29.ホアキンフェニックスさんのなりきりぶりに感心。 アップの画面がずーと続く。 こちらはいたたまれなくなる。 ダークなオーラをまき散らす。 痛い、痛い、心がきしむ。 良く出来ているなと思うけど、なんか私には合わない。 これはバットマンのスピンオフ作品らしい。 単独作品であれば、ふに落ちる。 私の中ではジョーカーはヒースレジャーさんだなと感じた。 そして、この作品を気に入った方の気持ちも分かる。 好き嫌いがはっきり出るだろう。 感じ方が人それぞれ違うのが、映画の楽しみだと思う。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-21 21:21:03) (良:1票) |
28.バットマン本編を一度もまともに観た事ない自分が、話題性だけで観に行った映画。 鑑賞前はアメコミヒーローのスピンオフ作品ということで、たかをくくっていた部分があったが、 鑑賞後には、これはむしろスピンオフだからこそ成立した特異な映画だなと考えさせられた。 例えば、実在の事件や悪人をモデルにした映画として撮られていたら不謹慎で観ていられないし、 完全に独立したフィクション映画でこの内容だったら、単なる暗い映画で終わってしまう。 この主人公が後のバットマンの悪役へと繋がっているからこそ どん詰まりに見える終わり方でも、今後に繋がる広がりを感じられるし キャラクターの掘り下げとしても充分にこの映画が活きてくる。 本編のバットマンには興味が無かったが、自分にとってこの映画が本編を観てみたいと思わせる原動力になりそうだ。 【勾玉】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-01 16:52:33) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 プロット自体はそこまで優れていないが、ホアキンフェニックスの演技力のおかげで楽しめる内容でした。ちなみに自分の周りでは概ね男性陣の評価は高く、女性陣の評価は低かったです(北米、ヨーロッパ出身の友人)。 気になった点 ・反社会性パーソナリティについて 本作でホアキンフェニックスが演じていたジョーカーは、精神科受診歴こそあるものの、反社会性を示唆するものはそれまで描かれていなかった。仮に救いのない状況に陥ったとしても、(10代ならまだしも)中年になってから本作のように超短期間で反社会性パーソナリティを獲得するのは臨床的に考えにくい。 みたいなツッコミ所を同僚の精神科医たちと話して盛り上がりました。それも込みで面白かったです。 【なす】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-10-16 22:46:34) (良:1票) |
26.《ネタバレ》 このジョーカーはバットマンと相対するジョーカーとはまた違うってのを見たけど実際どうなのかは知らない。 と言うかバットマン未見でいきなりこれ見たので、分かる固有名称はゴッサムシティだけって言うね。 近々2が公開されるらしいがここからバットマンに寄せていくのか、それともあくまで独自解釈を貫くのかは気になる。 内容に関しては散々書き尽くされているので今更感はあるが、可もなく不可もなく(いや可の方が多いか)の人生歩んでる身からすると随分と八つ当たりしてるなって感想でした。 惜しむらくは初代TANAKERを見る前に見ればよかった・・・。あれのせいでコメディが拭えない。 ここから蛇足。 昨今頻発する無敵の人による無差別殺傷を「ジョーカー」って一括りにするネットの風潮は違うだろと以前から思っていたが、この映画を見て改めて実感。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-01 14:02:40) |
25.《ネタバレ》 バットマンの悪役のジョーカーの生い立ちをリアルに描いています。 おかしくもないのに笑ってしまうという精神障害もあるのだなと勉強にもなりました。 殺人はもちろん悪いのだが、資本主義の弊害でもある格差社会で生きていくことの大変さを見せられました。 THat's lifeというシナトラの歌がものすごくマッチしています。 最後に禁煙者はこの映画を観てはいけない。 【キャメル】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 01:58:18) |
24.ヒーロー物は予定調和過ぎて敬遠しているのだが、 ジョーカーだからきっと大丈夫と思って観てみたら、 正解。面白かった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-17 20:31:00) |
23.ジョーカーは生まれつきジョーカーだと信じたい。 【TERU】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-07-16 22:01:27) |
22.《ネタバレ》 もうこれは、ホアキン・フェニックスの演技と役作りに尽きる。シナリオ上のアラとか突っ込みどころも、彼の存在がすべて吹き飛ばす。それくらいのパワーとテンションが、皮膚一枚の下にじっと封じ込められている。しかも、ジョーカーという役はすでにヒース・レジャーという映画史に残る伝説が目の前に存在しているわけで、それに対して別アプローチから堂々と挑んでいった心意気も賞賛したい。そうそう、フランセス・コンロイの地味な怪演も、ホアキンの存在を裏から支えることに貢献している。●ふと振り返ってみると、この作品、すべてのシーンが彼から見た描写(彼がいない/見てないシーンは存在しない)ということでいいんだっけ?よく考えられてますねえ。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-06 01:24:42) |
【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-21 18:09:04) |
20.《ネタバレ》 バッドマンのスピンオフ作品 悪役JOKERの誕生秘話ですが、思っていたのと違う それがこの作品の一番気持ち悪いところで JOKERと言えば、悪逆非道の男 幼少期から異常な行動・考えを持った男が成り果てる者と思っていたが、 蓋を開けてみれば、確かに生まれは遺棄孤児・虐待からの精神病はあれど人を笑わせたいという夢を持ち、 母親の介護をしながらピエロの仕事をこなす男だったということ 後半の群衆もそうだが、置かれた環境においては誰しもがJOKERに成り得るという表現の仕方が上手いと思いました。 上記の繋がりで、ラストのワンシーンも演出になっているのではないかと思っています。 今回の主役となったJOKERの後半は妄想ですが、現実にはあの暴動が起き、ブルースの両親は殺されています。 同じように、今置かれた環境に絶望した男がふとしたきっかけでJOKERになったのかも JOKERとは一人を指すものではなく、環境が生んだ成れの果てをJOKERと呼ぶのではないかと思いました。 勝手に妄想して高得点になっちゃってます。考えすぎでそんな意図なかったとか言われたら5点くらいです。 ホアキン・フェニックスの怪演は見事 後は、ラストのワンシーンの意図次第ですが、私は勝手に妄想してこの点数です。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-11 04:03:04) |
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19.アメコミのスピンオフ企画で、2019年版のタクシードライバーを撮ろうという、何とも尖がったコンセプトの映画。バットマンシリーズのつもりで気軽に観始めると、痛い目に遭うこと間違いなし。それでも劇中で、ジョーカーが暴力を開放していく度に「それでいい」と思える自分がいた。自分の中にも確かにジョーカーがいる。そう感じさせてくれる映画だった。 【54dayo】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-26 09:19:47) |
18.《ネタバレ》 ちょっと期待ハズレではあった。 冴えない社会の最底辺の男が、どうやってジョーカーという、バットマン最大の強敵にまでのし上がるのか、その過程をとても楽しみにして観ていたのだが、中途半端に終わってしまい残念。 全編とにかく、主人公は社会で虐げられ、悲惨で鬱屈した生活を送っているだけに、後半でジョーカーとして覚醒し、バットマンシリーズで観られるような強力な力を手に入れて社会に報復するような展開であれば、カタルシスが解放されすっきりする。そしてそれを期待した。 しかし、全くそうはならない。ガッカリだった。 全身赤系統のスーツを身にまとったところは、かなりかっこよく、よし、ここからついにジョーカー覚醒だ!っておもったんだけどなあ、その後も冴えないイカれたオッサンであり続けた。 これでは、ただの社会格差から犯罪に走った男の映画になってしまう。 せめて、最後に暴動の民衆に囲まれてジョーカーが誕生する(かのように見える)シーンで終わっていればいいんだけど、それすらも、結局幻だったのか?と思える終わり方をしてしまう。 最後の最後でも、これから、ジョーカーとして強大な力を得ていく・・という匂わせすらなく、コミカルな追いかけっ子をして、最後まで「悲しいピエロ」で終わってしまう。 ただ、見るべきところはあった。 アーサー・フレックはよかった。痩せこけた体、禿げ上がった頭、陰気な顔、ジョーカー約としてはかなりのハマり役。 そして彼の好演もあって、社会の底辺の人間の鬱屈した生活、強烈な印象を残して、を見事に描いてくれた。 【椎名みかん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-19 14:25:19) |
17.《ネタバレ》 退屈せずに最後まで見れるのだが、主人公に感情移入はできない。生い立ちや環境に同情すべき点も多いのだけれど、被害者にとってはたまらない。酷い目に遭わせた奴らに復讐するのならわかる。でも、妄想ストーカーの餌食になったシングルマサーやラストの黒人カウンセラーは悲劇としか言いようがない。 ただ、その殺害シーンは自分を陥れた元同僚のときのように生々しく描かれてはいない。そこは省略されていたので、ジョーカーへの最悪の印象は避けられた。 悪のカリスマ誕生秘話としてはインパクトもあっておもしろかったものの、現実と妄想がはっきりしなくて少しモヤモヤが残っしまう。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2020-09-29 22:12:43) |
16.《ネタバレ》 悪のカリスマ誕生ってとこで終わりにしておけばなかなか良い出来かと思えましたが、最後に余計なシーンを入れたことで、結局どこからどこまで妄想だったのか、全て見る側に委ねて有耶無耶にし非常に締まりが悪く感じました。妄想オチだと結局何も描いてないのと一緒で個人的には非常に残念。ホアキンの演技は圧巻でした 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-26 23:55:33) |
15.どうしてジョーカーは生まれたのか。 かの有名な悪役の誕生を描いた、という意味では面白い映画。 ひとりの男が狂気に呑まれていく様はよくできてる。 「暗さ」と時折見せる狂気じみた「明るさ」 対照的な明暗の使い分け・切り替えもいいスパイスに。 絵面や雰囲気といった映像表現も素晴らしい。 ただまあ、暗くて退廃的で、気持ちの良い映画ではないのも然り。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-29 23:48:16) |
14.《ネタバレ》 そらまぁホアキン・フェニックス観てられますわ~。 ホント観てられた。 撮り方がうまいのももちろんあるとは思うけど、ひきこまれちゃったもんなぁ。 つまはじきにされた男の悲しみはいかばかりか。 徹底的に描かれます。 少しのロマンスも妄想とは、あまりにあんまりじゃねえすか? とはいえ事実は小説より奇なり的に、現実、もっと苦しい思いをしてる人や、映画でもそんな状態からでも正しくあろうとする姿に感動を覚えるわけで、これではやはり、、、ね。 ダークナイトでは人間の捨てたもんじゃない感でエンディングを迎えたのでまだ良かったですが、本作ではやはりオチが弱い。 あー、かわいそーだよねー、では仕方ないねもんね。 ま、キャラクターもののエピソードゼロ的な内容だから、それこそ仕方ないけど(笑) とにかくホアキン・フェニックスを観るべき作品だし、それだけで価値がある。 【ろにまさ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-02 21:24:13) |
13.《ネタバレ》 精神病を患いボロアパートで病気の母の介護をする男が、世間に蔑まれいじめられて追い詰められ犯罪者となっていく。そのわりには容易に美人と恋に落ちるとおもったがこれは妄想。テレビに取り上げられるところ、テレビに呼ばれるところも妄想と思ったが、これは事実? 街に暴動が起きることや、最後はヒーローに祭り上げられるのも妄想と思ったが…。本当にこんな人物がいたら猟奇的な犯罪を犯す精神病者として世間から排斥され、ヒーローになどなるわけない。「「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話」であることはあとから知った。 【エンボ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-23 14:51:03) |
12.《ネタバレ》 確かに面白かったことは面白かったんですけど、観ていてこれは完全に「キングオブコメディ」を元にしてるんだなと思いました。 あれの主人公をジョーカーでやってみようと思い立ったのでしょう。 そんなわけで、どうしても比較してしまうわけですが、私は少し気になるのは映画的な美的表現シーンですね。 主人公はいわゆる典型的な社会的弱者で、周囲の彼に対する扱いの酷さによって必然的に主人公に感情移入するようにできてるわけですが、 そういうリアルなテイストで描いてるもんだから余計に映画的表現が気になるんですよね。 階段で踊るシーンとか車から救出されるシーンとかラストシーンとか、実に映画的な表現。 だから、そこはジョーカーだからなんですよね。すごくリアルなんだけど、でもファンタジーで、 その辺の折衷さ加減が個人的には気になって。だから、いい映画だし面白いんだけど、アカデミーはないだろうなと思ってました。やっぱりそうだった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-11 20:22:56) |
11.とてもいいんですよ、とても。現代社会の病理を取り上げていてとてもいいんですけど、、 いちおうバットマンの世界ですよね。 ダークナイトのジョーカーの類型ですよね。 ダークナイトのジョーカーは私は許容範囲です。 バットマンであのジョーカーまで背伸びしたからほんとに素晴らしかった。 でもその方向でさらにジョーカーだけを個別に引き伸ばしてしまうと、バットマンの世界からあまりに遠くなってしまって、、 バットマンとは違う社会派の作品にしても良かったのではないのかなあ。 まあ、バットマンのジョーカーだからこそたくさんの人に見てもらえるし、稼げるというのもわかるんですよ。。 【woo】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-02-09 23:19:24) |
10.《ネタバレ》 ※評価変更しました。 先日酷評しましたが、世の評価と私の感覚にズレがあり過ぎるので三度見返してみました。私の場合は映画全体を真に受け過ぎていたようで、普通の心理ではない主人公を一生懸命理解しようとしても境遇が違い過ぎる自分には理解が及ばないことに気付きました。私の場合はもっと大きな視点、あくまで第三者の目線(例えるならカウンセラー的な目線)で鑑賞したほうが彼の状態がよく理解できるようです。 上記のように映画の見方を180度変えてみたら彼の苦しみ、心情などがよく理解できるようになりました。その上でのあのラスト、確かに素晴らしい映画でした。おかげ様で皆さまと同じ”アハ体験”が出来ました。+5点の7点です。 ・・・・・・・・・・ここからは以前の評価・・・・・・・・・・ やたら人気なので期待値マックスで挑んだのが悪かったかもしれませんが、この難解で気難しい作品を深く理解できるという方が多くてビックリです。年間100本ほど映画を見る私ですが、この「joker」という映画のほとんどの部分が理解できませんでした。 他のどなたかが「タクシードライバーに似てる」と書いてらっしゃいましたが確かにそう感じました。(私はタクシードライバーも内容が理解できず2点にしました) また、「恵まれている人には理解できない映画だろう」と書かれている方もいましたが、確かに私は恵まれているほうなのかもしれません。しかし裏を返せば、自分が恵まれていないと感じている人がなんと多いことか・・ マイナス思考&思い込んでいるだけでは?という気もしないでもないですが、自分の境遇に関しては主観の問題も大きいのでなかなか量ることができません。 確かに、、アーサーは同情的な境遇ではありましたが、世の中、悲惨な境遇の人でも立派に生きている人は沢山います。また、どんな理由があったにせよ人の命を奪うことは許されないと思われます。むしろ、大変な状況であってもプラス思考で明るく頑張れと言いたくなる映画でした。。 タクシードライバーの主演だったデニーロが批判する側に回っていたことに1点。後半、パトカーのボンネット上で踊るシーンに1点の計2点です。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-30 00:46:14) |