2.かつてベトナムで共に戦った3人の戦友が2003年に再会する。
仲間の1人の息子がイラクで戦死。その遺体を引き取る旅に出て、故郷に埋葬するまでを描くロードムービー。
自分達はベトナムで戦った。息子の世代はイラクで。
ベトナムの戦後モノでありながら、今も終わることのないアメリカの戦争を絡めていく世代をまたぐストーリー。
反戦のメッセージを前面に押し出す映画ではないですが、彼らアメリカのいち市民としての愛国心と、複雑な思い。
時にはバカ話もしますが、(特に貨車で息子の戦友と一緒に語らうシーンがいい)少しずつ彼らの心の内が語られていく。
それらの1つ1つが見る者の心に少しずつ響いてくる。そのキャラクターや役割分担も含め、演じる3人の男たちが素晴らしかった。