忍ぶ、逃避する、やり過ごす・・・当然、勝利する事はありませんし、ゆえに勝利のカタルシスもありません。
 途中でトモが台所洗剤で攻撃するシーンに爽快感を覚えたりするものの、それは間違った事として否定されますし、リンコが男性病棟に入れられた事を差別だとして怒るマキオに対しても何の対応もされません。自殺未遂のトランスジェンダーの少年に未来が開ける事もありませんし、最終的に誰かが救われる事もありません。
 もっと世界と戦っていいんじゃないか? あまりに被虐的なんじゃないか? とも思うのですが、この中で勝利した事で現実の世界で何かが変わる訳ではありませんからね。カタルシスはそこで完結させちゃうためのものですし。

 リンコと母、マキオと姉、その姉、トモと母、少年と母、それぞれの関係を通して、家族だけは理解し、味方になってあげなければならない事が強く示されます。社会や世間がいかに無理解で、牙を剥いてこようとも、家族が理解し、居場所があれば生きてゆける、と。徹底的に父性が排除されている点にどんな意図があるのかはちょっと理解し難く気になりますが。男はマキオや老人ホームの年寄りを見てもただのガキとしての立ち位置しかないような感じ。

 残念ながら生田斗真が『予告犯』や『グラスホッパー』や『秘密』の生田斗真その人、リンコというキャラを演じてる人にしか思えなかったのは、私の想像力の欠如が原因かな。でもそういう人の「演技」はそうだよね、っていう感じで、ナマのそういう人の感覚がどうにも薄かった気がするのですよね。

 世界が理解を示してくれればいい、けれどそれはあまりに遠い道、ある意味絶望的、ならば理解ある人だけで繋がる世界であっても仕方ない・・・って、それは色々な偏見や差別と同じ地平に繋がっている訳ですね・・・
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2017-02-28 23:26:11)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.90点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5220.00%
6110.00%
7440.00%
8220.00%
9110.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review2人
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