1.《ネタバレ》 映画を観るときに私が重視しているのは、その映画の空気感と言うか、全体に漂う匂いみたいなものじゃないかと思う。
この映画は舞台設定もキャストもあんまり癖がなくて、デジタルなものとは違う、明確な線引きのない柔らかな匂いが非常に心地よかった。抑えて抑えて演じている感じ、かな。
悲しくもあるけど、いくらか希望も見えるラストもちょうどいい温度だったと思う。
波留さんもいいんだけど、二宮君、やっぱりいいなあ。好きな役者だな。
そしてエンドロールでちょっと驚いたのは、原作ビートたけしだって。そうかあ。いい本書くなあ。