7.《ネタバレ》 えっと、まずすみません。巷で絶賛のジョジョ役の子役なんですけど、
私この子あんまり好きなタイプの子役じゃないです。顔が好きじゃないです。
そのジョジョの想像上の友だちがヒトラーていうとんでもない設定でして、
そのヒトラー役をヒトラーが大嫌いであろう監督が演じるとか、なんかもうすごいことやってるなって感じ。
そんなことを思っていたらチャップリンの「独裁者」が浮かんだのでした。
ヒトラーを茶化して笑いをとる映画の先駆けとなったわけですね、改めてチャップリンの偉大さにも気付くというおまけもつきました。
音楽もビートルズに始まりボウイで締めてる。自由で大らかで既成にとらわれてないと感じる映画作りは好感持てます。
メッセージ性もしっかりあるコメディ。奇抜さだけじゃなくもっと情緒、情感が豊かになればいいなと感じました。
途中、ちょっとだけ退屈に感じるところもあったけど、ゲシュタポが登場するあたりから雰囲気は変わる。
レジスタンスであろうジョジョの両親、マニッシュで可愛い靴だなと注目したママの靴の使われ方には参った。
唯一ドキッ、ズキンときてしまった。
サム・ロックウェルがよかったなあ、まさに彼らしいサム・ロックウェルならではの役柄でした。