1.相変わらずの繊細で美しい作画と、優しさに満ち溢れた物語でとても良かったが、あくまでテレビアニメ版の蛇足に過ぎないというか延長線上というか、ヴァイオレット自身の物語としてはあまり新たな展開が無くて物足りない。ここが、“劇場版“ではなく“外伝“たる所以だろう。テレビアニメ版ではヴァイオレットが自分を取り戻して行く物語だったが、この外伝においては新たな依頼を完璧にこなすという事に終始しており、依頼主とも絆を深めて行くのだが、そこまで深入りしない為、むしろ依頼主が主人公のドラマであったと言っても良い。
そのドラマにしてもよくある展開というか、テレビアニメ版終盤のエピソードに比べるとそんなに感動するという事もなかった。
テレビアニメでやる分にはいいと思うが、劇場で公開するほどの話には感じられなかった為これくらいの点数。