ビブリア古書堂の事件手帖のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ビブリア古書堂の事件手帖

[ビブリアコショドウノジケンテチョウ]
2018年上映時間:121分
平均点:5.13 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-11-01)
ドラマミステリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-07-05)【イニシャルK】さん
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監督三島有紀子
キャスト黒木華(女優)篠川栞子
野村周平(男優)五浦大輔
成田凌(男優)稲垣
夏帆(女優)五浦絹子
東出昌大(男優)田中嘉雄
神野三鈴(女優)
高橋洋〔俳優〕(男優)
酒向芳(男優)
桃果(女優)
小林颯(男優)
並樹史朗(男優)
青山真治(男優)
長内美那子(女優)
山本郁子(女優)
松岡依都美(女優)
渡辺美佐子(女優)
脚本渡部亮平
音楽安川午朗
作詞桑田佳祐「北鎌倉の思い出」
作曲桑田佳祐「北鎌倉の思い出」
編曲サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」
原由子「北鎌倉の思い出」(弦編曲)
主題歌サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」
企画小川真司〔プロデューサー〕(企画プロデュース)
制作角川大映スタジオ
配給20世紀フォックス
KADOKAWA
衣装宮本まさ江
編集加藤ひとみ
照明木村匡博
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3.《ネタバレ》 今は本が読めない体だが、かつては日常の謎系ミステリというのが好きだった。北村薫全盛の頃。どうやらこの話はそういったモノらしい。序盤に青年が持ち込んだ本に秘められた謎を示すところなどは、(ホームズの来客への推理のように)多少強引ではあるが、美少女店主の才能を充分に見せていて見事。映画は過去のおばあさんと小説家志望の若者の話を現代と交互に見せて、視聴者には良く分かる仕掛けになっているが、登場人物たちが何によってどこまでその辺の事情が判明しているのか、良く分かりにくい。青年は自分のおじいさんの正体を『切通坂』で知ったのだろうが、あくまで小説だよ、それ。いや、待てよ、小説家青年は彼女が身ごもったことを知っていたのだろうか?そんな描写は無かった気がするが。
さて、ミステリの醍醐味は謎が提示されて探偵役がそれを解明する見事さにあると思っている。その点本作は「これだ!」という解明が無くダラダラと成り行きで話が進み犯人が強硬手段に出る。
あのタイミングで青年が襲われた時点で、それを持っていると「知っている」あの男が犯人だと指摘する描写が必要だろう。栞嬢ほどの人なら当然分かっていたはずだが、まんまと油断して追い詰められてしまう。仕込みの犯人に導くために、伝票の書き方や本の「焼け」を再現する男が、最後に随分と稚拙でちょっと繋がらない。また、最後の闘い時に本を投げ捨てちゃうのは探偵側の敗北のように感じてしまうのは、「本よりも大切なものがある」という部分の説得力が映画的・物語的に表現できていないのではないかとも思う。
まあ、色々と不満点もあるが、キャラクタ的に好感度高いし、楔の伏線は見事だったと思う。そして何より大人になった夏帆ちゃんの演技に心動かされてしまいましたよ。だから点数高め。
最後に栞さん、余計なお世話ですが、たかだか鍵を出すだけで男の目の前であんなに胸元を開けちゃいけませんよ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2019-05-01 19:57:49)(笑:1票)
2.《ネタバレ》 また、こりゃ使えない男(ヒーロー役)だな~と失笑してしまったが、
訳があったんだね。
因縁の二人の対決だったわけだ。
でも最後の台詞は、君のものじゃないね(笑)
華ちゃんの笑顔がナイスでした。

う~ん、本とミステリー、相性いいので、面白い素材だとは思うけど、
せっかく鎌倉が舞台なら、「鎌倉ものがたり」であれだけのSFXを使ったんだから、
もっと創造力豊かな、名作「薔薇の名前」のようなミステリーが観たかったというのが正直なところ。

でも三島監督だもんね。女性らしいまとめ方で好感持てます。
誰か骨のある監督さんが創る、日本文学史とSFXを使った歴史ミステリーで挑む
壮大な本の物語を観てみたいですね~
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-09-23 00:21:03)
1.《ネタバレ》  文学的なるものの映像化、という点で、とてもよくできた映画だったと思うわ。
 文学世界を映すような、静かでしっとりした映像にウットリ。

 過去部分の、東出昌大と夏帆のドラマの、ひたすら抑制された演技、淡い色調、明確なコントラスト。どれもとても美しく。
 それに対して現代部分の、黒木華と野村周平のドラマはモノトーンとカラフルの対比、静と動の対比で面白く。
 ここまで気持ちいいレベルのライティングの映画って、なかなかないわ。

 そういう、技巧を凝らした世界の中で文学について奥行き深く探ってゆくような作風がとても楽しく、また心地良く。

 肝心のクライマックス部分、真実が明らかになる部分が、なぜかとても陳腐になってしまって、あそこさえなければ今年のベストテンに入るくらいに良かったのに、って感じで本当に残念。なんであの伏線が張ってあった仕掛けをオチにしなかったのかしら? アレだけで十分で、その後のカーチェイスと堤防のアクションは完全に蛇足、アレで映画がすっかり弛緩しちゃったわ。

 それでもここ最近の邦画の中ではかなりハイレベルな作品ね。他が酷いの多過ぎなのだけど。
 そうそう、これを見る前に森田芳光の『それから』を見ておくべきなのかもしれないわ。アタシは見た事がないのだけれど・・・
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-01 20:21:15)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 5.13点
000.00%
100.00%
200.00%
316.67%
4533.33%
5320.00%
6320.00%
7320.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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